育休復帰してからも続けていること「絵本」
絵本は世界の入り口。
絵本は読書の入り口。
子どもは絵本を見るとき,身を乗り出してきます。まさに遊ぶときと同じ,絵本の世界に身も心も入っていく感じです。そうして,絵本の中で主人公と一体になってさまざまな体験をします。それは心の体験と呼ばれますが,現実ではとても味わえないことを想像で味わうのです。
1年育休が明けて、5ヶ月ほどが過ぎた。今回は育休中に初めて、今でも習慣化している「絵本の読み聞かせ」のことについて書きたい。
育休に入って、子どもと関わる時間が増えたと同時に、奥さんの大変さが少しずつ分かるようになった。
奥さんの子育ての方針みたいなものも、言葉の外側で理解するようになった。
口には表れないこだわりのようなものは、生活している中で、随所に表面化してくる。滲み出てくるというよりは、溢れ出てくるような感じ。
例えば、
・子どもが起きている時間はスマホをあまり触って欲しくない
・テレビを見せるのは最低限
・何かに夢中になっている時はそっとしておく
・存分に遊ばせてあげる
・絵本をたくさん読み聞かせたい
など。
もちろん、育児について、子育てに対して、子どものことなど、コミュニケーションを取ることはある。けど、「見ていれば分かる」こともある。
前置きが長くなったが、そんな育休ライフ中に初めて、復帰後も続けている「絵本の読み聞かせ」について書いてみる。
育休中は必ず寝る前に5冊ほど絵本を読んであげていた。3歳の上の子に絵本を読んで寝かしつける間、奥さんは同時0歳の子を寝かしつけたり、家事をしてくれるといった感じで。
育休中出会ってよかった本の一つとして、中川李枝子さんの本「本・子ども・絵本」がある。「ぐりとぐら」の作家さんでもある。
絵本を見るとき,子どもが何気なく口にする言葉,物語や絵への関心ぶり,反応などから,その子の性格や育ち方をのぞき見ることができます。
子どもは、現実では味わえないことを絵本を通して味わっている。絵本を読んでもらうときのパパやママの膝の上が子どもにとってどれだけ幸せか。そんなことを教えてくれる。
絵本を通して世界を知ること。絵本を好きになることで、将来、本を好きになるかもしれない。そんな子に育ってほしい。
育休を経験したからこそ、絵本が好きになった。子どもにも毎日読んであげている。それだけでも、育休をとった価値はあったのだと思う。