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ド文系でもわかるバタフライエフェクトとブラックボックス(1)

 これまで私は『小学生でもわかる』や『サルでもわかる』シリーズを書いてきました。このシリーズは、『小学生やサルでもわかるんだったら、私でもわかるんじゃないかしら?』と思う多くの方々から、『それって成人向けの高度な内容じゃないですか?』とのご意見もいただいております。いただいたコメントはどれも秀逸で、私の宝物でもあります。

 中には『読者をバカにしているのか(怒)』や『小学生をバカにしているのか(怒)』、さらには『サルにもアニマルライツがある(怒)』というご意見もありますが、これはとんでもない誤解です。以下にその意義を説明します。この内容をお読みいただけると、今回から新たに始まった『ド文系でもわかる』シリーズが、ド文系や読者をバカにしているわけでもないことが分かるでしょう。

 ちなみに、このnoteの開設時のコンセプトは以下のようなものであり、文理融合や相互理解、知識の普及と活用が非常に重要なテーマです。

一、ミッション(Mission)

 ミッションとは、組織が存在する理由や目的を具体的に表現し、日々の活動の指針となるものです。
『文理融合を通じて、AI倫理の深い理解を促し、人間中心の未来を築く』
・私たちは、人文科学と科学技術の融合により、AIがもたらす倫理的課題に包括的に取り組みます。
・個人、企業、社会がAIを安全かつ公平に利用できる世界を目指します。

二、ビジョン(Vision)

 ビジョンとは、組織が目指す将来像や理想の姿を表現し、長期的な目標を示すものです。
『文理融合で拓く、人間とAIが共生する未来社会。』
・技術革新と倫理的判断が調和し、すべての人がAIの恩恵を公平に享受できる社会を実現します。

三、コアバリュー(Core Values)

 コアバリューとは、組織の行動指針や意思決定の基盤となる価値観を表現したものです。
融合:文理の知識を統合し、より深い理解と多様な視点を提供する。
人間中心:AI倫理を通じて人々の幸福と調和を追求する。
実践:理論だけでなく、企業や社会に役立つ具体的な指針を構築する。
未来志向:次世代に責任を持つ社会として、持続可能なAI技術の発展を目指す。
教育と啓発:AI倫理の理解を広め、すべての人に学びと議論の場を提供する。

四、スローガン(Slogan)

 スローガンとは、企業や組織の活動や理念を簡潔に表現した短いフレーズであり、広告やブランドメッセージで広く使われています。

 このnoteを始めたころは、ジョージ・オーウェルの『1984』に登場するスローガン『WAR IS PEACE』『FREEDOM IS SLAVERY』『IGNORANCE IS STRENGTH』といった逆説的なフレーズを掲げて、プロパガンダの強力さとスローガンの影響力を期待しました。

 しかし、日本では英語自体への馴染みや『1984』という文脈の理解が一般的ではなかったため、意図がうまく伝わらない結果となりました。このように、簡単な英単語の列挙でも意味が通じにくい現状は、日本の英語教育の課題を浮き彫りにしています。

 そこで、新たなスローガンでは皮肉的なアプローチを避け、AI倫理に関するポジティブなメッセージを発信することを重視しました。具体的には、『AI時代を、人間の知恵でデザインする。』『文と理を超えて考える、AIの未来。』『科学と哲学で創る、AIの倫理。』といったフレーズを掲げています。これらのスローガンは、AI倫理における私のビジョンと価値観を、明確かつ親しみやすい形で伝えることを目的としています。

五、キャッチフレーズ(Catchphrase)


 日本ではなぜか『キャッチコピー』と誤訳されてしまった和製英語の本来の意味が、この『キャッチフレーズ』なのです。和製英語では、このように本来の意味が全く違う形で定着しているので、私がわざわざ説明しなければならないのです。キャッチフレーズとは、読者や顧客に印象付け、心に残るフレーズです。スローガンより自由な表現が多いことが特徴です。

