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兵庫県知事選挙のいろいろ

兵庫県知事選挙で言われたことのいくつかについて考えてみる


➀オールドメディアに対するネットの勝利?


オールドメディアは反斎藤知事でネットは斎藤知事側ということらしい。だが、関西のTVでは斎藤氏を持ち上げる動画が流されていた。関西のローカル放送が維新支持であることは、世間周知のことである。

またネットの反斎藤陣営はそれほど規模は大きくなかったが、存在していた。

現在、公職選挙法違反がSNSでトレンド入りしており、違反で摘発されたら、ネットの勝利と言うのだろうか?


➁リベラルの敗北?


稲村候補は経歴にリベラル陣営と接点があったことは事実だが、稲村氏にはネオリベ的要素もあり、それが共産党が独自候補を擁立した理由とも言われている。稲村氏がデマを拡散されたとして告訴した訴因に、移民受け入れに賛成していないとあり、リベラル色はさほど強くないことがわかる。

稲村陣営には自民党系の人達もおり、井戸知事の後継候補を自民党の兵庫県連が支持したことを考えると、自民党の県連は稲村側、自民党の本部は斎藤側だった可能性がある。自民党の支持者も二分されていた。


③兵庫と神奈川


1人しか当選しない選挙、特に首長選挙は現職が有利である。兵庫県知事選挙では敗戦後の混乱期を除いて、知事が1期で退任したことはない。従って、斎藤知事の任期が続くのは法則通りだと言える。

来夏には参議院議員選挙があるわけだが、兵庫選挙区では連続して維新の会が当選しており、維新系の知事を受け入れる素地はあった。神奈川県では、兵庫県と逆で神奈川県知事が退任後、参議院選挙に神奈川選挙区で維新から出馬して当選している。神戸、横浜という港町で維新の勢力が拡大していることは、何か理由がありそうだ。


➃今後


公職選挙法違反の話が出ているが、捜査、立件などになるかはわからない。ネットは騒いでいるものの、報道は出始めたくらいのところである。今後の展開次第では、また兵庫県知事のことに言及したいと思う。

今日は、名古屋市長選挙がある。公職選挙法の関係で、それについては、別の日に書くことにしたい。


お読みいただき、ありがとうございました。



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