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有機農業ワーキャン最終日。がんばることを他人に強要してしまっていた日本人。(海外遊学Day118)
こんにちは。
おもちです。
大学4回生のとき1年休学して、
約10ヶ月で29か国を訪れました。
当時の日記を書きおこすことにしました。
取り柄も特技も特になく平凡ポジティブな私のひとりごと。
読んでくれると嬉しいです。
2015年8月22日(土)
有機農業ワークキャンプも、はやいもので20日間が過ぎた。
毎晩ベッドで目をつむったら雑草抜きの残像が出てくるくらいには、自然と向き合った。
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今日はここを出発する日。
朝、起きてばたばたと、キャンプフィールドを後にした。
時間があまりなかたっけど、最後くらい、「立つ鳥跡を濁さず」で帰りたかったおもちは
みんなの食べ終えた食器たちを洗っていた。
(「みんな自分のことばっかりなんだから~」)と少しイライラして。
みんながやらないから洗ってるのに、イタリア人ジョバンニに
「なんでまだ皿なんか洗っとるんや!ほら!もう行くぞ!」と言われプーとなるおもち。
思えば、ワーク中にも結構こういう場面がよくあった。
なんで誰もせんねん!他人任せだな!でも、不平言わずにしてあげれる自分にならねば!
~ねば!~べき!の固定思考で突き進むおもち。
でもこれ、JAPANESE精神だったんだ…って気づかされた。
プラハに向かうバスで、隣に座ってた台湾人ありすと話してた。
オーストリアの安いチケットとか便利な道とかいろいろ教えてくれた。
話の途中に「おもち、次のオーストリアでは、そんなにハードに仕事しないでね。」って急に言われた。
(「!?」)
ありすは優しく続けて、
「おもちみたいに、ハードにがつがつ働いていると、ヨーロッパ人にはすごくプレッシャーをかける。あ、日本では別だけどね(笑)」
「え?あ!うん。」とうまくリアクションとれなかったけど
おもち、心の中で青天の霹靂。
ワーク期間中、何度か言われた「無理してるでしょ?」
「ノー!全然!」無自覚だった。
みんな、がつがつ働くおもちに、ふんわり警告してくれてたんだった。
そうだ。
ここはチェコだった! 周りのみんなは外国人だった!
土俵が全くちがうのに、おもちは日本をもってきて強要してたんだな。
野菜の選別作業で、座って話しながらゆっくり作業するヨーロッパ人に
たらたらしてないで、もっと効率よくやろうよ!!とイライラして
素早い手技を見せつけて、イライラをアピールしていた。
(ノルマがあったわけでもないけど、野菜の在庫は大量に積まれてた。)
あのときは、イタリア人ジョバンニに「おもちはロボットじゃないよ」って言われたな。
そのときはケッと流したけど、今になってその言葉の真意が染みてくる。
おもちは過度にがんばりすぎて、楽しくやりたいヨーロッパ人に圧をかけてたんだなぁ。
申し訳ない気持ち。
他の文化に浸ることで、自分のあたりまえは他人のあたりまえとは違うことを客観的に理解できる。
それに気づくのがなんとワーク最終日の帰路になってしまったけど、
この気付きは本当に大きい。
ありす、ありがとう。
自分も結局、自分のことしか考えてなかったんだなと思った。
これからは、“適度にがんばる”。 し、がんばることを他人に押し付けることはしない。
自分は自分で納得したことをする。
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オーストリアに到着して、方向音痴。
自信たっぷりに2kmくらい進んだ先で、宿までの道を尋ねると
どうやら真逆に歩いていたらしく、
「ここの近くじゃないから、教えられん」って言われた。笑ってた。
はて、そこから2駅も電車にのってやっと宿に着いた(笑)
相も変わらず、ぽんこつですが
道に迷うのも悪いことじゃない、と思ってる平凡ポジティブは
明日から2日ウィーンを楽しみます。
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おやすみ
海外遊学Day118
続