これがスピリチュアルってやつ?②
みなさん、こんにちは!
前回の<番外編>を読んでいただいた方、本当にありがとうございます。
読んでいただいていない方も、続編に興味を持っていただき誠にありがとうございます。
<番外編>では、8割自分のため、2割がこの続編をより楽しんでいただくために、自分の人生の振り返りをさせていただきました。
念のためダイジェストでどうぞ↓
『留学してWebディレクターになって、30代半ばで年下夫と結婚して、、、
なんてステキなキラキラ人生~♪とはならず、転職を繰り返し、これといったスキルもなく、それなのに仕事をすること以外で自分の存在価値を見出せない病に20年弱侵されている、現在無職(主婦)の私が「私は一体何者なのか?」というメンヘラ状態の最中、同僚の紹介でセラピストの先生に会うことになりました』
(5,678文字だった番外編が179文字で纏まった衝撃)
一応、5,678文字バージョンも貼っておきます。
今回は、そんなメンヘラ中年女子が"先生”に救われたお話の続きをさせていただきます。
軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。
スタンダードに生きられないのだから
「"何より自由を重視し、誰にも干渉されず、自分の好きなように生きたい。浅く広く色々挑戦してみたい" というあなたの魂が、なぜかとても生真面目で体裁を重んじるDNAにくっついた結果が、今のあなた自身です。
何かあればすぐに立ち止まっては後ろを振り返って『あれ?こんなはずでは、、』と思ったりしない?」」
席に座って挨拶以降ほとんど口を開いていなかった私ですが、少しずつポロポロと自分の頭の中にある言葉を話し始めました。
これまで好きなことだけをしてきたこと。
38年間で何一つ「極める」ことができていないこと。
周囲と比較してしまうこと。
一体、自分が何者なのかわからなくなっていること。
ですが、何を話してもまるで先生の言うことに "寄せた" 悩みを後出しで打ち明けているような、そんな感覚になるほど私の頭の中を"先読み"されていたのです。
「まず、これまでやってきたことが無駄だったと思っているなら間違いです。あなたがこれまでしてきた経験はすべて誇るべき"キャリア"です。
もう一つ、あなたは好きなことをしていて大丈夫。周りは関係ありません。あなたは皆のように "スタンダード" に生きられないんだから。
本当はもうわかってるんじゃない?それを自覚してそろそろ自分の道を歩いてみたらどうでしょう。」
ほぉ。
"スタンダードに生きられない(^^♪"
"スタンダードに生きられない(T_T)"
"スタンダードに生きられない(-_-メ)"
人生で初めて投げかけられる言葉すぎて、どういう感情で受け止めれば良いのかがわからない。脳内にこびり付く言葉。脳内タトゥー。
でも待てよ、そういえばこれまでも、、、
母から「誰の性格に似たんやろうね?」
友人から「許容範囲内の変わり者」
夫から「AIKAの好きにし」(優しさと諦めの間)
同僚・上司から「ちょ~っと変わってるよね。いや、いい意味でやで?」
と、確かに言われてきた。
でも何が相手にそう思わせるのか分からなかったし、分かろうともしなかった。
自分の中では周りと同じように考え、取捨選択をして、協調性を持って(これはやや低め)、毎日を過ごしてきたつもりでした。
それでもふと『何かが違う。みんなが出来てることが私にはできない。』と思い始めるとメンタルが奈落の底に落ちていく。その繰り返し。
それが"スタンダードに生きられない"ということなのか。
「AIKAさんの人生の課題は "許す" ことです。
あなたの自由気ままな本質(魂)が生真面目な箱(DNA)に閉じ込められて苦しんでいるので、あなたの本質を認めて解放してあげるのが一番です。周りを気にしなくて良い、体裁なんて関係ない、自由を重んじるあなたの本質が作り上げてきたキャリアに誇りを持ってください。誰もがあなたのようにできるわけではないことを理解して、あなたのこれまでの経験を活かして他者にマインドセットの方法を教えてあげるとより良い結果に繋がると思いますよ。」
メンヘラ中年女子の私がマインドセットの方法を他人に教える?! How?!
ただ、それこそ"超絶スタンダード"な思考を持った両親(父は"超スタンダード"を遥かに超えてただの偏見もち、母は一年だけ就職して23歳で私を生むという昭和女子のエリートコース)に愛情いっぱい育てられ、私も知らず知らず同じような道を歩むのが当たり前と思っていたのかもしれない。
でも私の本質(魂)はそれを望んでなかった。
それに38年間気づかず、「何か違う気がする。あれ?ん?なんだこれ?何がしたいんだっけ?」そんなフラフラ迷子状態で進んできた。
でも、決して両親から引き継いだ生真面目なDNAが私を邪魔していたのではなく、どれだけ自信を無くしても迷子になっても、殻に閉じこもったり良からぬ方向へさ迷ったりせず、とりあえず前を見て一般社会を歩むことができたのは「間違ってはいけない」と思わせる私の生真面目な箱(DNA)のお陰だと思うのです。
これがスピリチュアルってやつ?
