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「本好きの下剋上」ミュージカルを観てきました。

「本好きの下剋上」ミュージカル、観に行ってきました。

めちゃくちゃ良かったです。正直、ペダステを初めて観た時以来の感動かもしれないくらい良かった。シナリオの取捨選択も演出も、普通、2.5次元系の舞台だと、台詞を詰め込みすぎてひたすら喋り通して場面転換が早くて浸れないという問題が起こるのだけど、ミュージカルな分、何だかゆったりとした雰囲気で、それでいて原作のあらすじはしっかり伝えられているので、おそらく初見でもわかりやすい脚本になっていたかと思います。

会場は、大阪TTホール、初めて行ったけど、場所はわかりやすく、生憎の雨だったので周りを見渡す余裕はなかったものの、晴れたら辺りを散策できたんだろうなとちょっと残念でした。
座席は意外にも快適で、A席の前の方だったのだけど、舞台が思ったより近く感じてすごく見やすかった。ただロビーは狭くて、物販とかぎゅうぎゅうだったな。私が行ったことのあるホールの中じゃ、中間くらいの広さかなと思った。デカすぎると後ろの方の席など全く見えないも同然なので、これくらの広さはとても良い。個人的に、舞台というのは前の方で見ないと意味がないと思っているので、デカいホールで前が取れなさそうなら、配信で済ます場合が多いんですよね。しかし、これくらいの大きさならやや後ろでも見やすそうと思いました。
そう、この本ミュ、チケット取る時にびっくりしたのだけど、座席があらかじめわかったのですよね。これはすごく良い。正直、そのおかげで、舞台を見に行く決心をしたといっても過言ではない。実は、近い時期にやる「鴨乃橋ロンの禁断推理」の舞台も行くかどうか迷ってて、本好き形式のように座席がわかるようならと思ったけど、わからなかったので見送ったのですよね。こちらは多分、配信で見ます。
ところで、本ミュは、噂によると当日券も余裕で買えるくらい余っているらしいので、お近くの人は今からでも間に合うので行ってみたら良いのではないでしょうか。
ちなみに、私も「心霊探偵八雲」の舞台を、行くかどうか迷ったあげく、近いからという理由で、気軽に行ってみたら、当日券の見切れ席なるものをゲットし、すっごい間近で見れるという貴重な体験をしたことがあります。
大阪環状線が最寄なので、定期券持ちの方も多いのではないでしょうか。

ここからは少しだけ、ネタバレ込みの内容と感想を。
子役が天才だった。
スパイファミリーで、アーニャ役をやっていたという子が気になっていて、観るならこちらの子と思っていたのだけど、まじで天才だった。
初っ端、歌を歌いだした瞬間から世界がその子色に染まったように見えて、とてもじゃないが子供とは思えない声帯に思えた。正直、芸能業界に全く詳しくないのだけれど、昨今の子役レベルはこれが普通なのでしょうか。それ以外の子も普通に大人顔負けというか、もう、普通に役者だったんですが。
後、個人的に、オットーさんの顔面が好みすぎた。体型もスタイリッシュだし、途中からずっとオットーさんを追いかけてました。

今回、改めて思ったのが、2.5次元系、実はミュージカルとすごく相性がいいのではということです。舞台はまあまあ良く見ていたのですが、実はミュージカルは初めてで、もしかしたら、本ミュが特別に出来が良かったのかもしれないが、本当に良かったと思う。神さまたちが後ろで舞い踊っている演出も、紙を作っている工程など、どうしても説明が多くなってしまいがちな原作の内容を上手い具合に歌という演出に落とし込んでいて、これはワーステの時も思ったのだけど、原作で本来動きがない部分に動きを付けられるという点は舞台特有の利点で優れているところだと思います。
何にせよ、これから第二弾、第三弾と続いていってくれたら嬉しい。
TOさんが主導して力を入れてるような気がするので可能性は高いのではと思っている。これからも応援していきたいです。


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