蚕糸

コスメ好き。日々の感想文を書く学生。

蚕糸

コスメ好き。日々の感想文を書く学生。

最近の記事

大切な家族がいない場合は不道徳でいいのか

ある駅に降り立ったとき、「大切な家族を守るために、感染拡大防止に努めましょう。」みたいなアナウンスが流れた。じゃあ大切な家族がいない場合はマスクも手洗いうがいもせずに不要不急の外出をしてもいいのかよ。と思った。 壮大な言葉が苦手だった「みんなのために」とか「絆」とか、「愛」「感謝」みたいな言葉がとても苦手だった。 それを感じられない人はどうでもいいのか、価値がないのか。と思ってしまうからだ。 運動会で勝ちたいと思わない子は、友達が欲しいと思えない子は、他の子に何か劣るのか。

    • 時間管理術「ポモドーロ」やってみた

      ポモドーロって知ってますか。 やり方20分作業→5分休憩を繰り返して、4回目の20分作業の後に30分休憩する。を1タームとし、繰り返すことで作業中の集中力を持続させるという時間管理術です。 メリット・作業時間の短縮 ・作業にかかる時間を把握できる ・ダラダラ作業を防止できる 実際にやってみた感想現在やり始めて1週間ほど経ちましたが、バキバキに作業ができるな。という印象です。 ・ダラダラ作業にならないので1日の満足度が高まる ・終わりの見えない長期の作業に対しての

      • キモい人と私と許すこと

        欲求をオブラートに包むとキモいな。って思います。 話が見えない→何考えてるか分からない→分かっても察して欲しい気持ちがなんか嫌→スパッと言えや→きもちわる… 周りにいないですか?こういう人。自分がそうだわ…という方もいるかもしれないですね。 こういう人ってモテないですよね。私もそっち側の人だったりします。普段はそうでもないんですけど、好きな人の前でだとそうなりがち。 なんでキモいのか何考えてるか分からないから。 欲求が明確に提示できないんですよね。相手にバレたくないの

        • 何かを決意した人の笑顔

          ※この記事は「ゆれる人魚」「ミッドサマー」のネタバレを含みます。 ゆれる人魚ポーランド映画です。ホラーミュージカルというあまりないジャンルなのですが、グレイッシュな映像とダークなテクノポップの楽曲が最高に素敵な映画でした。アマプラにあるからプライム会員のみんなは見てね。 主人公は最後、好きな人をかみ殺さなければ泡になって消えてしまうのですが、最後の最後まで迷い、結局は少し微笑んでキスをして泡になって消えてしまいます。 ミッドサマー言わずと知れた話題作。 家族の死によっ

          現在内定ゼロ、持ち駒ゼロです。

          タイトル通りです。 就活、やってなかったです。だから自業自得といえばそうなんですけど。 帰国してすぐのコロナ禍、新しいバイト先、慣れないオンライン授業、留学の単位も決まらず授業は多めに取り、兼ゼミもして卒論は会ったこともない先生に指導されボロクソ言われて。。。 普通の人ならできたのかもしれないのですが私のキャパシティー的にはもう一杯一杯でした。虚弱体質で繊細気味で完璧主義という気質には変化が大きすぎて対処しきれんかった。 別に何もしてなかったわけじゃないのです。最初は

          現在内定ゼロ、持ち駒ゼロです。

          月経カップとムーンパンツ

          ムーンパンツって知ってますか? あ、これなんですけど あ、今回生理の話なんですけど。 これめっちゃいいっていう話です。 ムーンパンツについて私は生理痛激重人間でして、生理による体調不良で1年の半分は具合悪いような人間です。夜用のナプキンが一晩で洪水起こすような量が出たりします。最近ピル飲み始めて少しずつ変えていってる感じです。 んで、その感じだと出先でもナプキンじゃ心許ないので購入したのがムーンパンツと月経カップです。 ムーンパンツとは、パンツそれ自体がナプキンの

          月経カップとムーンパンツ

          謀議を見た話

          謀議という映画をみた。ヒトラー政権の高官がユダヤ人の移送と殺害の方法について話し合ったヴァンゼー会議を再現した会話劇だった。 ガス殺に反対していた博士が渋々同意するときに話した物語が印象的だった。『父親から虐待を受けていた息子が、自分を溺愛してくれた母親が死んだときに涙を流さなかったのに、父親が死んだときに大泣きした。』という内容だ。息子は父親を憎むことが自身のアイデンティティになっていたのだ。父親の死はアイデンティティの喪失だった。博士がこの物語を話した理由は目的は憎むこ

          謀議を見た話

          弔うことと煙草と父

          依存してしまう気がしていたから忌避していた煙草を吸うようになったのは、友人のプレゼントに買ったついでに好奇心で自分にも買ったという単純なきっかけだった。紅茶のフレーバーがTwitterでバズっていたのだ。コロナ禍でまだ渡せてないのだけど。 吸うのは2週間に1度くらい。親にはあまり知られたくないので誰もいない時にキッチンで。ゆっくりと焼けて出てくる灰の匂いで線香を思い出した。 祖母が死んだのは去年の初夏。鈍痛のように悲しみは一年ほど緩やかに続いている。色んなことで忙しく、シ

          弔うことと煙草と父