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【フリーランス覚書】東京に行ってきましたよっ

こんにちは!中川治之です。
大阪府阪南市でフリーランスのイラストレーター/FLASHアニメーターをしています。
今回は、5月の中旬に行った東京出張について、一連のツイートを振り返ります。

愛と死と憎悪が渦巻くてメカニカルタウン(←コレわかる人いるのかな?)での、1泊2日の記録です。

はじめに

長かった新型コロナがようやく落ち着き、あちこち出かけられるようになったので、思い切って東京に行き、お仕事でお世話になっている方々にご挨拶をすることにしました。

今回の出張は、土日を利用した1泊2日。
1日目は先日契約が満了して離脱したプロジェクトでご一緒した方々と、そして2日目は以前シリーズものの企画でお世話になった方々と、それぞれ会食させていただくことになりました。

下準備

諸般の都合で土日になりましたが、育児まっ最中の我が家にとって、土日の両方をパートナーにワンオペでお任せすることはかなりハードルが高いです。
まして息子(5歳)は、「うぬらの全てのリソースを我に捧げよ」と迫ってくる暴君なので、幼稚園がある平日より休日や土日の方が大変です。

よって、そんな土日の家事育児をワンオペでお任せしてしまうかわりに、出張までの一週間、普段はパートナーに担当してもらっているものや、2人で交代でやっているものを全て僕が担当させてもらうことにしました。

…それでも僕が業務をしている間は息子のお世話をしてもらうことになるし、食事作りや名前のない家事は依然としてパートナーがやってくれていたので、完全に休んでもらうわけではありません。
その点は申し訳ないなと思っています。

ともあれ、こうしてできる限りの根回しもしつつ、出張当日を迎えました。

1日目

謎のカード作り

名刺と一緒に配るために、QRコードと鳥のマークをあしらった謎のカードを作りました。正体は後ほど…

ぎりぎりまで業務が立て込み、準備をする暇がなかったので、出発当日の明け方に突貫で作業することに。
名刺のプリンタ用紙がなかったので、まず写真用紙に印刷し、それを名刺サイズにカットしました。

出発~新大阪

昼ごろに東京へ出発。
まず我が大阪府阪南市から新大阪へ、南海電鉄と大阪市営地下鉄を乗り継いで向かいます。
車内は思ったより人が多く、コロナも収まり本格的に人が戻ってきたんだなぁ、と実感しました。
本当はずいぶん前から戻っていたのかも知れませんが、電車に乗ること自体が久しぶりだったので、このタイミングで実感した次第です。

始めこそ人の多さを楽しむ余裕がありましたが、人が少ない田舎暮らしに慣れているので、都会に近づくにつれて人の多さにだんだん辟易してきます。

…息子のことを思い出しているあたり、軽いホームシックにかかっていますね。

余談・会社員時代の思い出

余談ですが、大阪市営地下鉄の御堂筋線(みどうすじせん)は、淀川(よどがわ)と交差するあたりで地下から地上に出ます。

このあたりは、会社員時代に6年ほど住んでいた思い出の場所。

懐かしい景色を見ていると、

  • 淀川の河川敷に、手塩にかけて育てたカマキリ、ナミアゲハ、モンシロチョウを放したこと

  • 会社から程よい距離の物件を選んだはずなのに、なぜか会社が家の正面に移転してきて通勤所用時間が60秒になってしまったこと

  • 夜中に上の階が爆発したこと

など、いろいろなことが思い出されました。

そんなことをぼんやり考えているうちに、新大阪着。
新幹線に乗り込みます。

新幹線へ ~びっくりしたこと~

今回の出張でとても驚いたのは、『スマートEX』というサービスで、新幹線の予約が飛躍的に便利になっていたことです。

滅多に新幹線に乗ることがなく、毎回どうやって手続するかを忘れてしまっていた僕にとって、これはものすごく助かるサービスです。
お陰で、何のストレスもなく新幹線に乗車することができました。

しばらくは新幹線の旅を楽しみます。

品川駅に着き、東京に降り立った僕は、まず山手線に乗って池袋のホテルへ行き、チェックインを済ませて一息つきました。
そして、一回目の会食へ向かいました。

会食①

一回目の会食会場は、夜の新宿。
出張の前日まで参加していたプロジェクトでご一緒した方々とオフで初の対面を果たしました。

メンバーは、

  • プロジェクトの企画者であり契約関係や業務の管理をしてくださっていたかた

  • 僕をプロジェクトに誘ってくださった非常に敏腕な先輩アニメーターさん

  • とてもピュアで実力もある若きエースさん

  • 部門が違い業務で接点はなかったけど非常に尊敬しているイラストレーターさん

と僕を合わせて5人です。

長らく同じプロジェクトで頑張ってきたのに、初顔合わせがプロジェクトを離脱した直後というのが少し寂しい気もしましたが、ずっとリモートでやり取りしてきた方々だったので、すぐに和気あいあいとした雰囲気になりました。

