ウィーン学生ビザオンライン更新日記 ~Grenzempfehlung 篇~ 8/21から10/5
Grenzempfehlungに行きついた経緯
メールでのビザの更新を目指していたが、現地でないと調達できない書類があり結局期限が切れてしまった私だったが、MA35(ビザの書類を提出するところ)から返ってきたメールに大体このように書いてあった。
「残念ながらビザが切れてしまっては入国できませんが、あなたの国の大使館にGrenzempfehlungを書いてもらえるか頼んでみたらどうでしょう」
しばらくこの「Grenzempfehlung」なるものが何を示すのか、ネットで調べてもさっぱりだったので、とりあえず言われた通り、東京麻布のオーストリア大使館に現在の自分の状況(学籍を持っていることやビザの更新をしようとしていたこと)と、MA35から来たGrenzempfehlungについてのメールをオーストリア大使館領事部にメールで(拙いドイツ語で)説明した。
すると、「Grenzempfehlung出しますから飛行機の予約を取った後、こちらに来てください。」と言われた。
8/21
9:30からの予約で、麻布の在京オーストリア大使館に向かう。坂を少し登ったところに門があり、9:15にチャイムを押した。
どのタイミングからドイツ語が必要になるのかきなりビクビクしていたが、とりあえず日本語で「9:30に予約している櫻井です」と言ってみたら「どうぞ」と言われて門が開いた。
横に事務所へ続く階段があり、登って右手に事務所の扉があった。ガラス越しに人がいるのが見えた。盤石な守りである。日頃目にする「建前上の」アクリル板がかなり質素なものに思えた。堅固なガラスの向こうの方に「ご用件は」と訊かれたので「○○さん(ずっとメールしていた担当者の方)とGrenzempfehlung(日本語訳がわからずそのまま言った)のお約束をしてます」と伝えると「Grenzempfehlungですね」とそのまま言われた。
「セキュリティのためスマホなど使わないでね」と念を押されてから、待合の椅子で時間まで待つように言われじっと待つ。
「Frau Sakurai??」
遂に来た。ドイツ語実践会話。この無茶苦茶緊張する感じ、懐かしい(苦笑)。
まず「必要書類を出してください」と言われたので、もともと持参するように言われていた
・パスポート
・証明写真(パスポート用の大きさのもの)
・飛行機のeチケット(前もってpdfで送ってはいたがやはり必要だった)
に加えて
・切れてしまった滞在許可証
を提出した。
料金(5000円ほど)を支払うとすぐに領収書を書いてくれて、「すぐ用意できるので待ってて」と言われ、待合室で10分弱待った。
また名前を呼ばれた時には、書類は出来上がっていた。ドイツ語と英語の2パターンが両面で印刷されている。
「飛行機が変更された場合は作り直さなきゃいけないからまた持ってきて。あと渡航に必要な資料は日々変わるから注意して。」
と最後に言われ、手続きは終了。
9/20ごろ
オーストリアの直行便を予約していたのだが、残念ながら欠航に。少なくとも11月までは再開しないという。泣く泣くフランクフルト乗り換えに変更。
便を変更したということは、Grenzempfehlung を作り直さなければならないということである。早速大使館に連絡すると、「今持ってるGrenzempfehlung と変更後の航空チケットをレターパックで送って」と言われた。
しかしまた今回の便も欠航になる恐れがあるし、もう二度と作り直しをしたくないので、送るのをギリギリにしようと思った。
9/28
渡航まで1週間ほどとなり、もうこれから欠航になったとしても仕方がないと腹を括り、対面受け渡しの赤いレターパックで書類を大使館に送った。
そのうち届いたら連絡が来るか、送ってくるか、いつ取りに来いとか連絡がくるかなと思っていたのが間違いだった。
10/3
大使館から連絡が来ない。郵便局によると9/29には書類は届けられている。気付いたのが土曜日だったことを恨みつつ、月曜日に連絡が来ることを祈って「いつ書類を取りに行けば良いですか、6日には必要なんですけど」とメールした。
10/5
朝9:30ごろ大使館から返信あり。
「今日送るけど、取りに来ることも出来るよ、9〜12時まで開いてます。でも現在はこのGrenzempfehlung なしでも渡航可能ですよ」
今日発送ということは、普通に行けば次の日の午前中に届くので間に合うはずだが、既にお金を払っているし、絶対助けになると思ったので、急遽取りに行った。
空港で結局Grenzempfehlungは役に立ったのかは、次回に続く!
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