グレタ・トゥーンベリと世良公則から考察する気候変動問題
私はZ世代についてはあまり詳しくありませんが、Z8世代(ゼッパチ:Z80は8ビットCPUの系統)には精通しています。Z8世代にとっては、八神純子、松田聖子、山口百恵、寺尾聰、福山雅治、篠原涼子、西田敏行、世良公則&ツイストあたりは魔法のキーワードで、このあたりをグイグイ押してくるのが、サザンライトパーソンプロジェクトさんです。
この『世良公則・ツイスト』と『グレタ・トゥーンベリ』の組合せが、あまりにも鮮烈だったので、インスパイヤーされて以下の詞を作ってみました。世良公則には♬宿無し、♬燃えろいい女など、他にも有名な曲は幾らでもあるのに、ここで敢えて♬あんたのバラードを選曲するあたりのセンスも只者ではありません。
♬あんたのエコロジー
あんたにぃ教ぇ~たぁ~ 地球のぉ危機ぃを~
いまさら無視しぃ~て 生きてるぅのぉ?
無駄使いな人~とぉ 消費好きな人ぉ~
廃棄物の山にぃ~ プラスチックの海ぃ~
あんたの無視するぅ~ その問題をぉ~
今夜はグレタぁが~ 叫んであげるぅ~
あんたの生活にぃ~ 飲み込まれてぇ~
地球は息が~ぁ できなくなるのよぉ~
それでも気づかなぁ~い その姿勢ぃ~
環境を守る気わぁ~ ないのかしらぁ?
あんたと共にしたぁ~ この地球の未来ぃ~
今さら変えるのわぁ~ 難しぃわぁ~
あんたのため~のぉ 環境ぉ~正義ぃ~
ロンドンでぇ抗議したら~ 逮捕されたぁ~
オイルぅメジャ~に 抗~議してぇ~
座り~込んだらぁ 再逮捕ぉされたぁ~
裁判で敗訴してぇ~ 罰金千クロ~ネぇ~
はした金なのでぇ~ また座り込むわぁ~
ところで、読者の皆様は、今年に入ってから海外の報道における地球温暖化や気候変動問題の取り上げ方に変化を感じませんか? SDGsやESG投資関連のポジティブな報道も以前に比べて減少傾向にあるようです。
今月末から来月上旬にかけてアブダビで開催されるCOP28において、日本が4連続で『化石賞』を受賞する可能性が高いですが、そのCOP28に関する話題は、ほとんど報道されていません。今年のCOP28議長を務めるジャーベルと私は、かつてロナルド・レーガンと中曽根康弘が『ロン・ヤス』と呼び合っていたように、『ジャベたん・アイたん』と呼び合う親密な関係にあります。それにも関わらず、『ジャベたん』からCOP28の準備で忙しいという情報は、一切聞いていません。
一方、グリーンウォッシングやESGウォッシングに関する問題は世界的に規制が強化されており、SDGsやESGへのコミットメントを撤回する企業や、それらの金融商品を扱わなくなった超大手機関投資家の数も急増しています。
ウクライナ問題を契機に、エネルギーメジャー各社は化石燃料の増産を発表し続けています。さらに、ノーベル賞受賞者たちが『気候変動は存在しない』と主張するようになり、その動きに賛同する国際的に著名な気候変動研究者の数は日増しに増加しています。
私の専門分野は、情報通信、半導体製造、AIをはじめ、格闘術、漫画、アニメなど幅広いですが、環境・エネルギーの専門家としても、国内外の大学で招聘研究員を務めています。そのため、日本の評論家などよりも、科学者として気候変動問題については、造詣が深いと自負しています。
Googleトレンドや最近の記事数、新しい学術論文の数、特許申請の数などを元にした全世界を対象としたデータ分析によると、ChatGPT関連情報を基準値100とすると、ウクライナが50、コロナが40という感じで、気候変動問題やSDGs、ESGに関する情報の量は1未満となっています。
要するに、ChatGPTやウクライナ問題が取りざたされる中、気候変動問題の情報量の比率が圧倒的に低下しているのです。
それでは、地球環境への関心が急速に減速した場合、最も困るのは誰でしょうか?
多くの方は、気候変動問題の研究者が最も困るとお考えかもしれません。しかし、実際には、これらの研究者は研究テーマを変更する必要さえなく、『これまでの様々な研究により地球温暖化が問題視されてきましたが、最新の研究結果では、これらの情報に重大な誤りが含まれていたことが判明しました』と声明を出して、ライバルの研究者の間違いを指摘することで、学術的な成果を挙げることが可能です。
産業界の多くは、寧ろ、地球温暖化説が誤りであるという科学的証拠を切望しており、地球温暖化や気候変動を否定する研究成果を望む企業が圧倒的に多いのが現実です。地球温暖化間違い説を唱えることは、科学者にとっては絶好の研究費獲得のチャンスだと言えるでしょう。私のこの主張には、理念も節操も無い科学者に対する皮肉が含まれている可能性があります。
政治家たちにとっても、実現不可能な二酸化炭素削減目標を撤回すれば、批判を受けることもなくなり、歓迎されるでしょう。
環境活動家たちも、抗議活動の焦点をAI倫理問題(プライバシー、雇用、AI用半導体の製造過程におけるエネルギーの無駄遣い、スーパーコンピューターの消費電力問題など)にシフトすればよいだけなので、特に困ることはありません。
唯一困るのは、学校に行かず勉強もせずに、環境正義を唱え続けてきたグレタ・トゥーンベリだけでしょう。彼女に関する最近の報道内容は大きく変化しており、かつては気候正義のジャンヌ・ダルクや、地球を守る風の谷のナウシカとして絶賛されていたものの、今や報道は『グレタがまた逮捕された』という内容ばかりです。スウェーデンの母国でも複数回逮捕され、最近では訪れた国で逮捕や拘留を繰り返しているので、環境テロリストとしてFBIに指定されるのは時間の問題でしょう。
このような空気を察したグレタ・トゥーンベリの最新の活動内容は変化の兆しを見せています。環境ネタで詰まってしまったグレタ・トゥーンベリは、パレスチナ支援活動と、反ユダヤ活動に舵を切りましたが、反ユダヤ活動を実施することの恐ろしさが、まだ理解できていないようです。
以下のLinuxのディストリビューションの一つのDebianのロゴのようなマークを額(タコにとっては腹部に相当します)に刻印した青いタコには、反ユダヤ主義のシンボルの一つであるノルウェーに伝わっていた海の怪物『 #クラーケン 』という意味があります。
TeeTurtle - The Original Reversible Octopus Plushie - Purple + Blue - Cute Sensory Fidget Stuffed Animals That Show Your Mood
ノルウェーではこの青いタコのぬいぐるみを530.40クローネ(約7200円)という暴利で販売しています。この金額はジョジョの奇妙な冒険の石仮面蒟蒻が3つも買えるほど高価なんです!
ジョジョの奇妙な冒険においては、ノトーリアス・B・I・Gというスタンドが最終的にはクラーケンと化してしまいますが、The Notorious B.I.G.は世界的に超有名なラッパーの名前でもあります。
グレタの青いタコは全然カワイくないので、カワイイ立国日本を代表して、青いタコをデザインすると、以下のような感じになります。
日本と言えば、カワイイだけではなく、ロボットアニメでも世界的に有名なので、ロボット・クラーケンにすると以下のような感じになります。
つづく…
武智倫太郎