「他者にマインドセットの方法を教えてあげると良いですよ。」
これもまた初めて受けたアドバイスでした。
「AIKAさんはこれまで様々な環境に身を置いてきたと思います。環境が変化し、そこに新しい自分のポジションを作るということをあなたはずっと楽しんできたのかもしれませんが、誰しもがそんな風にできるわけではありません。"環境の変化"というものは人に対していくらかの不安を与えますし、そこに新たな居場所をつくるには大きなエネルギーが必要になります。異なる価値観、ルール、人間関係、それらを受け入れ理解したうえで自分の存在価値を生むということは一種の能力です。AIKAさんはそれを『楽しい』と思ってやってきてるので、気づいてないと思いますけど(苦笑)、、苦笑?
世の中には、そういった環境の変化についていけない人や頭の切り替えが苦手な人、人間関係に対応できない人がたくさんいます。AIKAさんがこれまでどのように順応し乗り越えてきたのか、その人たちに発信してあげてください。」
ほぉ。
"スタンダードに生きられない" という脳内タトゥーが刻まれたうえに "環境の変化を楽しむ" という新たな能力も与えられました。(気づいてなかっただけのようですが)
確かに、進学・留学・異業種間の転職に対して大きなストレスを感じることはなかったし、何よりその変化を自ら求めていました。
ただ一つ、"結婚" に伴う環境の変化に対してはそれまでと異なり、それなりの負荷がかかりました。
はて、これまでの環境の変化と何が違うのか?
"みんな結婚してるし、私もしたほうがいいかも"
そう、私の結婚は "魂" ではなく「世間一般」を気にする "生真面目・体裁重視のDNA" が私にもたらした変化だったのです。
制服で選んだ私立校、英語の先生を目指しての留学、興味の向くままに選んだ仕事、どれも私の本質(魂)で選んできたステップでしたが、結婚は "凡そ30代半ばで独身卒業が世の流れかしら" という頭で下した判断でした。
(こんなふうに言うと結婚したことを後悔してるようですが、そういうワケではないので念のため)
私の魂やDNAのタイプ、人生の課題、つまずき、特性、能力について先生はなぜそれ程までに言い切れるのか、何一つ根拠がないのにどれも理屈が通っているように感じる。
まさに「これがスピリチュアルってやつ?」という経験したことのない思いになるとともに、自分は何者なのか?という問いの答えを求めていた私はだんだん楽しくなってきました。
「どんな形でも良いですよ。特定の人から直接相談を受けてアドバイスをするのも、自分の過去の経験を書き記して発信するのも良いと思います。
でも、それをするにはそのための知識も必要ですし、何よりあなた自身が自分の人生を今一度振り返る必要があります。自分が何をしてきて、どの時期が辛くてそれをどうやって乗り越えたのか、その整理ができずして他者に何かを伝えることはできません。まずはゆっくり振り返ってみてください。」
"発信" するために、まず "人生の振り返り" をする。
んーーーーー
。。。。。。いっぺん(一度)にしてみたらどうだろ?!
先生の意向とは恐らく大きくズレているであろう、そんな勝手な思いつきで不特定(多数)の方の目に留まる場で、中途半端な人生の振り返りを<番外編>と名付けて発信することにしたのでした。
恐らく、というか間違いなく、先生としては "人生の振り返り" は他者へ発信するものではなく自分の中でする行いだったと思うのですが、まぁ私はそれをnoteで公開したわけで。
だけど、モヤモヤしていた自分の過去も、書き出してみると「自分そこそこ頑張ってたな」と思うことができたし、ここ(note)で出会う人たちに一つのコンテンツとしてほんの少しでも「おもろいやんw」と思ってもらえたら、なんだか一気にこれまでの人生が花開く気持ちになるのです。
鉄筋コンクリート製の軸
一、私は自由な魂と生真面目なDNAという対照的な性質の間でできている。
一、DNAはただの箱である、魂の思いに従って進めばよい。
一、"スタンダード" なんてクソくらえ。(誰もそこまで言ってない)
一、私には環境の変化を楽しむ "能力" がある。
一、経験を活かして "発信" することで過去のキャリアが繋がっていく。
この5つの教えは、「一体私は何者なのか?」と空中を漂っていた私をしっかりと地に降ろしてくれました。
38年間ゴム製だった私の中の軸が鉄筋コンクリート製に生まれ変わったような気持ちになりました。体幹もバキバキです。(本物はプニプニ。)
Webディレクターをしていたときからずっとやりたかった動画制作。
今さら無理だろうな、今の仕事を続けてるほうが安定してるよな、周りは地に足つけてしっかり歩いてるしな、と何だかんだ諦める理由を探すもののやりたい気持ちは変わらず、簡単な編集ソフトを購入しては見よう見まねで家族旅行のVLOGをつくって、チャレンジしたい気持ちを中途半端に満たしていました。
だけど、先生からのこの教えによって「ちゃんとやりたいことだから、ちゃんとやろう!」と思いきることにしました。
子を持つ "母" でもなければ、"主婦" としても未熟。
だけど、それに対して負い目を感じる必要はない。
だって "肝っ玉母ちゃん" になることも、"スーパー主婦" になることも、私の魂は求めてないから。
私の魂が求めてることは「自分のやりたいことを貫いて、応援してくれてる家族に還元すること。」
鉄筋コンクリート製の私の中の軸は、巨大地震にも負けない耐震性を備えて今日も私を支えてくれています。
夫よ。。。
さて、もう一つ。
なんなら、今回の先生との出会いにおいて一番びっくりしたお話を最後に聞いてください。
(長くてすみません、一旦トイレ休憩挟んでください!)
