地元沖縄に貢献するためのキャリア選択【アルムナイインタビュー第10弾】
今年9月に開催されたアイセック・ジャパン60周年記念式典。
このシリーズでは、そのコンセプトである”a passionate story”にちなみ60年分のリーダー達の熱い想いとストーリーを届けることをテーマに、アイセックから社会へと羽ばたいた方々のお話をお届けします。
今回は、現在地域活性化に携わる企業でご活躍されている銘苅有紗さんに、キャリア選択に大きな影響を与えたアイセックでの出会いについてのお話を伺いました。
銘苅有紗さんプロフィール
現在はどのような活動をされているのですか?
Saasサービスを通じて地域活性化に取り組む企業で法人営業職を担当しています。
大学に入学する前から、「沖縄の地域問題を地元の方々が解決していくことのできるシステムを整えたい」という夢がありました。現在は、地元の企業と連携してその地域の活性化に取り組む会社で、同じような志をもった企業との繋がりを作っていく営業職を担当しながら、自分自身の夢を叶えるために日々スキルを身につけています。
アイセックの活動が、今のキャリアにどのようにいきていると感じていますか?
2015年度にアイセックの理念に共感して入会。アイセック名古屋大学委員会出身。
1,2年生は受け入れ事業部のメンバー、また研修生のマネージャーとして海外研修プログラムの開発・運営を行う。2年生の春休みには自身もアイセックのプログラムを利用してベトナムに渡航。その後、3年生では名古屋大学委員会の外部統括を務め、4年生では事務局の外部担当として活動。
アイセックでの活動を通して、「企業」に対する考え方が大きく変わりました。アイセックに入会するまでは企業が社会をよりよくするという印象を持っておらず、キャリアとしては大学教授になったのちNPOを立ち上げたいと考えていました。
しかし、アイセックでの活動を通して自社の利益だけではなく世の中のためになりたいと思っている企業に出逢うことができました。企業として持続可能な活動や支援をしていくためには、利益を出しながら世の中のための活動を行い、そしてまた利益を生むという好循環こそが大切であると気づくことができました。
この気づきから、ファーストキャリアで会社に入り、その会社での活動を通して地域の課題解決に貢献していくという決断をしました。
現在情熱を注いで取り組んでいるものはありますか?またどんなことが原動力となっていますか?
現在行っている、地域活性化に携わる仕事に一番情熱を注いでいます。
沖縄で生まれ、育っていく中で深刻な格差問題を目の当たりにしてきました。
子供の3人に1人が貧困状態にあると言われ、島であるために県を跨ぐ(=島を出る)ハードルがとても高い沖縄では、学び・進学に対する選択肢が限られてしまうという問題があります。
この課題を解決するために、将来は沖縄に戻り、沖縄の企業が沖縄の課題を解決していけるシステムを確立したいと思っています。そのために今の会社で、営業として利害の擦り合わせを通して、地域課題の解決のために必要となる経験を積んでいます。
この先のキャリアでどのようなことに取り組んでいきたいと考えていますか?
沖縄の課題解決に取り組んでいきたいと考えています。
アイセックの活動、そして現在の活動を通して自社の利益向上だけでなく社会貢献と真剣に向きあい取り組んでいる企業がたくさんあることを知りました。そのような企業とともに、自分たちで自分たちの課題を解決できる沖縄をつくることが今の目標です。
現在の職業では、企業の経営者層に働きかけていますが、将来は今まさに困っている方々に寄り添い、その方の課題を解決できるようになりたいと考えています。課題解決のために、実際に困っている人と企業を繋いでいく橋渡しのような存在になりたいと思っています。
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最後まで読んでくださりありがとうございました!
これからの投稿も、ぜひ楽しみにしていてください。
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