バーボンと煙草と未来のサイボーグ猫:(ラブコメ編:日本のAI研究の第一人者こと松尾豊はラノベ作家?)
これまでのあらすじ
『読まれないことを目的とした小説』を書くためには、碧い髪のマチルダボブのツンデレ猫型アンドロイドを描いてくれる絵師が必要だと気付いた俺は、Twitter認知症を悪化させながら『#絵師さんと繋がりたい』とつぶやきながらTwitterを徘徊した。
ところが、『#絵師になりたい』という中学生しか、フォロワーになってくれなかった。
『中学生相手にAI倫理の話しをして通じるのか?』と一抹の不安を残しながらフォローバックし続けたら、TwitterのTLが模写アニメだらけになってしまった。
恋のトリガー:マンハッタンの探偵とツンデレ・アンドロイド
俺が神田のマンハッタンと名付けた秋葉原の夜は色とりどりのネオンが煌めき、街は生き生きと動いていた。そんな中、俺は未来から戻ってくるミッキーからの連絡を待っていた。
『お待たせ、キミが想像するツンデレな碧い髪の猫耳アンドロイドを作成したよ。名前は...マチルダって言うんだ。これで君のラブコメは完成するね。』と、ミッキーが言った。
碧い髪に猫耳、そしてツンデレのマチルダ…。しかも、Twitterを徘徊中に、カクヨムでラノベ作家を目指している中学生のセンパイから『ツンデレ猫耳って古典ですね』と、貴重なアドバイスをもらっている。これで完璧に読まれない条件をコンプリートできるはずだ。
しかし、俺は、そもそもライトノベルもラブコメも読んだことが無く、何を書いたら良いのか分からなかった。そこで、ラノベ作家の中学生たちに、『ラノベとはなんですか?』と質問したら『少年少女向けの、短い文章と挿絵を含む小説』や、『TwitterやLINEでも書けるストリー的な物』というアドバイスをもらうことができた。
これらの情報から『ラノベとは二次創作専門の人工知能学会の同人誌に投稿する松尾豊的な文章』であるということが判明した。