ゴムあり2、ゴムなし2.5
初めから体を売ってる女の子に偏見はなかったしむしろ尊敬してた。今でも、私は自分が汚れてるなんて思ってないし思いたくない。幸せだって思う。
人生初の彼氏に金を貢ぎ始めてから崩れ落ちたものは金銭感覚。月に140万くらい必要になって、愛してもらうのに体を売るしかもうなかった。その彼氏とはすぐ破綻したけどあたしの恋愛スタイルは付き合う=お金。
17だから風俗店とかソープとかには入れなかった。でも円デリグループにはちょっとした経緯ですぐ入れた。それだけでもあたしは犯罪者。
2日で15万。それでも必死にやらないと足りなかった。普通のバイトはもう出来ないし、当然そういう世界にいるから悪いことも沢山知った。色んな稼ぎ方を見た。
身も心も削るのは自分にかける金を稼ぐんじゃない。自分の精神を安定させるために愛に似た何かを得るために体を売ってる。
お金をあげる価値のある人、ない人。投資と同じ。あたしが身を削るほど好きになれるか。
どんな行動で帰ってくるか、どんな言葉で帰ってくるか。どれだけあたしをいい気分にしてくれるか、
どれだけ嘘が上手いか、
自分が男をいい気分にして貰った金を男にい気分にしてもらうために払う。
間違ってるのか分からない。でも少なくともそれが今の私の幸せ。騙し合ってお金で繋がる関係。どんな縁より汚いし何をしても愛には変わらない。
でもそれが私の生き様。
一時の幸せにバカみたいに溺れる。
学校を辞めても親を泣かせても片道1時間かけて貢ぎに行く。稼ぎに行く。
自分で歯止めが利かないから間違ってるって思いたくなくて、こんなクソみたいな人生で偽りの愛を生き甲斐、生きる意味にしてる。
今日も私は円光、前にいた学校の友達のストーリーにはリア充生活が上がってる。
デートの様子なんてあげられない。必ず終わりが来る汚ねえこの関係を自慢なんてできない。
終わりが来ないためにお金で食い止める。
それがあたしの幸せ。恋愛スタイル。
(フィクションかフィクションじゃないかは秘密)