見出し画像

TOEICのリスニングの点数が上がらないのは、才能がないから?

リスニングが伸び悩んでいるという、英検準一級 TOEIC865(L420, R445)をお持ちの方から、勉強法のご質問をいただきました。

はじめまして。いつもたのしくブログやメルマガを拝見しております。わたしが今回愛さんにお聞きしたいのが、リスニングの学習についてです。

私はリスニングが苦手です。一年ほど前から、リスニング強化を図り、NHKのラジオ番組や、TOEICの問題集についてくるCDをディクテーションしていました。スクリプトの音読も、20回くらいはしていると思います。

その甲斐あってか、昨年5月のTOEICで、L410点(Rは435点でした)を取ることができました。それ以降も、シャドーイングとディクテーションを繰り返し行ってきました。毎日一時間半くらいはリスニングにあてていました。

そして、今年の三月に、900点突破を目標にTOEICを受けたのですが、あまりにも点数が伸びていなくて、正直ショックを受けています。リスニングも10点しか上がっていません。

これは何が原因なのでしょうか・・・。雑に勉強しているつもりはありませんが、やはり勉強の仕方、絶対的な勉強量が足りないということなのでしょうか。

自分の勉強法は間違っているのでしょうか。自分に才能がないのでしょうか。

お便りありがとうございます。

リスニングに伸び悩んでいる原因ですが、このメールを読む限りでのお答えになりますが、「精聴」に偏りすぎのようです。

シャドーイング、ディクテーションはすべてを一語一句聞き取る勉強法ですね。これらは、いずれも「精聴」です。

【関連記事】(私の本館ブログ)


でも、それだけでは、TOEICのように新しい情報の英語がどんどん流れてくる試験で、適切に情報を処理することができません。

なので、少々分からない単語や聞き取れない部分があっても、大まかに全体を理解するという、多聴の訓練が必要です。

また、考えられる原因としては、時間ばかりかかる割に効果的な勉強ができていない可能性もあります。

ディクテーションに難しすぎる素材を使って、何度も何度も細切れにCDを止めながらディクテーションを頑張っているという状態であれば、時間をかけている割に効果は薄いです。

「雑にやっているつもりはない」とおっしゃる通り、とても丁寧に真剣に勉強されているようにお見受けしますが、逆に、同じものに時間をかけすぎているのかもしれません。

大量の英語を一瞬で処理できてこそ、ニュースの英語も、映画の英語も、ネイティブ同士の会話も聞き取れるのですから。


自分の勉強法は間違っているのでしょうか。
自分に才能がないのでしょうか。

あなたがどうやってシャドーイングとディクテーションをやっているか、メールではわからないので、勉強法が間違っているかどうかを私が判断することは残念ながらできません。

正しいやり方でそれらをやっていると仮定して、それでもリスニングでやるべきことの半分しかやっていないということだと思います。

「多聴」「精聴」などのリスニング勉強法については、この記事に詳しく書いているので、読んでみてください。


最後に、英語に才能は関係ありません。ただの言語ですから、誰でもできるようになります。

この記事にも英語の才能について書いたので、よかったら合わせて読んでみてくださいね。↓


英語の勉強法については、メール講座で詳しくお話ししていますので、英語学習の効果が上がらない方は読んでみてください(無料です)。英語コミュニティに参加していただけた方は、スカイプでのご相談もしていただけます。
メール講座はこちらからどうぞ。↓


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集