ザシキブタ、今年もサンリオキャラクター大賞王者に届かず！
いやー、今年も発表されましたね、サンリオキャラクター大賞！今年もシナモロールが2位以下に圧倒的な差をつけて1位を獲得し、自身初の4連覇を飾ったということです。令和に入ってから一度（2019年）はハローキティに覇権を譲ったものの、それ以外はすべてトップを走り続けているサンリオキャラクター界の大阪桐蔭高野球部ことシナモロールは、まさにいま黄金時代を迎えているというところでございます。
平成6年生まれのおれとしては、「サンリオといえばキティちゃんだろ」という気持ちで、事実、1998年～2009年までの12年連続第1位に輝いているというまさに怪物級のキャラクターだったわけなのですが、先述のとおり2019年に一度王座を取り戻しているものの、近年では5位以下をウロウロすることが多いよう。今年は昨年度までの6位から順位を一つ上げて5位フィニッシュと、かつての輝きが過去のものになりつつあります。それでもサンリオキャラクター大賞が始まって以来一度もトップ10を外したことがないあたり、さすがサンリオの看板キャラクターといったところではあるのですが、やはり「サンリオといえばキティちゃん」という常識も今や変わりつつあるということなのでしょうか。たしかに最近キティちゃんグッズ持ってる人見ないよねー。
秋の国体、年末の紅白歌合戦に並び国民的行事となっている一大イベントのサンリオキャラクター大賞ということで、日本全国1億2000万人余全員がその発表を今か今かと待ち構えていたはずなので今更概要を書くまでもないかもな、とは思いつつ念のため記載をさせていただいた次第です。
今年で38回目を迎えるサンリオキャラクター大賞ですが、栄光の記録を振り返ってみますと、過去第1位を獲得したキャラクターたちは錚々たるメンバーが並びます。ポムポムプリン、マイメロディ、ポチャッコなど。まず名前を聞いただけでもその姿かたちをありありと思い浮かべることができるほど一般に定着しているキャラクターたちが並びます。
その中で、記念すべき第1回を制したキャラクターは誰だと思いますか？上に並べたようなキャラクターたちかと思いきや、「ザシキブタ」です。
第1回の結果を見てみますと、
1位：ザシキブタ
2位：スヌーピー
3位：ハンギョドン
4位：タキシードサム
5位：ニャニィニュニェニョン
あのスヌーピーを破っての栄冠です。マジ？3位以下にもハンギョドン、タキシードサムなど今でもよく見かけるキャラクターたちが並びます。
そもそも、ザシキブタって存在知ってました？おれは知らなかった。昭和生まれの母はなんとなく知ってて、92年生まれの姉は知らなかった。平成元年生まれの先輩も言われてみればそんな子もいたかもねえくらいの感じだったので、1990年あたりが認知度を分けるラインになっているということなのでしょうか？それもそのはず、このザシキブタは第1回を制した後、翌年の7位を最後に10位圏外へ転落。ここ数年は50位台を彷徨っているという状況なのです。あだち充漫画的な、あるいはスラムダンクにおける湘北高校的な、伝説的な栄光と言っていいでしょう。なんとなくキャラデザもあだち充っぽいですしね。
じゃあそのザシキブタの栄光が後世まで語り継がれる伝説となり、今でもファンシーショップにはザシキブタの商品が並び、テレビで見かける「よくテレビ出てるけど実際どのへんがすごいのかよく分からないタレント」的なポジションを得ているかというとそんなことはなく、今やザシキブタを認知しているのは、世代的には少し上のお姉さん方か、おれみたいな雑学馬鹿のどちらかです。もちろんファンシーショップでも見ることもできません。ただの一度とはいえ、キャラクター大賞を獲ったキャラにしては不遇すぎませんか？
そういうこともあってザシキブタ関連グッズは今やプレミアもの。ザシキブタファンを食い物にメルカリでは必要以上に高値で取引されているなんて事態まで起こる始末です。
このザシキブタという存在をおれが認知したのが2018年とかその辺だったと思うんですけど、この謎すぎる経歴に加えて、いつの時代でも通用しうるエバーグリーンなキャラクターデザインにめっきり当てられて、今日に至るまでザシキブタファンとしてやらせてもらっています。
それでサンリオキャラクター大賞では毎年ザシキブタに投票してるんですけど、なかなか陽の目を見なくてね。毎年、今年こそは…！と思って投票してるんですが今年も結果は51位。今年も王座に届きませんでした！
でもまーランキングを見ていますと、トップ50に入るキャラクターは、一時代を築いた超メジャー級から、少なくてもファンシーに疎いおれでもなんとなく見たことあるな～というキャラばかりなので、累計450種くらいエントリーがいる中でコンスタントに50番台をキープしているって考えると健闘しているほうなのだろうか…とか考えたりしながら、毎年あまり代わり映えのない順位変動に一喜一憂をしています。
パタパタペッピーとかはなんとなく分かる。小学生のころ筆箱持ってた人がいた気がする。ウメ屋雑貨店も見たことがあるかもしれません。これ屋号名義なんですね。あと頬を赤らめているソーダはなんなんだよ。フレッシュパンチ。これは果たしてキャラクターと呼んでいいのか？こいつには負けなくて良かったなという気持ちです。
ザシキブタ、キャラクターそのものとしてもかなり魅力的なので下記プロフィールぜひご一読ください。
今年は残念な結果に終わっちゃったんですけど、来年がありますから！みんな来年はザシキブタに投票お願いしますね。ザシキブタの人気が出れば出るほどグッズも作られるでしょうから、おもにおれがうれしい。いやでもそういうの抜きにしても普通にめっちゃ良くないですかザシキブタ。まず名前がいいですよね、ザシキブタ。座敷の豚ですよ。お菓子や野菜を作って暮らしてるんだって。かわいい。丁寧な生活を地で行っています。荻窪あたりに住んでいて、頻繁に無印良品に通っていそうですよね。朴訥としたキャラデザに違わぬ内面。大学2年生のときに付き合った彼女と社会人3~4年目あたりの良いタイミングで結婚していそうです。絶対いいパパになること間違いありません。
みんなでこのエバーグリーン度指数が振り切れているザシキブタを応援して王座奪還を目指そう！そんな感じです。
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