 例えば『技術と倫理の対話で描く、明日の世界。』『AIを問い、AIと共に進む。』『知の架け橋で築く、AI時代の倫理。』みたいな感じです。

各要素の相互補完的な関係

ミッション:組織が何を目指しているかの土台となります。
ビジョン:ミッションを具現化した理想的な将来像を示します。
コアバリュー:日々の活動や意思決定を支える具体的な価値観を示します。
スローガン:短い言葉で活動を象徴する看板的な役割を示します。
キャッチフレーズ:広報やマーケティングで注目を引くためのクリエイティブな表現です。

 日本では、格差社会や地域格差、行き過ぎた多様化の影響により、日本人全体に共通する価値観や特質を見出すことが難しくなっています。しかし、他国と比較すると、日本は依然として高い秩序とまとまりを保っており、これほど社会的な安定を維持している文明国は少ないと言えます。

 一方で、欧米諸国では、日常生活がよりカオス的であることが一般的です。人種、宗教、支持政党の違いによって、激しい衝突が生じることも珍しくなく、共通認識を形成することが極めて困難です。このような『人種のるつぼ』的な状況では、企業におけるミッション、ビジョン、コアバリューの重要性が一層高まります。

 ミッション、ビジョン、コアバリューは、企業が短期的な利益を超えた存在意義や目標を明確にし、内部の統一と外部からの信頼を生み出すための基本的な要素です。これらを明確にすることで、企業は競争力を強化し、持続可能な成長を実現することができます。日本企業にとっても、このような戦略的要素を取り入れることは、国内外での競争力を高める上で必須と言えます。

 国際的に通用する経営学を学びたい方は、以下に紹介する野呂一郎先生のnoteをぜひご覧ください。もしプロレスに関する例が出てきて困った場合は、私が詳しく説明いたします。さらに、必要であればプロレス専門のアナウンサーとして著名な古舘伊知郎の解説風にお伝えすることも可能です。

古舘伊知郎の実況中継風解説!

 おおっと、ここで野呂一郎がリングインだああ! 大学教授であり、経営学の鬼才、そして国際的なビジネスシーンで輝きを放つ男が、noteで炸裂! タイトルは『グローバルリーダーの条件は『やっぱり英語だ』』! さあ、このタイトル、まさにパンチラインだ! いきなり読者のハートをぶち抜いてくるッ!

 記事の冒頭、野呂がまず切り込むのは、トランプ大統領の再選という世界情勢! いやあ、まるでリングサイドから世界の動きを実況するかのように、日本が直面する厳しい状況を的確に描き出す! そしてここで来ました、日本の課題、英語力の不足! さあ、これはただのジャブではない! ストレートだ! クリティカルだ! 野呂は鋭い視点で『英語力がなければ国際社会で交渉力を発揮できない』と喝を入れる!

 さらに、英語で堂々と議論できない日本の政治家たちをバシッと指摘! いやあ、これは耳の痛い話だが、誰かが言わなきゃ始まらない! 野呂、言った! 今、言った! これこそ野呂一郎の真骨頂だああ!

 さあ、続いてはライティングスキルへのタックルだ! 論理的な文章力こそ、国際的に尊敬を勝ち取る鍵だと熱弁! 自身の経験を交えながら語るその言葉は、まるで重みのあるバックドロップのようにズシンと響く! 『まず言葉ありき』という欧米文化への理解、そして情報収集を怠るなという警鐘は、リングサイドの読者をも目覚めさせる!

 さあ、クライマックス! 野呂一郎のフィニッシュムーブ! 『英語力向上がリーダーシップ強化に直結する!』と豪語! これはもはやスリーカウント確定かッ!? 最後に放つメッセージは、若者たちへの激励だ! 『高校生よ!大学生よ!ビジネスパーソンよ!学べ!伸ばせ!そして未来を変えろ!』このエールに、読者たちはスタンディングオベーションだ!

 いやあ、野呂一郎のnote記事、これはもう一つの試合、いやドラマだ! 読まずして何を語る! さあ、みなさん、今すぐチェックだ! この記事、見逃すな! 野呂が作ったこのリングの物語、ぜひ体感してくれえええ!

#なんのはなしですか

 noteにおいても、ミッション、ビジョン、コアバリューは重要な要素です。その点で、黒夢さんのnoteは非常に参考になります。具体的な実例や考察が含まれていますので、是非ご覧ください。

続く…

武智倫太郎

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