英語の間違いで夫婦の離婚危機になった話
今日は、私の英語の間違いで危うく離婚しそうになった・・・という話です。
数年前、アメリカ人の夫・マイクがビザの更新手続きをしていた時の話。
夫は、日本人である私の夫ということで、配偶者ビザの在留資格で日本で生活して働いています。
夫の仕事については、過去にこの記事でも書いたことがあります。
配偶者ビザでも、日本での仕事に制限はないし、生活に特に支障はありません。
とは言え、配偶者ビザだと数年に1回の更新手続きが面倒だし、そろそろ永住ビザを申請してみようか・・・と夫が言い出しました。
私はそれを聞いて、思いました。
今はその予定はないけど
もしかして、今後離婚とかになった時に
配偶者ビザだと在留資格がなくなるし、
今後もずっと日本に住む予定なんだったら、
永住ビザにしといたらいいかもね〜
で、マイクにこう言いました。
"That may be a good idea, for when we have to get separated."
・・・
この英語、何がマズいか、分かりますでしょうか?
ちなみに、文法的には
間違った英語ではありません。
何が問題かと言いますと
for when we have to get separated
の"when"が、ここではものすごく大事なんです。
日本語では、「離婚する時に」と言うと
・実際に離婚することが決まってる時
・「もしも離婚するなら」という仮定の話
のどちらもあり得ます。
でも、英語でwhenと言うと、それは「決まってる話」なのです。
仮定の話なら、「if」です。
私が言いたかったのは、「(今はそんな予定はないけど、今後、万が一)離婚することになった時に」ということでした。
なので、むしろ仮定の話。
それなのに、「時に」という日本語に引きずられて、ついwhenを使ってしまったのです。
"That may be a good idea, for when we have to get separated."
という英語は日本語に訳すと、こうなります。
「私たち、うまくいってないし、もう離婚は避けられない状態だから、それに備えて、永住ビザ取っておくのはいいかもね」
もちろん、マイクの反応は
What???
でした。
ifとwhenは、日本人がよく間違える英語で、私もよく生徒さんに指導しています。
でも、自分もうっかり日本語に引きずられて、まだまだそういう間違いをしてしまいます・・・
とりあえず、誤解はとけたので、良かった良かった。
そして、夫の永住ビザも無事に許可がおりたので、万が一離婚になっても、夫は大好きな日本に住みつづけることも可能になりました(笑)