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ブランドというメディア

今日でクラウドファンデンィングをはじめて3週間が経ちました。
二度目のクラファン挑戦でしたが始まる前はやっぱり不安で、「大丈夫、きっと大丈夫」と自分に言い聞かせる日々を過ごしていました。
しかしいざ始まったら前日までの不安は吹っ飛び、、、開始から19分で目標金額の100万円を達成しました。そして24時間経った頃には300%も超え、それからも毎日数字が伸びていきました。

そこで改めてブランドに信頼を置いてくれているお客さんという素晴らしいファミリーに囲まれているんだと実感しました。
同時に、商品の実物をまだ見ていないのに支援をしてくださるみなさんの期待に絶対に応えようと改めて身も引き締まりました。
これまでに支援してくださったみなさま、プロジェクトに協力してくれているパートナーの方々本当にありがとうございます!

メディアのようなブランドでありたい

以下の文章はクラウドファンディングのページの1番下に書いたメッセージです。

たくさんの洋服やアイテムが溢れている今の世界、私たちは様々な選択肢を持っています。ファストファッションの流行やトレンドの細分化により、日本では毎年「100万トン」の服(枚数に換算すると、なんと33億着)が捨てられているという事実もあります。そんな中で、文化や素材の歴史、作り手の職人さんを感じながら纏えるという選択肢があるということを多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。

人がときめくファッションを提供するのは大事(まず買ってもらえないとスタート地点にすら立てない)ですが、私はファッションに自分が大切だと思うものを乗せて伝えていくことを目的にしています。そしてそれを纏った人の周りで話題になって、伝わり、広がっていく。一種のメディアのようなイメージです。

私が1番大切だと思っているもの。
それは「普遍的な価値」です。

15歳からイタリアに移り住み、1800年代に建てられたアパートメントに住んだり、通っていた学校の横には3世紀から残る教会があったり、お休みの日は美術館でルネッサンスの絵画を見たり、そんな昔から形を変えずに残るものたちに囲まれた暮らしを10年以上送り、そこで培われた感覚が自分の中でとてもとても大切なものになっていきました。

そして3年ほど前から京都にも拠点を置くようになり日本の伝統工芸と触れる機会が増え、同時にそれらが今後生き残っていくのがとても厳しい現状も知りました。
実際にこんなグラフもあります。

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伝統工芸に実際に触れてみるとそれらが何千年、何百年前から現代に受け継がれている理由がわかります。そこには確かに「普遍的な価値」があって伝統工芸という言葉ではなく、その技術にただただ魅せられました。
そして、レナクナッタという小さな世界ではあるものの、それを生かす新たなものを作り出し、多くの人に伝えたいと思ったのです。

私はこの先もずっと価値が変わらず残るべきもの、そしてそれを残すことのできる人たちが生き生きと働く世界を見たい。

この思いに賛同してくれる人が増えればいいなという思いでブランドを経営しています。

クラウドファンディングという「賛同」がわかりやすいプラットフォームを使ったことで、多くの方が応援してくれているというのを実感しています。それでもレナクナッタの影響力は世に対してまだまだ小さなもの。焦りは持たないように、でももっと開けた景色を見たいと思っています。

レナクナッタの活動は私の力だけでは前に進めません。

どうかまずクラウドファンディングの期間、引き続き応援をいただけると嬉しいです。シェアだけでも、そのアクション一つで私の声が届かないところまで届かせることができます。どうぞよろしくお願いします。

みなさんに最高の世界を見せたいし、一緒に作っていきたいのでどうかついてきてください!
コロナなんかに負けず走ります!



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大河内愛加
読んでくださりありがとうございます。いただいたサポートは全てブランドで使用する生地の買い付け費用として使わせていただきます!