<これがスピリチュアルってやつ?①>で書いたのですが、先生の元を訪ねたとき、まず最初に自分の名前と生年月日、気になる人がいればその人の名前と生年月日も書いてくださいと言われ、特に何もないけど念のため夫の分も書いたんです。
で、これまでお話した通り私は先生に自分のことしか話してないし、夫の "お" の字も出してない。そんな中、「ご主人は優しい方ですね。」と突然切り出されたので、「そうですね、基本的に文句を言ったり怒ったりしないタイプです」と、私もサラッと答えました。
すると先生は、「でも、それだけですね。」
と優しく微笑みながら悪意なく仰いました。
私は当然、「はぁ?!人の旦那に何言うのん?!失礼やろ!」
、、、とはならず。
「そうなんです!!!!!それだけなんです!!バファリンみたいな人なんです!(バファリンですら半分は優しさ以外の成分でできてる)」と、思わず先生の手を握りそうになる私。
「あまり物事を深く考えたり、意見を言ったりすることが苦手な人なのでAIKAさんには少し刺激が足りない気がしますね。たまに意見をしてきても論点がズレてたりしない?」
ちょっとちょっと、どういうこと?
先生、私の夫の知り合い?親戚?友達?元カノ?
そうじゃないとわかるわけがない、、
本当にそうなんです。その通りなんです。そのことも私の小さな悩みなんです。
実際に普段から接している私の母や家族ぐるみで遊ぶ友人、親戚にそれを言っても、「そうかな?そんな感じせえへんけど。優しくていい旦那さんやん」と言われるだけ。
なんで誰もわからへんのやろ、、、
私が見てる夫とみんなが見てる夫は別人なんじゃないか?(大袈裟)、というモヤモヤが心の隅の隅にずっとありました。
それを、夫に会ったこともない、紙に書かれた名前と生年月日を見ただけの先生がズバリと見抜いたのです。
「でもね、いいと思いますよ。まず優しいし、物事を深く考えないって言うのも今のAIKAさんにとっては良いことで、あなたのやりたいことをやらせてくれます。しばらく仕事は後回しにして動画制作の勉強に集中したって、文句も言わず『頑張ってね!』って言ってくれます。料理がイマイチでも、それがご主人の不平不満にはならないです。」
なんか知らんけど、料理が苦手なことも見抜かれてる?
「だから、AIKAさんは "感謝" をきちんと伝えてください。ちゃんと言葉で伝えないとダメですよ。『いつもお仕事頑張ってくれてありがとう』、『あなたのお陰で勉強が進んでる』、『あなたが応援してくれるからこんなことができるようになった』と何かあるごとにちゃんと伝えてください。
なぜなら、ご主人は相手が何を考えているか、どう思っているかを察知できる人ではないから。
(それはさすがにちょっとヒドない?笑)
ご主人が持つ優しさは、自ら先回りして気の利いたことができる優しさではなくて、多少自分のことを後回しにしても相手の要望や希望、思いを受け止められるという優しさなんです。
あなたがきちんと言葉で感謝を表現することで、ご主人は幸せな気持ちであなたを応援することができるんですよ。」
これまで夫は、私の「こうしたい!」という思いに「NO」と言ったことは一度もありません。私の母も同じです。
結婚式を挙げることも引っ越しも転職も、愛犬の米を迎えることも全部私が「そうしたい」と言って叶えてきたのことです。
そして今、やりたいことができているのも、夫が私の思いを優先してくれているから。
確かに、夫に対して物足りない、もっと深い話がしたい、説得力のある意見がほしい、ディベートがしたい(討論が好き) 、と思うことはあります。
だけど、今の夫が私の夫でなければ、私は "スタンダードなんてクソくらえ" マインドで生きることはきっとできなかった。
そう思うと、自然と感謝の気持ちが込み上げると同時に、私の生真面目DNAが発動して決めた結婚も "運命"だったと思うのです。
夫よ。。。ありがとう♡
<番外編>に続き、大変長文になってしまったにも関わらず最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ここに書いたこと以外にも、先生から色んなお話をしていただきました。
もちろんその全てが「その通り!」というわけではありませんし、この経験が "スピリチュアル" に属するものなのかもわかりません。
素晴らしい "コーチング" なのかもしれません。
どちらであってもなくても、それは間違いなく私にとって大きな助けとなり、こうしたエピソードとして楽しくお伝えできていることが何より嬉しいです。
3回に渡り自己満足な記事を書いておりますが、「まぁまぁ面白かったな」と思っていただけると幸いです♡
また、「これがスピリチュアルってやつ?①」で次回予告を載せてましたが、色々タイトルやら構成やら変わってます(笑)
意味のない予告となってしまったことお詫び申し上げますm(__)m