文化を纏うマスクができました
<5/11追記:このページで紹介している3色の受注予約は締め切りました。次回の販売は5月中旬に「在庫販売」と新色2色の「受注販売」になります。販売開始のお知らせを受け取りたい方はLINEの登録をよろしくお願いいたします。→友だち追加>
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みなさんこんにちは。株式会社Dodiciの代表大河内愛加です。
弊社が運営するブランドrenacnatta(レナクナッタ)のマスクができました。
この新型コロナウイルスで国内外が混乱している今、ブランドとしてできることはなにかと日々悶々と考えていました。そんな中、お客様やパートナー企業様たちの後押しもあったのと、やはりレナクナッタの強みはテキスタイルであり、慢性的なマスク不足が問題になっている現状に少しでも貢献したいと思いマスクを作ることを決心しました。
そして作るならレナクナッタが作るべきマスクを、ということでブランドのコンセプトである「文化を纏う」にもしっかりと焦点をあてたマスクを展開することにしました。
そしてできたのが、京都の伝統工芸西陣織をつかったマスクです。
西陣織産業の抱える問題は今の新型コロナウイルスの影響だけでなく、1970年頃から始まった着物離れからずっと衰退の一途を辿っていますが、今回の状況によってさらに大きな打撃を受けているのが現状です。
こんな時だからこそ、気軽に身につけられるマスクでみなさんと一緒に西陣織を支え、その魅力を広げていきたい、それが今できるブランドの役割だと考えています。
ポリエステルの糸で織ってもらったので、水や摩擦に強く、絹の西陣織より扱いやすい生地となっています。
商品紹介
カラー:
・アイボリー
・グレー
・クラシカルピンク
サイズ:
・Sサイズ(子供〜大人女性用)
・Mサイズ(大人女性と大人男性用)
※クラシカルピンクはSサイズのみの展開になります。
素材:
・表地:ポリエステル100%
・裏地:綿100%
価格:
3520円(税・送料込み)
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まず、こちらがアイボリーとグレー。
シンプルなデザインの中に織りの奥深さを味わってもらえる柄を選びました。カラーはレナクナッタオリジナルです。
そしてこちらはクラシカルピンクです。
この柄はクラウドファンディングで使っているものの色違いです。
裏地は綿の3重ガーゼで、さらに3重ガーゼのポケットがついています。(つまり6重ガーゼ!)
柔らかな薄いガーゼですので呼吸がしにくいという心配もなく、肌触りもよいです。
ポケットの中に抗ウイルス加工がされているフィルターやキッチンペーパーなどを入れていただくことが可能です。
マスク自体は抗ウイルスマスクではないですが下記の効果は、一般的な布マスクと同様にあります。
・手で鼻や口を触るのを無意識に防ぐので接触感染を防ぎます
・喉の乾燥を防いで粘膜を守ります
・飛沫によって人に感染させるのを防ぎます
※ノーズワイヤーはありません。
※見えない部分の縫製にもこだわった丈夫な作りにはなっていますが、長く使っていただくためにも丁寧な手洗いを推奨しております。
会えない大切な方へのプレゼントに
マスクに手紙を添えて大切な人へプレゼントとして送れる無料サービスもご用意しました。
購入する際に備考欄にメッセージを記入するだけで完了です。相手の呼び名に指定がある場合はそれもわかるようご記入ください。
こちらでご用意したカードにお名前とお預かりしたメッセージを入れ、責任を持ってマスクと一緒にお送りします。
発送先住所と宛名をくれぐれも間違えないようにしてくださいね。
今会えない家族や恋人、友人と…オンラインとはまた違う温かみや繋がりを感じていただけたら嬉しいです。
販売について (4/25更新)
4/24日21:00にスタートをした第一弾の販売はおかげさまで7分で完売を致しました。今月中に順次発送予定です。
第二弾は受注生産となり4/25 10:00〜5/6 23:59まで受注を受付いたします。お届けは5/18から順次発送予定です。注文数が想定より多いため6月中のお届けになる場合もございますことご了承ください。
お取り扱いはオンラインショップにて。
<企業様・団体様へ>
20個以上のご注文は大口とさせていただき割引価格でご提供できます。メールにてお問い合わせください。
contact@renacnatta.com
海外発送について
海外発送も可能です。EMSにてお送りします。
料金
・アジア 1,400円
・オセアニア・北米・中米・中近東 2,000円
・ヨーロッパ 2,200円
・南米・アフリカ 2,400円
現在、国によっては運送サービスが止まっていたり、便の数が縮小されてるところなどもあります。通常は発送から2〜3日で到着しますが、それよりも大幅にお時間がかかる可能性もございます。ご了承をお願いいたします。
西陣織とは
以下の西陣織の説明は現在行なっている弊社のクラウドファンディングページから抜粋しました。ページを読んでいない方はぜひご一読いただけると幸いです。
西陣織とは、京都市の西陣エリアで生産される先染めの織物の呼び名です。「先染め」とは、名前のとおり布を織る前に糸や繊維を染色することです。糸そのものにしっかりと色が乗っているため、色合いが深く、シワになりにくいのが特徴です。
西陣織が織り上がるまでには20以上の工程があり、一つ一つの工程で熟練した技術者が丹念に作業を行っています。
西陣織の起源は1200年前の平安時代に遡ると言われており、都が誇る伝統産業として日本の絹産業に大きく貢献しました。しかし、1975年ごろをピークに徐々に人々の"きもの離れ"が始まり、生活の洋風化の進展とともに産業の衰退に拍車がかかりました。
約15年間で関連企業は半減、今残っている関連工業も80代の事業主が2割近くを占め、70代以上が半数を超えており、事業所の半分以上が「自分の代で転廃業」と回答しているデータもあります。このままいくと今でさえ貴重な西陣織はもう二度と作られなくなる幻の織物となってしまいます。
そうならないために後継者の育成や工賃を上げることが課題となっています。そのために弊社では西陣織の良さをまず多くの人に知ってもらうきっかけをつくり、そして新しいカタチで纏う機会を提供をしたいと考えました。
(中略)
また今回使う西陣織はポリエステルで織っていただいたため、水や摩擦に強く、絹の西陣織より扱いやすい生地となっております。絹に劣らない柔らかい質感、上品な光沢感を楽しんでいただける現代に生きる西陣織です。
最後に
私の急なお願いに迅速に対応してくださり、親身になって協力してくださった西陣織織元のリニスタ様と縫製工場のソゥイング杉様に心よりお礼を申し上げます。
そして今回レナクナッタのマスクが欲しい!と声をあげてくださったお客様たち、マスク作りに踏み切れなかった私の背中を押してくださりありがとうございました。
たくさんの方に文化を纏うマスクが届きますように。
大河内愛加
お客様ツイートまとめ
ありがとうございます!
読んでくださりありがとうございます。いただいたサポートは全てブランドで使用する生地の買い付け費用として使わせていただきます!