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教室の裏側~おうちにかえろうの術~

今まで失敗談ばかりをお話ししてきましたが、今日はその失敗から学んだ「時短仕事術」についてお話したいと思います。 特に、ママ先生として時間効率的に使いたいと思っている方に読んでいただけたら嬉しいです!

決まった仕事を利用して

学校は良くも悪くも、「年間計画」で動きます。計画にないことは入れにくい、それを逆手にとって、「年間計画」を最大限に活用することで効率化が図れます。 私は、その「年間計画」を先に理解して、長期休みにできる限り先回りして準備を進めています。これが時短のポイントです。

準備①時間割は長期休暇にまとめて作成

準備と言えばで、まず私がやっているのは、時間割を長期休暇に一気に作成することです。 ちなみに、4月に新年度が始まったら、次の長期休暇、つまり夏休みまでの時間割をまとめて作っています。(ここは教務の先生が年間指導計画や教育計画、標準時数を早くくれたらスタートまでにできるけど・・・ということもあります。できなければ夏休みに9~12月分を作るといった感じです)指導計画や行事予定表をもとに、どの教科書にどれだけ時間を割くか、スケジュールを組みます。手順は以下の通り。

  1. 何曜日が何時間か、わかっている行事などをすべて下書きノートに書きだす。
     みなさん週案簿って持っていますか。私は配られます。時間割を書いたり名簿があったりするノートのことです。そこにまず教務の先生からもらった資料を見て、その日が何コマなのかだーーーっとチェックします。次に行事予定を見て、マスに書き込みます。(この日の3コマ目は避難訓練だぞ、とか。)そうすると、自分が自由に使えるコマが把握できます。体育館の使用割とかも書き込んでおくといいですね。

  2. 学期ごとの標準時数を参考にして、どの教科に何時間割くか考えて決めます。4月は20時間だったとしたら、 4月は3週間だから、20÷3、大体7時間ずつすればいいなとか、1週間における大体の割り振りを書き込んでいく っていうのをやっていくと、大体その週に、月に、何時間消化しないといけないっていうのが見えるわけです。

  3. 最後は教育計画とにらめっこしてコマを埋めていきます。
    この単元には何時間の計画だからこの日から数えて何日目までこのお話・・・みたいに大まかな内容を書いていくわけです。この時に、この算数で使ったこの箱が図工のここに使えるな、だったら、図工先にそっちの単元を持ってきたりとか、理科は月の観察だったら、この辺が中秋の名月だから、ここからスタートだな、とか、教科書通り・計画通りに進んでいったら気づかないことも出てきます。保護者が材料などを準備しやすいように内容の近い単元を合わせたり、季節モノの単元のスタートを考えたりと意外に戦略的に考えると準備も保護者への連絡もスマートにできるわけです。

準備②先を見通した準備

 行事や授業で必要な教材や材料があるなら、長期休暇中にまとめて準備をしておくと大幅に時間が節約できます。 「紙コップ50個欲しい!」「モール100本ください!」などと事前に事務の先生にお願いすることもできます。
 保護者目線でも、同じようなものを使うのなら、まとめて言ってもらった方が助かりますよね。 授業で使うものを早めに揃えておいて、余計なストレスが減り、授業当日もスムーズに進められます。

 このように、効率的に仕事を遂行するためには、なにがいつ起こるのか把握することが重要です。これからの仕事にも動きじずに対応できますし、準備不足によるトラブルも防げます。後から「あの時のアレを~しておけばよかった・・・!!またやらなきゃ・・・」ってのがほんとに無駄。私たちには時間がないので、そこは割り切って考えましょう♪

準備③学年主任や同僚との連携も大事

 私は現在単学級担任で、自分の裁量で時間割や授業の進みを決めることが多いですが、学年主任や他の先生たちと連携できる場合は、それも活用すると良いですね。分担化がうまくいくと、仕事がスムーズにいきますし、貢献もできると思います。
 大規模校でも小規模校でも、それぞれの良さがあるので、環境に合わせて自分のやり方を工夫していくのが大切です。

準備④TO DO LIST

 私も5時には家に帰りたい!もちろん、授業が終わったらまだお便りの仕上げや準備が残っていますが、とりあえずスケジュールをしっかり組んでおけば、仕事がうまくいきます。
 私はやるべきことはTO DO リスト作成よりスケジュール帳にTO DOを書いた付箋を貼って、できたら外す方が合っていました。今日できなければ、その付箋を別の日に移動することでタスクをいつするという見通しも持てます。
 私の場合ですが、木曜日は子どもの習い事のお迎えのため定時ダッシュ退勤です。そのため、おたより作成などを別の日にするように設定しています。校務分掌の仕事は、頼まれたら即行動で昼休みや中休みに済ませます。これは頼んでくださった相手・学校全体に迷惑をおかけすることになりかねないためです。依頼は秒で取り掛かる。そうでないと忘れます・・・(私は)

まとめ:時短を実現するために

 時短したいけど、どうすれば悩んでいる方も多いと思います。 私が実践している「スケジュール管理」と「準備」は、時短の基本です。これからしばらく、この時短術についてシリーズでお話していく予定ですので、ぜひ明日もチェックしてください♪

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