LGBTQIA+種類。~多すぎて無理。それよりも大事な本質とは。~
早速ですが、こちらをご覧ください。
全てのものをものすごく細かく分けると、こちらのリストによれば112種類あります。このリストは少しやり過ぎ感が否めませんが、
アメリカ版のFacebookでも、性別の欄を58種類から選べるようになっています。
63種類や81種類とも言われています。
また、どんどん新しい種類が発見されております。
つまり、
多すぎ!!!!
非当事者の方々に全てを知ってもらおうなんて、
無理!!!!!!
私も全てを覚えるのなんて、
無理!!!!!
すいません!!
・人間は何故か何でもカテゴライズするのが好きです。
・当事者もカテゴライズされる事で、やっと自分を理解し安心できる面もあります。
(自分がどこにも属さないという状況に不安を覚えるのは、決して性別や性指向に限った話ではなく誰にでもあることです。)
・説明をする時に、名前があった方が説明しやすいです。
なので、112種類もある事にも意味や理由があるとは思いますが、
私はあまりおすすめしません。
なぜなら非常に多過ぎますし、
カテゴライズや名前というのは、着る服の様に言ってみれば外側の情報だからです。
それよりも、もっともっと本質の部分を大事にしていれば、当事者にも非当事者にも、112種類ものカテゴリーは必要ありません。
ではその本質の部分、何を大事にしていれば良いかを一言で言いますと、
「皆色々!!!」
という思考です。
当事者も含め皆様に知って頂きたいのは、
「思っているよりも、たっっっくさんの性別、身体、性指向がある。」
という事だけです。
・異性/同性/両性を好きになる。
=異性愛者 / Lesbian / Gay / Bisexual
・性自認(自身の認識している性)と身体的性(身体構造上の性)が不一致。
=Transgender(トランスジェンダー)
・女性だけど男性の染色体を持っている等、”いわゆる典型的な” 男性/女性の体の構造ではない。
=LGBTQIA+の”I”:Inter sex"。(日本では性分化疾患やDSDsと呼ばれる事が多い)のうちの1つ。
・他人に対して性的魅力を抱かない。
=LGBTQIA+の”A”:Asexual"。
・他人に対して恋愛感情を抱かない。
=LGBTQIA+の”A”:Aromatic”。
(*LGBTQIA+の”A"には上記の2つ以外にも、”Ally"=LGBTQIA+をサポートする非当事者も含まれます。)
・男でも女でも中間でもない、無性。
・男でも女でもある両性。
・男と女の中間である中性。
・流動的な不特定性。
などなど、これら以外にも実にたくさんあります。
しかし一番大事なのは名前などの言葉ではなく、
「色んな人がいる。」
「性格と同じように、性別や性指向も多様。」
という思考の基盤です。
これさえあれば、
当事者も「自分は人と違うけど、それで良いんだ。自分は自分。」
非当事者も「へ~そうなんや~。色々あるんやね。あなたはあなた。」
と、シンプルに受け入れる事ができるからです。
いくら仲の良い友人でも、性格も、見た目も、好きになる人の外見的タイプも、内面的タイプも、自分とは違います。人それぞれですよね。
色んな人がいる。それは全く悪い事でもないし、とりわけあえて目立たせる必要も、気にする必要もないことです。
なので、私は是非ともこの「皆色々やん!それだけやん!」という考え方を広める事に徹したいと思っております!!
それでも、
「どんな種類があるの!?」
「私はどれ!?」
と、知りたくなるのも当たり前だと思います!なので、以下に東京レインボープライド様のサイトより拝借しました、分かりやすくかつ詳しいイラストを添付致します☆
<⇧イラスト内紫色の文字>
・性自認(Gender Identity):「ジェンダー」とだけで表現される事もあります。自分が認識する/思う/心の性別。
・性的指向(Sexual Orientation):誰に惹かれるかです。こちらのイラストには、基礎中の基礎の種類しか書かれていませんが、「性的に惹かれる/惹かれない」などなど、ものすごい数の種類があります。
・生物学的性別(Biological Sex):身体の構造的な性別です。男と女の2つだけではなく、性分化疾患/DSD(インターセックスとも呼ばれる。)もあり、この中にもCAH、AIS、ターナー症候群など色々あります。
*性分化疾患/DSDs(インターセックス)についてはまだまだ理解が進んでいないので、後日別記事にします!
⇧性自認(Gender Identity)の説明。
⇧性的指向(Sexual Orientation)の代表的な説明。
性的感情を抱かない人や恋愛感情を抱かない人もいます。なので、
「まだセックスしたことないの?」
「この年で彼氏・彼女が一人も出来たことがないのはおかしくない?」
「性欲のない男は男じゃない。」
などなどの言葉は、非常に危険です。
終わりに。
いかがでしたでしょうか?
本当にたくさんあって、驚かれた方が多いのではないでしょうか?
私は、分類のし過ぎが偏見を生むのではと考えています。
極論ですが、そもそも分け隔てがなければ、皆同じ人間です。
人種差別も同じ。元々は同じ人間です。
その中でも住んでいる地域や環境が違う為に、特徴的なそれぞれの個性や文化が生まれました。そして地域や見た目に基づき、それぞれに名前がつけられました。(~人の肌は〇色、~人は陽気、などなど。)
しかし、例えば犬同士、チワワ、ブルドッグ、柴犬、ゴールデンレトリーバー内では差別や偏見はありません。それぞれ見た目も違うし、個性も異なると言われています。
それでも、お互いに「うわ!何あいつの鼻!?」や、「私、柴犬とか日本感出過ぎてて無理なのよね。なんか従順なイメージあるのがムカつく。」などは無いと思います。
もちろんその性格が好き/嫌いはあって当たり前ですが、もう少し、
「私達は皆同じ人間である。」
「その中に、色~んな人、個性があるだけ。」
という風に、シンプルになってみてはいかがでしょうか(^^)?
きっと、LGBTQIA+当事者も非当事者も、どこ出身の人も、何色の肌の人も、皆がそれぞれを同じ人間として受け入れ合い、皆がもっと生きやすくなるのではと思います☆
いつも同じ事を言っていますが、
「全ての人が生きやすくなる社会」を目指して。
ありがとうございました☆
Aika.
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
インスタグラムの方では、ダンサーとしての写真や動画などを更新していますので、是非そちらもフォロー、チェックの程よろしくお願い致します☆
インスタグラムアカウント:@aikatakeshima