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実業団選手を経験したからこそ得たもの

所属が実業団ではなくなって4年が経過し、環境も、自分自身の内面も、多くの変化があり今も変化し続けています。

その一つに、"自分のキャパシティを感じたり考えることが増えた"ことは成長だと思っています。

以前所属していたチームは、非常に恵まれた環境だったために専門家のケアを定期的に、多い時には2、3日に1回受けさせてもらっていました。

フリーとなった今では考えられない待遇でした。

しかし、ありがたみを感じていたものの、自分が考えている以上に大きなお金が動いていたことを知らなかったことには未熟さも感じます。

また、回復や自分自身のキャパシティなんて考えなくてもある程度身体が動く状態を維持することができました。

いま現在、同じようにという訳にはいかず専門家のケアを受ける機会が減りましたが、マイナスばかりでもないと思っています。

限られた金銭や身体的なキャパシティの中で、いかにトレーニングするか、そして回復することができるか、を常に考えています。

素晴らしい環境で競技に集中できることは幸せなことですが、それがベストであるかは簡単には答えられないと思っています。

だからこそ、当たり前に感謝し、広い視野で物事を考えられるように、人間的なキャパシティも広げていけたら良いなと思っています。

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