お菓子戦争
私の自宅にはお菓子を入れておく引き出しがあります。そこに買ったお菓子を入れてお腹が空いた時に手軽に食べられるようにしています。
しかし、私の食料であるお菓子を旦那が全部食べてしまうのです。
次の日にお菓子をたくさん買います。
また、全部食べられます。
毎日買っても買っても彼が消費していきます。それでもお菓子を常備しておきたい私は考えました。
置き場所を変えて隠しておこうと…。
今から思えばこれが戦争の始まりでした。
お菓子を隠した初日、彼は仕事から帰ってくるとすぐに冷蔵庫の中とお菓子の引き出しをチェックします。帰ってきてからの旦那のルーティーン(笑)いつも確認してからニヤニヤするのがお決まりでしたが、今日は一味違います。あるはずのお菓子がないから。
「なんで、ないとや」
「毎日食べてしまうから違うとこに隠したよ」
「そんなことしたって無駄よ。見つけるばい」
あらゆる引き出しを開けて、呆気なく見つけられました。
「俺にお菓子を隠すなんて100年早いわ」
戦利品を脇に抱えながら、意味不明の名言を残した旦那。
私は敗北しました(泣)
何回かそんなやりとりをしていて迎えた今日、家に帰ると食べた後のお菓子の袋がテーブルに散乱していました。しかもそれは先日東京に行った時に自分のために買ったお菓子でした。
このままだとまた全部食べられてしまうーー。
それは嫌だったのでいつもとは違う場所に隠しました。
家に帰るとすぐさま異変に気付いた旦那。
「あれ?お菓子は?」
「私が楽しみにしていたのに食べてしまうけん、隠したよ」
すんごい悪い顔になってお菓子を必死で探します。
第〇〇回、お菓子戦争勃発。
キッチン周りの引き出しを全部開けるけど見つからず、2週同じところを探してもありません。
「どこに隠したいや」
強めの口調で威嚇してくるのにも屈せずだんまりを続けます。
そして旦那は寝室へ、私の脈は早くなります。
「こんなとこに隠してから(怒)。だいたい、隠す知恵をつけてからすーぐ隠すとだっけん。俺に隠すのは100年早いって言っとるでしょ」
また謎の名言を。
どんなに隠しても見つかってしまい、もはや野生の勘があるのではと震えました(笑)。
いつか私が勝利する日を夢見て、明日も新たな隠し場所を開拓していきます。
負けてなるものか!!