転んでもただでは起きない
私がこれまでに経験した大きな故障は疲労骨折くらいでした。
それも高校時代の疲労骨折は、自分で練習メニューを立てて負荷を調整していたので、気づかないうちに治っていました。
そしてそのことに気づいたのは、大学時代に疲労骨折をした際のレントゲンでした。
そんな私が長く走れない期間を初めて経験したのは大学時代でした。
前回のnote に書いたように、初めて長期離脱を伴う故障からの復帰は、良かれと思ってリハビリトレーニングに明け暮れ、自己流に走れるところまで持っていきました。
半分以上は根性でしたね。
いま思えば、休養や修復などを考えたリハビリをしていたらもっと早く復帰できていたのかもしれません。
また私自身、痛みに強いことや人より量をこなせることからやりすぎてしまう傾向があります。
人にはこのスケジュールや量はさせないな、と思うことも自分では平気でやります。
そしてそれが基準として"自分の中の当たり前"になってしまっていました。
それではいけないな、私の感覚はズレているんだなと最近気づきました。
選手としてパフォーマンスアップのためにも、誰かにアドバイスをする立場になった時のためにも適切な量や頻度を覚えることが必要だと思いました。
現在、膝の状態が良くなり、今週から少しずつ走り始めたので、今患っている左膝の故障のリハビリを通して今までの感覚を修正したいと思っています。
いま行なっているメニューは「5分走って、5分歩くを2セットから3セット」です。
以前の私なら3日、4日も経てば時間もセット数もすぐに増やしていたでしょう。
でも、4日経った今日も3セットのままです。
トレーナーさんやコーチと相談して、(というかセーブしてもらって)慎重にやっています。
"故障をしてしまっても走れない期間や離脱の期間を短く済ませられるようにする"ための正しい知識を持ちたい、もつべきだと思います。
もしいま恵まれた環境にいてトレーナーやコーチから細かく指示を受けている選手は、その環境を当たり前と思わず、また甘え過ぎず、最善な方法や基準を覚えてほしいです。
どの選手も故障が長引いてほしいなんて思ってなくて、「強くなりたい」「早く復帰したい」という気持ちから、冷静になれずにやり過ぎてしまうことはあると思います。
だからこそ、正しい方法で復帰したり、正しいものを基準として覚えて欲しいです。
私は今更だけど、気づけて良かったと思っています。
今年に入って立て続けに両膝を痛めたり、手首や頭を切って縫合したりと厄年並みに災難続きですが、だからこそ学んだり感じることも多くありました。
転んでもただでは起きないゾ!!!
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前回のnote は以下。
読んでない方はぜひ目を通していただければ!!
title: 自分の中の"当たり前"
https://note.com/aiikemoto0207/n/n788fbd2b87a4
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