相川英輔(Eisuke Aikawa)

小説家。主な著作は『黄金蝶を追って』『ハンナのいない10月は』など。近著の確認や、執筆・取材のご依頼等はリンク先からお願いします。(lit.link/eisukeaikawa)

相川英輔(Eisuke Aikawa)

小説家。主な著作は『黄金蝶を追って』『ハンナのいない10月は』など。近著の確認や、執筆・取材のご依頼等はリンク先からお願いします。(lit.link/eisukeaikawa)

最近の記事

  • 固定された記事

相川英輔の作品など(2024年9月21日更新)

公式に発表された創作物等をこちらで紹介します。wikipediaに掲載されている内容は、正しくないものも含まれていますので、こちらを参照してください。 作品名(下線部分)をクリックすると、各出版社の紹介ページ等に飛べます。 随時更新していきますので、たまに覗いていただけると嬉しいです。 (更新内容:【雑誌等掲載】に「アフター・アワーズ」を追加) 【単著】黄金蝶を追って(2023年7月) ハンナのいない10月は(2020年5月)  ハミングバード(2019年2月)  

    • 人生を終えるまでに達成したいこと(随時更新)

      最近、よく「残りの人生があと何年なのか知りたいな」と考えるようになった。何年どころか、交通事故などで今日にも命を落とすかもしれないし、葛飾北斎のように90歳近くまで現役で創作を続けているかもしれない。どうなるかは誰にも分からない。 書き上げたい小説のアイディアは現時点で100以上あって、しかも日々増え続けている。死ぬまでに全部書き終えることは不可能だろう。せめて、残された人生がどれくらいか分かれば、書くものにも優先順位がつけやすいんだけどな、と思う。   また、叶えたいことや

      • 「日曜日の翌日はいつも」から「周日次日不复往日」へ(創作者へのエール)

        SNSなどで告知しましたが、昨年刊行した短編集『黄金蝶を追って』に収録されている「日曜日の翌日はいつも」が、中国語訳され「周日次日不复往日」として中国のSF誌『銀河辺緑』18号に掲載されることとなりました。 翻訳者で、作家でもいらっしゃる木海さんが、私の作品を気に入ってくれ、訳してくださったことがきっかけです。   こちらの記事にも書いているとおり、同じ『黄金蝶を追って』に収録されている「ハミングバード」という作品は2020年に英訳され、米文芸誌「Strange Horizo

        • 2023年を振り返る

          ここ数年、冗談のような早さで1年が過ぎていきます。うかうかしていると2024年がやってきそうなので、早めにこの1年間を振り返っておこうと思います。 今回は時系列にせず、短めにまとめたいと思いますので、しばしおつきあいください。 過去の記録(2018年、2019年、2020年、2021年、2022年)   【掌編】 『檻の中』(CALL magazine)2023年3月20日   小説家・編集者の紅坂紫さんが発行されている「CALL magazine」に寄稿しました。ネットプリ

        • 固定された記事

        相川英輔の作品など(2024年9月21日更新)

          『黄金蝶を追って』書評など まとめ(5月5日更新)

          2023年7月31日に刊行されたSF・ファンタジー短篇集『黄金蝶を追って』はありがたいことに多くの方に楽しんでいただけているようです。書評やインタビューなどで紹介・掲載いただくことも増えてきましたので、備忘も兼ねてこちらにまとめようと思います。(掲載が増え次第、随時更新していきます) ※お願い※ 地方の新聞や文芸誌など、私が把握できておらず、皆様が先に掲載情報にお気づきの場合はコメントか何かでお知らせいただけるとすごく嬉しいです。随時反映させていただきます。よろしくお願いいた

          『黄金蝶を追って』書評など まとめ(5月5日更新)

          『黄金蝶を追って』刊行企画について(9月7日更新)

          【書店限定企画(今も募集中!)】下部に記載のサイン本、ミニ色紙を希望する書店さんにお送りする企画は終了しましたが、引き続きトークイベント等のご要望があれば、できるだけ行かせていただきたいと思います。(日程上、難しい可能性もありますが) X(旧Twitter)にDMか、Xのプロフィール欄にある応募フォームからご連絡ください! また、在住している福岡県内や熊本、佐賀あたりであればすぐに移動できる距離ですので「ちょっと遊びに来て、サイン本でも書いていってよ」というご依頼があれば、

          『黄金蝶を追って』刊行企画について(9月7日更新)

          『今は見える』相川英輔

          2022年2月20日(歌舞伎の日)に講演した「第89回ももちはま草紙  小説家の未来 ハミングバードのいるところ」で、参加者に配布し、当日朗読した掌編です。 福岡市在住の方しか土地のイメージが湧かないかもしれませんので、簡単な地図もつけます。 図書館で感じる、春の兆しの物語をお楽しみください。

