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インプラントの補綴

4月17日勉強会レポ

今回のテーマは「インプラント」でした。

まず歯科技工士 加藤氏より「インプラントの補綴」についてお話。

詳しい情報は、加藤氏共同著書である
歯科技工5月号特別企画
「シームレスなデジタルテクノロジーで変わるこれからのインプラント治療/技工」
参照にしてください。

歯科技工 5月号/医歯薬出版

「case3  3Dナビゲーションによるガイデッドサージェリー(動的ガイド法)に基づく下顎大臼歯部欠損症例の治療/技工」

今回は最後臼歯のインプラント上部補綴制作で気をつけるポイントとして

例えば、患者さんがインプラント上部補綴をセットした後、頬や舌を噛んでしまう問題

ナゼ起きるのか?考えてみましょう。

長い期間 または 少しの期間に、その部位に歯が失われると口腔周囲粘膜にどのようなことが起きるのか?

  • 🦷歯がない部分の空間を埋めようと舌が大きくなる。

  • 頬が中に入り込み たるんでくる。


身体の適応力なので仕方がないのですが、そこに身体に今まで入ってなかった歯が、ある日突然に入るので身体は急な適応ができないのです!

インプラントの大臼歯の上部構造はまず
機能が大事!!

インプラントは骨に直接埋入のため、天然歯と違い咬む力はダイレクトに伝わるので、噛んだ時の感覚の違いや、ライトタッピングの調整など考慮する。

もうひとつ大事なのが上部の形態です‼️

歯の模型のみと向き合うラボだと難しいですが、
”かっこいい形の歯を作る” というのは、大臼歯においては、それが原因で頬や舌、口唇など周囲粘膜を傷を作る原因になり、周囲粘膜の炎症の原因になります。
舌側と頬側口頭の形態が重要になります。
(形態の写真は”歯科技工5月号”を参照してください)

日常生活の咬み傷や、擦り傷は白板症などの異常粘膜疾患を発症することもあり注意が必要です。

インプラントはどのような環境下で行われるかなど、使用している機材X GUIDEの説明 、メインテナンスでの使用器具について

https://www.nobelbiocare.com/ja-jp/x-guide


こちらに関しては、同じ勤務先の歯科衛生士 吉田さんからもお話を聞きました。


インプラントのメインテナンスで使っている超音波チップも「歯科技工 5月号」に掲載されてます。

インプラント補綴が入ってすぐの患者さんへの注意事項を、🍴お昼休憩中に( ¨̮  )聞いてみました。

  • 入れてすぐはまだ慣れてないため、頬、舌を噛んでしまいます。

  • 食べやすいお食事から食べましょう など

上部構造の形態を相当気をつけてても、必ずお話する内容だそうです!!

仮歯を入れる医院もあると思いますが、プラークが付きやすいと周囲粘膜が炎症する原因になり、インプラント周囲疾患を引き起こすことがあるので 、最終補綴でプラークが付きにくいものを入れることも考慮して仮歯を入れないという医院もありますので、より⚠︎注意事項⚠を伝えるのは大切です。

また歯科衛生士 古俣さんより、医院でのインプラント管理に使っている資料や、媒体を教えて頂きました。

古俣さんの医院もX GUIDE導入してるなどもご紹介ありました。


そしてこの春、口腔インプラント学会認定 専門歯科衛生士を取得されたので 、認定までの経緯もまとめて下さいました。

うちの勉強会でも新たに歯周病だけでなく 、インプラントの認定を目指す歯科衛生士が🤩‼️

歯周病だけでなく、訪問診療の専門、インプラントの専門の歯科衛生士が集う勉強会となり、これからも楽しみです。


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