いまを大切にすること
最近ありがたいことに翻訳や通訳を生業にしている人とお話する機会が多い。その形式がオンラインであっても対面であっても、客観的に自分を見つめ奮い立たせる非常に貴重な機会となっている。プロフェッショナルな人々と話す機会が増えて、そこまで行動している自分を褒めたい。
一方で、それは自分の不甲斐なさや甘さを痛感する機会ともなっている。
他人と比較する必要はないと思う一方で、他人のすごいところを見様見真似して自分を改良していくということにもなるので、一概に比較が悪だと考えていない。
しかし、比較した結果自分を卑下してしまうのであればそれはやはり無意味なのかもしれない。要するに、今の自分は情報過多なのだ。情報を食べすぎて消化不良を起こしているのだ。
質のいい情報を飲み込んで、自分の人生に活かしていく。これがどんなに難しいか。質の高い情報をつかむことはフェイクニュースが溢れるソーシャルメディアの時代を生き抜くために必要な技術だろう。それができる人が社会でのし上がるのかもしれない。きっとそうだろう。しかし、それに右往左往される人間性もまた味があるものだと思うのだ。
大切なのは自分を強く持つことか。
正直なところ、強くならないと生きていけない現代社会をあまり好きではない。同時に社会的に強い自分になろうと武装してする自分もいる。まさに右往左往している。
もう強い自分になるのは諦めた。これからもたくさん右往左往するだろう。
そんな世の中を一緒に生きてくれる周囲に感謝の気持ちを忘れず、いまを大切にしていきたい。人のことを価値があるとかないとか判断する人間にはなりたくない。
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