伊藤亜衣

オーストラリア・キャンベラ在住。誰かに話したい日常の話を書いています。 共同通信記者時代の共著書『ある行旅死亡人の物語』(毎日新聞出版)発売中。読んでください!

伊藤亜衣

オーストラリア・キャンベラ在住。誰かに話したい日常の話を書いています。 共同通信記者時代の共著書『ある行旅死亡人の物語』(毎日新聞出版)発売中。読んでください!

最近の記事

1ヶ月ヨーロッパ旅〜食べて、食べて、トイレ探す〜

1ヶ月間、ヨーロッパを旅行した。 ギリシャ、トルコ、フランス、モナコ、イタリア、ハンガリー、ポーランド、オーストリア、チェコ、ドイツ、オランダの11カ国。 1ヶ月も旅行をするのは初めて、一度の旅行で3つ以上の国を訪れるのも初めて。贅沢な旅だった。といっても、楽しかっただけではない。飛行機や電車に乗り遅れたり、アテネの日差しで体調を崩したり、トラブルもあった。 さあ、旅行記は時間をかけて書くとして、頭に残っていることをざっと並べてみよう。 やっぱりイタリアは食の宝庫

    • キャンベラは秋。秋といえば読書。だから少しだけ本の話をさせてほしい

      日曜日の朝、目を覚ますと枕元の置き時計がスマホより1時間遅れていた。あれ、寝ぼけているのかな。そうだ、昨日でサマータイムが終わったんだ。 日本との時差が1時間に戻りました。キャンベラは気候もすっかり秋。一瞬で乾いた洗濯物も1日かかるようになり、暑がりの元ラガーマン夫も長袖を着るようになりました。寝室での冷房温度設定の争いも一時休戦中で、平穏な日常に戻っています。寝室の冷房事情について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。 秋といえば、読書。ということで、今日は初めて本の話

      • パートナー・ビザの話をしよう(後編)

        パートナー・ビザの話をしよう、今日は後編です。 前編でも書きましたが、念のためこちらでも。 私はビザの専門家ではありませんので、「オーストラリアのパートナー・ビザってこうやって取るのか、へぇ〜」ぐらいの気持ちで読んでください。これから申請する方の参考にもなれば、それはそれはうれしいですが、ひとつの経験談として、さら〜と読んでいただくのが良いと思います。 前編では、申請方法や提出書類について紹介しました。 ここからが本番 提出書類は、まだあります。本当に大変だったのはこ

        • パートナー・ビザの話をしよう(前編)

          オーストラリアのパートナー・ビザ(配偶者ビザ)が下りました。 これでひとまず安心です。というのも、今回発給されたビザは暫定のもので、2年後に再審査があります。 申請まで本当に大変でした。決して甘く考えていたわけではありませんが、これで離婚する人もいるのではと思ってしまうほどでした。夫とは何度もケンカをして、ビザ取得の目的を忘れてしまいそうにもなりました。(ケンカの内容はいつも通りしょうもないことですが) 新しい地で新しい生活が始まったことへのストレスも相まって、夫婦共々

          自分にそっくりな女優さんのドラマが見られない話

          今日はオーストラリアとは関係ない話を。 5年ぐらい前のこと、先輩記者に突然「時効警察に出てくる女優に似てんな」と言われた。知らないドラマだったので、ググってみた。どの女優さんだろうかと考える間もなく、先輩が言うその女優さんが分かった。だって、自分でもびっくりするほど似ていたから。 それは「江口のりこ」さんという方だった。 これまでに似ていると言われた有名人は何人かいるが、私的にはしっくりこなかった。ところが、江口のりこさんを見たとき、衝撃を受けた。ほんまにくりそつ(古い

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          続・マットレスから学んだこと〜やっと届いたけれど〜

          あれから2週間。 結論から書くと、1月31日(水)午前にカンガルー・マットレス(仮名)が届いた。もううれしさなんてものはない。なぜか。前回の投稿日1月19日以降の出来事を振り返ってみる。 てやんでぇい! 宅配業者は「カンガルーに聞いてくれ」、カンガルーは「Delay」の一点張りだった。私たちは頼んだマットレスがどこにあるかも分からない。もう返品しよう(そもそも”品”がない)、もう忘れよう(え、お金は?)と思い始めた。 1月20日は土曜日。私たちは朝から車で約3時間のサ

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          マットレスから学んだこと〜ここは日本ではないオーストラリア〜

          我が家は1 LDKに夫婦2人暮らし。クイーンサイズのベッドに2人で寝ている。夫は元々寝つきが悪く、夜中に何度も寝返りを打つ。身長183㎝、体重100kgの元ラガーマンが動くとベッドは音を立てて揺れる。揺れる〜ベッド〜体じゅう感じて〜🎶(by ZARD)。記者を辞めてようやくぐっすり眠れると思ったのに。 朝起きると夫は「How was your sleep?(寝れた?)」と聞いてくる。私の返事は大体「Not great(あんまり)」。その度に夫はバツが悪そうに「Sorry」と

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          納豆が食べたくて食べたくて

          オーストラリア人の夫とは食の好みが全く違う。夫はハンバーガーやピザなど小麦粉派。魚介類は一切食べず、日本料理で食べるものは唐揚げぐらい(ローソンのからあげクンが大好物)。一方、私は寿司と白米(+生卵と納豆)が大好きなお米派で、日本では納豆ご飯を毎日のように食べていた。 キャンベラに来て最初の1週間は夫の食生活に合わせていたのだが、し、しんどい。夫は、せっかくオーストラリアに来たのだからとおすすめのお店にたくさん連れて行ってくれた。口に入りきらないほど高さのあるハンバーガーも

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          キャンベラでnoteを始める

          大好きだった記者の仕事を辞め、オーストラリアのキャンベラに引っ越して半年が経ちました。2023年は結婚、退職、移住、とこれまでの人生で1,2位を争う濃い1年でした。 キャンベラに到着したのは昨年7月。初めの3ヶ月は配偶者ビザの申請準備に追われ、あっという間に過ぎていきました。(オーストラリアのビザ取得についてはまた書きたいと思います) そして10月末から1ヶ月は日本に一時帰国していたため、正確に言えばキャンベラ生活はまだ5ヶ月です。 毎日が新鮮!楽しい!最高! とまでは

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