トリリンガルの子育てってこんな感じ

こんにちは。
今日は、我が家のトリリンガルな日常について書きたいと思います。

トリリンガルになったのはここ2、3年の話です。我が子は2人ともフランスで生まれて育った為、私の言う日本語が分かるようでも、会話は全部フランス語でした。日本語補習校などは遠く、他の習い事とも重なる為、自宅で私が教えたり、オンラインなどで試してみましたが、中々上手くいきませんでした。そこで、思い切って、イギリス移住の前に日本に9ヶ月ほど、滞在してみたのです。すると、3日もしないうちに日本語がスラスラ出るようになりました。あんだけフランスで苦労したのはなんだったんだ?という感じでした。

イギリスに来て、今度は英語の勉強です。
フランス語とスペルが似ていたりするので、ある程度は読めたり、何となく意味が分かったりするようで、メキメキと英語力もつきました。今は、子供達は家では日本語の漫画を読み、学校では英語で授業を受け、兄弟喧嘩はフランス語という状態です。

イギリス、日本、フランス、どの国に行っても、ネイティブと思われる位になりました。

ただ、1番心配するのは語彙力です。諺や熟語などの数はまだまだついていけてません。そのことについて、私はすごく悩みましたが、よく考えると、ヨーロッパ人やアフリカ人など、多言語が当たり前な環境に生きている人はこういう感じなのかと思い直しました。

例えば、アフリカでは色んなローカル言語を話す人に合わせて変えていて、学校での言葉、お手伝いさんとの言葉、家での言葉と分けたりするのは珍しくないですよね。

私の家では、今は3カ国語が混じり合った会話になっています。自分たちには当たり前になってしまったので、たまにお店で並んでいたりすると、私たちの会話を聞いている人が「あなた達は何ヶ国語で話してるの?」と聞いてこられて、そこで改めて私たちはマイノリティなんだと感じさせられます。

あまり無理強いはしたくない為、もう勉強らしいことは一切させていません。トリリンガルになることは目的ではないと思っています。それより、どんな環境にもたくましく生きて行き、色んな考え方や宗教、勉強の仕方や働き方に共感し、自分自身の道を築いていけるサバイバル力の習得をさせてあげたいです。

私の子育ては、正しいのか間違っているのか分かりませんが、思い切って日本滞在、イギリス移住をして本当に良かったです。色んな経験は必ず人生の糧になると信じたいです。

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