生い立ち(その4)
こんばんは。AIKAです。
前回の続きです。
大学は無事に4年で卒業し、社会人となりました。
就職先は金融機関です。総合職でした。
銀行というと皆さんどういうイメージをお持ちでしょうか?
お堅い、真面目、エリートといった印象があると言われたことがありますが、実際は、
偉そうな人間が多い
というのが私の印象でした。
生活の要になる金銭を扱っていることから、命を扱う医者の次に偉い職業だと本気で思っている支店長もいました。
私からすると、全然真面目でもお硬くもないです。
当時、支店にいましたが、セクハラ・パワハラが蔓延っていましたし、
不倫も横行してました。
この話は長くなるので、また別の機会に。
ちなみに30歳の時に退職し、転職したのですが、
今の銀行はコンプライアンスが相当厳しくなっているようで、以前ほどハラスメントは減少しているそうです(不倫の状況はわかりません)。
そして、27歳の夏、今の夫からアプローチを受け、29歳で結婚しました。
転職後、1年ほど働いて「そろそろ妊活しようかな」と思いましたが、
ここで、私は不妊症であると自覚したのです。
そもそも私は、昔から生理不順でした。
ただ、これは私のダメなところでしたが、あまり問題視せずにやり過ごしてきたのです。
周りの人たちは生理がしんどいとよく言ってたけど、私は年に2,3回程度しかこない。当然、生理痛もない。PMSで気分が乱高下することもない。
妊娠を考えていない間は、快適そのものでした。
そして子供が欲しいと思ったタイミングでようやく事の大きさに気付いたのです。
以前も書きましたが、私は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)です。
ホルモンバランスの異常によって卵子が育たず、それにより排卵しない。よって生理も来ないというものです。
原因ははっきりとは分かっておらず、病気というより体質によるものらしいです。
肥満や男性ホルモンが多く毛深い人にそういう傾向があるようですが、私は何も該当しません。
体外授精も行いましたが、そもそも成熟卵が採取できず、全て失敗に終わりました。
本当に死にたくなりました。私は女失格なんだなと。
ある時、実家に帰省した時に自分が不妊症であると両親に告げ、「孫の顔を見せることができないと思う」と伝えました。
その時に母に言われたのが、
「子供のために結婚したわけではないでしょ?
幸せに過ごすために結婚したんだから旦那さんと仲良くやれば良いじゃない。
何がなんでも孫の顔が見たいとは思ってないから無理しなくて良いわよ」と。
その時に、大学生の時に母が言っていた「子供ができずに離婚するなんて馬鹿みたい」と言っていた言葉が理解できました。
あれは私たち子どもが要らないと言ったわけではなく、純粋に「何のために結婚したのか?」を母なりに考えただけの発言でした。
子ども時代の思い込みって怖いですよね。
子どもにとっては家族が世界の大半を占めるので、当たり前ではあるのですが、そこで起きたこと・目に見えたことが全てだと感じるし、そこで価値観が形成されてしまう。
過去受けた両親からの言動も、別の側面から見たら何か他の意味があるのかもしれない。
両親には両親なりの事情があったのかもしれない。
36歳になった今でも無意識に心の中に残っている傷もあると思うけれど、
いつか解消できればいいなと思います。
私の生い立ちについては以上です。
取り留めのない文章でしたが、お読みいただき、ありがとうございました。
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