2020年の振り返り
2020年という年は世界中の多くの人に変化をもたらした年だったでしょう。この変化はそれぞれの人に多様な形で訪れたものだと思うので、この変化を一概に悪いものと書きたくないと思いました。ただ、大半の人にとってネガティブなものとなったことは想像に難くありませんし、健康や経済の点で本当に苦しんでいる人びとが多くいることは決して忘れてはいけないと思っています。また、自分がいつそのような状況に陥るか分からないという自戒も込めています。
このように、悲観的な導入をせざるを得ない一年でしたが、ここからは私個人の一年がどのようなものだったか振り返ろうと思います。読んでお付き合いして下さる方がいれば嬉しいです。
私の2020年は2019年から延期されていた医療通訳講座(スペイン語)の再開から始まりました。この講座の試験に合格したことは自信につながりました。そんな中、緊急事態宣言が発令。そのころを契機としてウォーキングへの意識が高まりました。毎日の歩数をできるだけ上げることを目標に今でもも継続中です。その理由は昨年末に受けた健康診断のひどい結果と現在おこなっている不妊治療です。2020年に夫婦で決めた目標は「健やかな生活」。少し抽象的な目標ですが、ウォーキングへの意識の高まりはこの目標から生じたものと言えるでしょう。
そんな中、多文化共生関連のプロジェクトへの参画にお誘いいただきました。以前行っていた同分野のボランティアとは異なる人々と異なるテーマでのアプローチは本当に勉強になることだらけです。自分の未熟さを感じることが多く落ち込むこともありますが、なんとか貢献できたらと思います。
6月頃からスペイン語学校の翻訳の通信添削講座の受講を開始。ここから私のスペイン語熱は再燃も再燃(笑)さらに8月には完全オンラインで実施された通訳翻訳セミナー2020に参加し、第一線で活躍されるプロの通訳者翻訳者のセミナーに日々参加し、刺激を受け知識を得ました。ここで、オンライン形式の実施でなければ出会えなかった人々に出会うことになり、大変意義のあるものになりました。
9月にスペイン政府主催のスペイン語試験を受験。そして不合格。来年の5月の試験に向けて改めてスペイン語力を高めてリベンジします!
そんなこんな勉強しているうちに、二か国語の通訳者及び翻訳者になることの難しさに気づきました。自分の可能性を自ら否定することほど悲しいことはないと分かっていますが、それでも思うのです。自分には無理だろって。なので、完全にあきらめるわけではないですが、スペイン語重視で勉強していく決意は2020年に下した決断の一つです。
そして、2020年最終日になりつつある今感じる感謝の気持ち。生きているだけでありがたい。そう感じるべき時に感じられなかったのは生かしてもらっている周囲の人々に会えなかった緊急事態宣言の期間。生きているだけではない。生かされているという尊い事実に少しだけ気づくことができたイマココ。
自らを「引きこもり主婦」と称していて、あながち間違っていないと思うのですが、そんな私にも振り返ってみると新たな出会いや新たな気づき、があった2020年。変わらない愛を再認識することもできました。多くの成長のきっかけに巡り合えたことに幸せを感じています。悲しいことも多かったですが、幸せな気持ちで締めくくれることがとてもありがたいです。
2021年も充実した一年となりますように。
そして、少しでも、いや本当は絶対的に世界の人々の状況が改善されることを願って。
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