基本的に皆さん会社経営者やフリーランスのクリエイターなので、今後の自分の活動にとって非常に参考になるお話をたくさん聞くことができました。

そして、ゼロからイチを作り出す企画力や、何事も全力で楽しむバイタリティ、人との繋がりを広げるコミュニケーション能力など、自分に足りないものがたくさん見えてきたので、それを持っているこの方々との関係を大切にし、少しでも盗んで行きたいと思いました。

それ以前に、皆さんとても優しくて尊敬できる人ばかりなので、クリエイター仲間として末永く仲良くしてもらいたいなと切実に思っています。

2日目

ちょっとぶらぶら①

2日目の朝、少し時間があったので、息子にお土産を買いにいくことにしました。
ネットで調べたところ、泊まった池袋のホテルの近くにトミカショップがあるということだったので、オリジナルのトミカを買いに向かいました。

…が、さんざん探し回ってもトミカショップはなく、改めてよく調べたら閉業していたことがわかりました。
ただ歩き回っただけで何の収穫もないまま会食の時間が迫ってきたので、待ち合わせの場所へ移動することにしました。

会食②

二回目の会食も、場所は新宿でした。
シリーズ物のアニメーション制作に参加させていただいたとき、とてもお世話になった監督さん、プロデューサーさんと会わせていただきました。
今回もオフでは初めての対面です。

監督さんは、僕が駆け出しの頃から憧れていて、(勝手に)心の師匠と仰がせていただいているおかたなので、お仕事でご一緒できたこと自体が夢のよう。
お人柄も大好きなそのかたと直接面会して、モノづくりのことやアニメのこと、育児のことなどいろいろお話できたことは、一生の思い出になりました。

プロデューサーさんはスマートで物腰も柔らかいけど、ハードなプロジェクトをしっかり掌握して進めてくださる非常に頼りになるかたです。
いつも〆切りギリギリまで作業し続けてしまい、時にはオーバーしてしまうことがあっても、粘り強く調整してくださったことは、申し訳なく思うとともにとても感謝しています。
連れて行ってもらったお店もものすごくおいしかったです。
僕だけおいしいものを食べて、ママと息子にはちょっと申し訳ない気持ちになりました。

またこの方々とご一緒したいし、そのためにも研鑽を続けないといけないなと帯を締め直しました。
参加したアニメシリーズも、早く公開されて欲しいなぁ。

謎のカードの正体

謎のカード

名刺と一緒に配った謎のカードは、僕のアニメーションリールをAR機能で観られるという仕掛けを仕込んだ物でした。

ARの動画がブレブレになってしまうという問題がありましたが、ネタとしてはそれも良いと判断し、渡すことにしました。

2日目の会食でお会いした監督さんはその場で観てくださり、動画はブレるけど面白いと言ってくださりました。本当に優しいかたです。

1日目にお会いしたかたからも後から感想をいただいたりしたので、夜なべして作った甲斐はありました。

このAR機能をもったカードは、palanARというアプリを利用して作りました。
非常に簡単に作れたので、工夫すれば面白い使い方ができそうという可能性を感じました。
後にブレの問題も解決できることがわかりました。

ちょっとぶらぶら②

会食が終わったので、新幹線の時間まで観光でもしたいなと思い、計画を練ることにしました。
…しかし、折悪しくG7サミット前の特別警戒中ということで、駅構内のコインロッカーが使用禁止になっており、荷物をあずけることができませんでした。

また、今にも雨が降りそうな感じだったので、あんまり大荷物を抱えたまま傘もさして外を歩き回りたくないなと思い始め、いくつかピックアップしていた個展やスポットに行く計画がみるみる萎えていきました。

けっきょくは、朝買えなかったトミカと、ママへのお土産を買うだけにして帰ることにしました。

まず東京駅の地下にあるキャラクターストリート内のトミカショップで、息子へのお土産トミカは無事ゲット。

ママへのお土産はドムドムバーガーのドムぞうくんのぬいぐるみにしたいと思い、ネットで調べて銀座の博品館というキャラクターショップに行きました。
残念ながらぬいぐるみは今は取り扱っていなかったそうなので、ドムぞうくんバスボールにしました。

新橋駅から博品館まで、出張カバンを持って歩くのは大変でした。さらにお店を出るころには雨が降り出していました。
おまけに道に迷い、新橋駅ではなく有楽町駅にたどり着いてしまったので、けっきょく大荷物を抱えたまま傘もさして一駅分の距離を歩き回ることに。

そんなこんなで東京駅に戻り、新幹線に乗ったときには疲れ果てて目が死んでました。

おわりに

1泊2日の東京出張は、非常に実りあるものでした。

コロナ禍が続く中、家に引きこもって一人で黙々と仕事することは性に合っているので平気と言えば平気でしたが、こうして直接お会いしてお話することもやっぱり大事だなと感じました。

東京は、「愛と死と憎悪が渦巻くてメカニカルタウン(←しつこい)」ではなく、とても温かいところでした。
また行きたいな。

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