【テンプレあり】共感マップを使ってファンを作り出す方法
今回はAI時代の起業で1番初めにやるべきまず始めるべき「ファン作り」の方法について解説します。このステップをしっかり踏めば起業の最初から「ファン=顧客」がいる状態で事業を開始することができるので、成功に向けてロケットスタートを切ることができます。
SNSでの発信の仕方から、超具体的に解説していきますので、ぜひ最後までお読み下さい。
AI時代の起業家はSNSで ファンマーケティング "から" 始めるべき
前回の記事では自分のキャラの見つけ方をお伝えしました。
簡単にいうと、「自分の性格のうちファンがつきやすそうな切り口」を見つけ、それに共感してくれる人をファンにしようというお話でした。
今回はこの続きです。
SNSの中でも分かりやすいX(Twitter)を例にとって「ファン予備軍=自分のキャラに共感してくれる人」をSNSを使って探していく方法をお伝えしていきます。
SNSはどう攻略するべきか?
さて早速ですが、少し時間を取って考えてほしいことがあります。
あなた自身が「有名」でも「何らかの分野で結果を出した」わけでもない人のアカウントを見た時に何を思いますか?
多くの人が最初は「疑いの目」を持ってそのアカウントのポストやプロフィールを見るはずです。例えば以下のような疑問を持つはず。
そして、当然のことですが、あなたのアカウントやポストも同じように見られます。つまり、これらの疑問に応えていくことが、自分のアカウントにフォロワーを増やしていく上で大切なことであると言えます。
したがって自分が想定しているファンに役立つ情報を集め、それを分かりやすくポストしていくことが重要になります。この点を考える上でアル株式会社の代表であるけんすう氏のSNSファンの増やし方理論が参考になります。
SNSでの発信内容は3パターン
「アル株式会社」を経営し、最近ではNFTを一般化するための試み「sloth」などを展開している古川健介(けんすう)氏はSNSでの発信について次の3つの内容に分けています。
そして、けんすう氏はフォロワーが1万人に満たない段階の発信では、このうち「情報」に集中すべきであると言っています。
これは当然のことですよね。
自分に関係ない人も自分に の「意見」、ましてや「日記」など全く興味持たないからです。
「便利」の先に「共感」を取りに行く
しかし、今回私たちがSNSを利用するのはフォロワーをつけるためだけではありません。あくまで「自分のファンを見つける」という目標に向けての作業です。
したがって、SNSでの発信を通して自分に「共感」してくれる人を探さなければなりません。情報のみをつぶやいても「便利」と感じる人はいても、「共感」を抱いてくれる人は見つかりません。
したがって「情報」だけではなく、「共感を抱いてくれる人」が見つけてくれるような投稿を設計する必要があります。ここで使えるのが「共感マップ」という方法です。
【テンプレ】ファンの「共感マップ」を作る
「共感マップ」とはUXやサービスのデザインをする時に使われるフレームワーク。当然、自分が想定しているファンが共感してくれることを見つける上でも使える方法であると言えます。
共感マップでは次のような6つの領域に分けて対象者が考えていることや感じていることを探っていきます。
(以下の画像をクリックするとCanvaのテンプレにとびます)
なお、「共感マップ」を作る際には必ず一人のペルソナ(人物像)を設定しましょう。
例えば、あなたが「ある飲食店」で起業を目指しているとします。この場合、前回の記事で作成した「キャラの切り口‐ファン」リストの中から、自分が想定するファンのパターンを選びます。「自分と同じく飲食店開業を目指している人」かもしれませんし、「長年やりたいことがあるが、一歩踏み出せていない人」かもしれません。
仮説としてどのような人を自分のファンとして想定するべきか、ということは前回の記事で詳しく書いてあるので、気になった方はこちらもお読みいただければと思います。
なお、「共感マップ」は一度作って終わりではなく常にアップデートしていくべきです。ファンとの交流が深まってきた場合や、自分のキャラの切り口を変える場合など、最新の「共感マップ」を手にファンのことを考えるようにしましょう。
ポストに「共感」を加える
さて、ここまで作業を進めればあとは「役立つ情報」に「共感」を加えていきます。
例えば、「同じ飲食店開業を目指す経営者」をファンにする場合、主なポストの内容は「飲食店」開業にまつわる情報にします。以下のような「情報」をつぶやくことが考えられるでしょう。
しかし、これだけでは「情報」です。
ここに、あなたのファンが「共感」できることを付け足していきます。
例えば…
このぐらいで十分です。これ以上の意見はいりません。
あくまで同じ立場にある人が "共感する" 感想をつぶやければオッケーです。
「情報」だけのポストに比べてグッと人間味が増し、ファンが付く可能性が高まります。
ファンはどこに反応したのかを検証しつづける
さてポストした内容は必ずPDCAを回すようにしましょう。
スプレッドシートでツイートカテゴリーを作り、仮説を検証し続けましょう。このスプレッドシートはファンを増やしていく上でも重要ですが、起業をした後に財産になっていきます。
PDCAは次の2つの視点ですべきです。
①どのタイプの「情報」が良い反応を引き出したのか
フォロワーの反応率を見ながら、どのタイプの情報が役立ったと感じてくれやすいのか、を理解していきましょう。
「面倒な作業を簡単に終わらせる方法」なのか「手続きに関する情報」なのか「ビジネス的な観点」いくつかのパターンを用意して検証をしてみましょう。
②「共感」ポイントを検証する
フォロワーが「共感」しやすいポイントについても理解を深めていきます。例えば、「ファンの痛みに寄り添ったポスト」のインプレッションが高いのか、「開業に向けてワクワクしている」系の感想に対するインプレッションが高いのかをデータに基づいて見ていきます。
これらの検証作業を通してファンの感情に注目してファンがどのポイントに反応しやすいのか、ということの理解を深めていきましょう。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
今回はSNSを通してファンを作っていく方法をお伝えしてきました。
これらの作業を通して得た自分のファンへの理解はその後も財産となる大切な情報になっていきます。ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
さて次回も引き続き、起業家であるあなたのファンを作る工程について詳しく解説していきます。更新は6月17日。
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