テイルズオブアライズ感想!!!!
クリア後感想です!!!!楽しかった!!!!
この感想文は最初ストーリーのネタバレなしでテイルズシリーズとしてのふわっとした感想を書いたのち、アテンションを挟んでネタバレありの感想があります。ご注意ください。書きたいことだけ感想文。
マザーシップタイトルは半分以上プレイしていて、特に好きなテイルズはTOA・TOX2・TOBです。
・テイルズシリーズとしてのふわっと感想!(ネタバレなし)
テイルズファンなら驚く仕掛けを感じる一方、初めてのテイルズでも全然オッケーな作品でした!初テイルズとしてかなりオススメしやすい!システムが変化したものもありますが、シリーズのお約束はほぼ健在。回復はグミ。
PVで観たときはグラフィックが従来のテイルズと違うリアル寄り?!と思ったのですが、実際プレイしてみると、キャラクターのグラフィックは従来の空気感がありました。それでいて表情がものすごく繊細。びっくりしました。スクショしまくりました。
バトル!アクション苦手でもリトライしたくなるデザインで楽しめました。序盤めちゃくちゃゲームオーバーになりましたが……。パーティーが4人揃うまでがいちばん難易度高いと思います。ブーストアタックという十字キーで発動するメンバー固有の技が、バトル参加していないメンバーも使えるのが個人的に良かったです。テイルズの戦闘は4人で行いますが、これがあるおかげでつねに6人で戦っている!という感覚がありました。
スキット!これがいちばん変化としてわかりやすかったです。今作では漫画のようなコマ割りに3Dモデリングで展開していきます。従来のアニメ絵はなくなりましたが、今作は表情がとても豊か。メインストーリーの延長で使われるものが多くギャグスキットが少なくなっている印象。ストーリーがノンストップでシリアスなため、中盤までは特にシリアスかもしれません。料理のスキットは元気いっぱい。
野営。新しいシステム。火を囲んでパーティーメンバーが話しているのを見ると、旅してる感がすごい。少なくなったギャグスキットはここのちょっとした会話に移動している気がします。アルフェンがひとりひとりと絆を深めて見られるスキットがある!宿に泊まるより火を見てる方が語りたくなるもんな……!野営はいろいろな要素があるため野営ばかりになり宿に泊まらなくなる!!たまにちゃんと休めているか心配になり宿に泊まる。
ストーリーの空気感もテイルズでした。キャラクターの価値観が変わっていくところや、立場の異なる関係のパーティーメンバーの交流。対立などがあってもギスギスしすぎない塩梅のパーティーでした。
・全体の感想!(ストーリー以外/微ネタバレ)
お金がないことがこんなにつらいRPGテイルズオブアライズ。オレンジグミで回復してからのレイズデットとライフボトル複数買いはどっちが安い?みたいなこと初めて考えました。体感では金策に苦心している頃はライフボトル複数買いの方が安い。虐げられている……!金のためにアウテリーナ宮殿のレナ兵をボコボコにしました。ごめんテュオハリム。キサラに「こんなに使ったのか……(愕然)」されるたび「だって!!だってオレンジグミが!!!!」となりました。
あまりにも早いインディグネイション。早い。早すぎる。ビビり散らかしました。その技は後半のここぞというときって教わらなかったのか?!?!ガナベルトにとっては終盤のここぞというときではある!!これはテンションの上がる演出でしたね!!
ブウサギ食べるんだ……。馬も、食べるんだ……。アライズのメンバーは食に貪欲なのでなんやかんや食べる。食用に馬育てるなんて富豪か?!馬刺しが食べられるRPG。おいしい。トラスリーダ街道のブウサギとブタのいる牧場、周りにブタと同じ色をした小さいブウサギがいるのを見て「ブウサギとブタの子!!!!」ってテンション上がりました。
釣り掘りがあると魚影が見えたと騒ぐキサラ~!おいしい魚を食べさせてやりたい心が止まらない。仕様がわからなくて最初めちゃめちゃ失敗しました。失敗すると「見逃してやるか……」みたいなこと言う。負け惜しみだ?!?!RPGはよく釣りシステムがありますが、主人公以外がやるのは珍しいと思いました。ロウの牧場管理、リンウェル&フルルのフクロウ探しなど、メンバー固有のシステムがあるの、いい。
CPを消費して先に進めるエリア、序盤CP足りなさ過ぎてマジか?!?!って泣く泣くアイテムを見送ることもありました。CP管理に泣かされなくなってから、パーティーメンバーそれぞれに道を阻む障害を越える力がある構図に震えました。いろいろな壁を壊してゆくアライズのテーマに沿った演出!!それはそれとしてCPがない序盤!!!!