          『今は見える』相川英輔

          2022年を振り返る

          あっという間に年の瀬を迎え、今年も1年を振り返る時期になりました。 備忘録的に記録を残そうと思いますので、しばしおつきあいください。 過去の記録(2018年、2019年、2020年、2021年) 2月 福岡市総合図書館からの依頼で「小説家の未来」と題して講演をさせていただきました。こういうお仕事で声をかけていただけて嬉しかったな。 ただ、ちょうどコロナ感染者数が増加している時期だったので、やむなくオンラインでの実施となってしまいました。(運営の皆さんもなんとか対面開催できな

          2022年を振り返る

          『午後の散歩』相川 英輔

          河手書房新社より刊行した『ハンナのいない10月は』の後日談となる短篇小説です。 刊行記念トークイベントの際、参加者限定配布した作品になります。 『ハンナ~』を読まれた方も、読まれていない方も穏やかな読書時間を楽しんでください。 森川研究室や栞、椛島先生、そしてハンナと久しぶりに再会できて、私も嬉しかったです。ハンナを巡る物語はまだ扉が閉まっていないように感じますので、いつか続編を書きたいと思います。 『ハンナのいない10月は』 Amazon 楽天 honto

          『午後の散歩』相川 英輔

          『ハミングバード』まとめ

          2019年に惑星と口笛ブックスから刊行した『ハミングバード』は、 英訳され、海外の文芸誌に掲載されて多くの方に読んでいただけました。 それだけでなく、日本語・英語で朗読されるなど、刊行当初は想像も していなかったほど広がりを見せています。 そこで、備忘の意味も兼ねて記事に記録をまとめておこうと思います。 (今後も追加があれば更新します) 太字部分をクリックするとリンク先に進みますので是非! ハミングバード(2019年:惑星と口笛ブックス) 『黄金蝶を追って』(2023年:

          『ハミングバード』まとめ

          2021年を振り返る

          コロナ禍も2年目になり、世の中が大きく変化したと感じた年でした。 プライベートではさまざまありましたが、毎年恒例のこの振り返りシリーズでは小説家としての活動に焦点をあてて備忘録を残します。 今年度は時系列ではなく、内容別に記載します。お時間ある方はおつきあいください。 (2020年の記録 2019年の記録 2018年の記録) 小説すばる掲載 2021年2月号に『さかさまの洗面器』、5月号に『瑞獣と祈り』、7月号に『星は沈まない』、9月号に『幽霊の寿命』、11月号に『海辺の交

          2021年を振り返る

          なぜかバズった話

          先日、Twitter上で何気なくつぶやいた一言がネット上で話題になった。いわゆる「バズる」というやつだ。「ツイッターをやっていると必ず一回はバズる」という都市伝説を聞いたことがあるが、どうやら事実だったようだ。たぶん二度とない経験なので、そのときの心の動きなどを忘れないうちに書き留めておこうと思う。 実際のツイートはこちら。 いいね:34,750件 リツイート:6,940件 インプレッション:1,764,220件 (2021年3月12日時点) おそらく一生分の「いいね」を

          なぜかバズった話

          Eisuke Aikawa's work(Updated on September 21, 2024)

          (The Japanese version is here ⇒ 「相川英輔の小説」) I write here about my published works and the awards I have received. Some of the information on wikipedia is incorrect. Therefore, please refer to Eisuke Aikawa's biography here. If you click on

          Eisuke Aikawa's work(Updated on September 21, 2024)

          2020年を振り返る

           2020年は新型コロナウイルスに怯え、戦い、共存していくという、多くの人類にとって未知の経験を重ねる一年となりました。多くの方と同じく、去年の冬の段階では、こんな状況になるなんて想像もできませんでした。  私自身は風邪一つひかず過ごすことができましたが、小説家としてできること、すべきことを考え抜く日々が続くました。  今年も備忘録を残しますので、お時間ある方はおつきあいください。 (2019年の記録⇒こちら 2018年の記録⇒こちら) 1月 英語圏デビュー  オンライン文

          2020年を振り返る

          2020 Award Eligibility

          (ENGLISH) “Hummingbird” (5808 words) by Eisuke Aikawa translated by Toshiya Kamei – Samovar ISSUE 27 JULY 2020 URL: http://samovar.strangehorizons.com/2020/07/27/hummingbird *Eligible for the Astounding Award (JAPANESE) 「ハミングバード」(5808語) 著

          2020 Award Eligibility

          『ハミングバード』から『Hummingbird』へ

           海外の文芸事情にはあまり詳しくないのですが、英語圏では紙の文芸誌よりオンラインのほうが圧倒的に勢いがあるそうです。アメリカやカナダは国土が広いし、他にも英語を母語とする国はたくさんあるので、刷って、配送して、というのは確かに非効率なのかもしれません。さまざまな文学賞も、オンライン文芸誌掲載作品から選ばれることが多いとのこと。  ちなみに、日本でも、私が住む福岡では、雑誌の入荷が東京より2~3日遅れます。子どもの頃、「週刊少年ジャンプ」が火曜日にしか手に入らなくて悔しかった思

          『ハミングバード』から『Hummingbird』へ