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最近の感じ|グッド・酒飲み・ムーブメントほか
金曜日のこと。抱えている仕事の案件のうち数件が、週明けから重要な局面を迎える見込みで、ちょっと目の前が真っ暗になっています。それから、退勤後にiPhoneの修理に出かけたんですが、ちょっとうちでは手が打てないと言われてしまい、来週にappleストアへ本体ごと交換しに行かなくてはならないんですけれども、この手の修理の相談は事前に来店予約をしないといけなくて、予約をするためにはAppleアカウントでサインインをしないといけないんですが2ファクタ認証がどうとかすっげえめんどくさい手続きをしないといけなくて、携帯がぶっ壊れている身ゆえこの2ファクタ認証ができなくて完全に詰んでいます。なんだよ2ファクタ認証って。真実はいつも一つだろうが。2こもファクタはいらないよ!間に合ってる間に合ってると思いながらも、これをやらないと第三者からの不正アクセスが起こる可能性があるからやらないといけないんだって。第三者どころかおれ自身もアクセスができなかったら意味がないだろうが。
完全に詰んでいてムカッ腹立っているので、これはお酒でも飲まないとやり切れませんわと思って、大塚の白樺へ。白樺では毎年お正月の時期にお雑煮がお通しで出てくるんですけど、これがめちゃうまくて食べたいと思っていたんですが、さすがに1月の末にもなるとお雑煮は季節外れということになりますんで、結局ありつけずじまいでした。悔しい。
大塚の白樺のこともこんどの作品集で言及しておりますものですから、チエさんという、すごくよくしてくださる、あのー「自虐の詩」の頃の中谷美紀に激似のチーママに、今度作品集を出すんすよと言ったら、刷り上がったらぜひ持ってきなさいとの言葉をいただきまして、そうすることにしました。スナックで何冊か置いてもらえたらめっちゃうれしいなと思いつつ、スナックは本の販路として相性がめちゃくちゃバッドだろという気持ちもまあある。現状BASEか手売りをやってるんですが、もっとたくさんの人に読んでもらいたいぜと思ったら販路をもう少し増やす必要があると思うのだけど、リアル販路どうしようね。普通は本屋さんとかに営業かけるもんなんでしょうか。懇意にしている本屋さんとかないしなあ。うーん。
この日はチーママがめちゃくちゃ酔っぱらっていて、伴っておれもたいへんペロンペロンに酔っ払っちゃったんですが、チーママはちょっともう立てないくらいな感じだったので、閉店後、居合わせた常連さんと一緒にチーママを担いでタクシーに押し込んだ。この時の常連さんのムーブがすごく場慣れしていてかっけえわと思うなど。タクシーの運ちゃんにこれこれこういう事情だからお手数ですがケアしてあげてねといった一言を添えるとか、チーママにタクシー代を握らせて「ママさんからタクシー代を預かってるからこれで支払うように」と伝えるなど、たぶんタク代はほんとは常連さんが自腹切ったんだと思うんだけど、変に気を遣わせないための心配りがすごくて、やはりこういったケアができる酒飲みになってゆかないといけねえなと思いました!
ひと段落ののち、常連さんが軽くもう一杯飲んでいこうと誘ってくれて、結局この日は3時くらいまでお酒を飲んでいた。おれが誘ったんだからさ、と、飲み代とタクシー代まで渡してくれた!なんということでしょう。ありがたく頂戴して帰ってねる。いつか何らかの形でお返ししたいと思います。
土曜日のこと。二日酔い。朝起きてiPhone修理の予約を電話で入れようと思い、池袋の修理店に電話を入れる。専用の受付窓口が別の番号であるのでそっちにかけてほしいと言われ、携帯にメモを取ったけど、電話を切ったらそのメモが消えてしまいままならねえな!となる。メモしました!と言って電話を切った手前、再度聞き直すのもなあと思い、今度は新宿の修理屋さん、カメラのキタムラに電話。月曜の夕方からしか空いてねえっすとなり、月曜日の定時退社が確定!いけるのか!?
それから、週明けからバタつきそうなので、作品集の発送準備もいい加減に便箋を悠長に選んでいる時間もなさそうだぞと思い、昼過ぎにふたたび大塚に出かけて資材を購入。別に資材買うだけなら大塚じゃなくても全然いいんだけど、大塚には二日酔いの人間にやさしいでおなじみの太陽のトマト麺がありますから!目論見どおり、トマト麺を食べて資材を購入してたいへん満足しています。
夕方くらいに帰ってきて、BASEで作品集の予約をしてくださった方全員に手紙を書きました!これが当初このくらい予約が入ったらいいなあと思っていた倍くらい注文がありましたんで、こんなに文字を書くこともそうそうないんでね、書き終わる頃にはもう手がめちゃくちゃ熱くなっていて。たぶんちょっと擦ったら火が出ると思うんですけど、火出しちゃったらせっかく書いた便箋が燃えちゃうんでやらないですけど、嬉しい悲鳴ですよね。
それで、一週間くらいかけて集めた爆イケの便箋にお手紙書いてみたんですけど、「結局イケてるのは便箋であってお前の手柄じゃないよね?」と自意識がオーバードライブしてしまいまして、もう一工夫なにかしなきゃ!という気持ちになってまいりました。それで追加の資材をネットで探していたところ、これだ!というものを見つけたので早速ポチりました。明日届くので、この追加工程を終えたら概ねFIXです。この追加の資材が何かっつーのは、今ここでお伝えすると楽しくないので、届いてからのお楽しみということにしておきましょう!
おそらくこのタイミングで入稿データの不備とかはないと思うんで、予定通りにいくと2月6日の夜におれの手元に冊子が納品されますんで、その日のうちに予約注文をいただいた方へ発送をする、という形になります。8日には届くんじゃないかなと思いますけれども、配達状況によっては9日以降になる可能性もあります。遅れたらごめんなさい。発送が終わったら個別にご連絡しますのでお待ちくださいね。
さっきまでお手紙書いてて、6時間くらいかけて予約してくれた方一人ひとりのことを順番に考えていたので、今心がすごくそっちに寄っているといいますか、この記事のトピックスも予約注文をしてくださった方向けの内容がほとんどになっていますね。
ちょっと話を変えます。the pillowsというバンドが1月末をもって解散する報せを見てとても寂しく思っています。トリビュート集の「シンクロナイズドロッカーズ」を小学校6年生くらいの頃にお父さんとお母さんに買ってもらって、それ以来折々聴いていて、誰でも知っている超メジャーな曲はないんですけどしっかりと10代~20代頃のおれの心に響いて、ものの見方や感じ方なんかのベースのひとつになっているバンドです。35年も活動していて、バンド自体がおれなんかよりもいくらか年上ってことになるんですが、やっぱりこれだけ続いたバンドがなくなるのは寂しい気持ちもある一方、長く続いたバンドはメンバーの死によって解散・活動中止になるケースもまあまあ見られるので、こういう形でピリオドを打ってくれるのは、ある意味では幸せなことなのかもしれないなあと、そんなことを思ったのでした。そんな感じです。
お知らせ
2025年2月8日(土)に、初の作品集となる「憧れの街」を刊行いたします。
上京してから現在に至るまでの、「おれにとっての東京」をテーマにした、全19本のエッセイ集です。そろそろ言うこともなくなってきたんですけど、作品集が出せるのが嬉しいので何回でも告知をします。ぜひ手に取っていただけると嬉しいです。
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