宮殿や城で「差し込む光があまりにもサグラダ・ファミリア!!!!」ってなったときと「ステンドグラスの並びサント・シャペル教会か?!?!」ってなったときがありました。建築様式を見ても意識しているのを感じます。サグラダ・ファミリアの光は実際観たときに感動したのですが、あれに近いものをゲーム内で表現してるのすごすぎる……建築美……。ステンドグラスに近づくと、凹凸のある反射の中にぼんやり奥が透過されていたりする!!すごい。
(打ち解けるまで)バトル中シオンに女王様な対応をされますが、TOAで最後までティアに「調子に乗らないで」と言われ続けた経験があるので心の中で元気に返事してました。ティアの「調子に乗らないで」好き。ルークを回復するために使ったのにルークに「アイテム使いすぎじゃねーの?」と言われるのとセット。
※以下、アライズのネタバレがガッツリあります。
・パーティーキャラクターの感想!(ネタバレあり)
・アルフェン
アルフェンが主人公で良かった!!!!と最初から最後まで思わせられた主人公オブ主人公。虐げる存在に対して怒る中、つねにフラットに物事を見る目があってめちゃめちゃ好きでした。敵の技術を素直に褒めるところ好き。シオンへの感情もド直球で、斜に構えていないところが見てて清々しい。シオン、ひとりで生きてきたところにこんな素直な人間と出会ったら惚れてしまうのは無理ない。シオンを幸せにしつつ自分も幸せになる最強の男。
・シオン
シオンがヒロインで良かった!!!!と最初から最後まで思わせられたヒロインオブヒロイン。最初から最後までかわいい。すごい。最初からいい子具合が描かれていたので、ツンな時期もかわいい。塩対応を保ったまま食べるの大好きなの堂々と見せる潔さ。好き。野宿は嫌なのに野宿ばかりさせて申し訳ない。ずっと回復してもらって申し訳ない。アルフェンとの仲が進展してからアルフェンがHP0になると「私を置いて行かないで」と言うのがあまりにもしんどくて、ゲーム演出の中でいちばん驚いた。ゲームが下手なことにこんなに罪悪感を抱くことになるなんて……。アルフェンと末永くお幸せに!!!!
・リンウェル
ダナ側の怒り担当。最初裏切り枠担当かと思ったのですがそんなことなかった疑ってごめん。序盤レナであるシオンとギスギスな関係だったけど、考え方が変わってからはみるみる友達になっていった。感情!!エンディングのシオンとリンウェルのとこ、良かった~~!!!!人間の友達がお互い初めてっぽくてアツい。ありがとう。
・ロウ
パーティーの情熱担当。悩める背中を叩く力がすごい。パーティー内でいちばん人間味を感じる。パーティー入りまでの展開がしんどく、元気な中に内省が多い。ロウが悩んでいる描写が序盤にたくさんあったので、後半仲間の精神的なピンチへの鼓舞が嫌味じゃない。パーティーバランスがいい~!!牧場の管理が完璧すぎる。馬刺しが好きなのしぶい。
・キサラ
見た目の美人騎士具合からは何も想像できなかった意外性なキャラ。とにかく美人で、料理を作っているのを見ても「イケメン……」ってなってしまう。釣りにウキウキでも絵になる。どういうこと。クールそうに見せかけて得意分野では元気いっぱい。世話焼きの母親的存在としてパーティーにいるけど、急に休日思い立って家族を連れだす父親っぽさもある。お兄さんに育てられたからかな……。ストーリー中アルフェンに真っ先に声をかける描写が多く、気配りがイケメン。宮殿中の老若男女が人知れず失恋している気がする。正式にパーティー入りした時点で誰かに依存することはやめようと決心しているので、ママっぽさはありつつも近すぎずいい距離感がある。非の打ち所がない。テュオってさらっと呼ぶところ~~~~!
・テュオハリム
パーティーの冷静な分析担当。心の中でついつい様をつけて呼んでしまう。キサラはすぐに呼び捨てにできたのに。おそらくいちばん苦戦したキャラクターで、洒落にならないくらい強い。信じられない。味方になった後も回復と術と棍でよくわからない最強さ。これが領将の力……。ずっと回復していただいてる。反省が多いアライズメンバーの中でもダントツで自分を責める。戦闘中も誰かがHP0になると自分のせいだと言う。キサラとのバランスが良い。差別していないと思っていた中に差別があったと自覚するところ好き。後半アルフェンを「友人」って言うのアツい。思い立ったらすぐ詩。趣味が全部金持ちのやつだ?!ヴィスキント中の老若男女が失恋している。
・アルフェンとシオンについてなど(ラタトスクの騎士のネタバレもあります)
もう……ハグしかねえ!!!!と思うところで本当に行ってしまえる男、アルフェン。信頼できる。パーティーメンバーを置き去りにするほど二人の世界をかます。パーティーメンバーの絶妙な受け入れ態勢好き。冷やかす感じでもないけど、さらっと言及したりする塩梅。パーティーメンバーで複雑化することなくペアが生まれているので話が早い。こじれない。こんなにきれいに分かれてるの初めてじゃない?!
終盤足場が崩れてシオンだけ分断されたとき、言葉なくアルフェンとやりとりして迷いなくアルフェンに向かって飛んで受け止めてもらうシオン!!受け止めてもらえると確信しているのが最高でした。心を閉ざしたときとの対比がバッチバチ!
本編中情熱的なハグをしたのでエンディングがハピエンならキスするかもなとは思っていたんですが、アニメでばっちり映すとは思いませんでした。テイルズでキスシーンというと思い浮かぶのはラタトスクの騎士なんですが、あれはあだち充先生式のキスだったので、はっきり描写したのはテイルズ初な気がします。(少なくとも頭身が上がってからはないような)マザーシップタイトルは恋愛色のないものが続いていたので、久しぶりに主人公とヒロインの恋愛を見た!という感慨があります。触れられない性質から解放された表現として鮮やか。ロマンチック。
それにしてもアルフェンとシオンが三回くらい結婚した気がする。二回は気のせいかと思ったけど、三回目はマジで結婚したと思う。サブクエで武器のブーケという狂気を見せつけられたとき、(終盤別れが訪れるからこそこういう結婚なサブクエがあるんじゃないか……?)って恐れていたけど全然エンディングで結婚する。一緒に暮らしたいと言って実際一緒に暮らせる!!ハピエン!!!!
そんなこんなで、楽しくエンディングまで駆け抜けました!!!!
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