ターミナルに思う事
以前、看護師さんとお話をしている時に緩和ケアが必要になった方は、どんな思いで今を過ごされているのか?
多くの方がチャレンジしてしておけば良かったと答えられたそうです。
その時の内容をまとめました。
1. 他人に合わせすぎたこと
他人の期待や社会的なプレッシャーに従って生き、自分の本当の望みや価値観を犠牲にしてしまったことを後悔する方が多いです。「もっと自分らしく生きるべきだった」という声がよく聞かれます。
2. 仕事に時間をかけすぎたこと
特に家族や友人との時間をもっと大切にすればよかったと後悔する方が多く、仕事やキャリ方がいたかなりすぎたことを悔いる場合が多いです。「大切な人たちと過ごす時間をもっと持つべきだった」という反省が浮かびます。
3. 感情を素直に表現できなかったこと
感謝の気持ちや愛情、時には怒りなどの感情を抑えすぎたと後悔する方がいます。自分の気持ちを表現できなかったことで、大切な人との関係が浅くなったり、理解されないと感じたことが心に残っていることもあります。
4. 人間関係の修復を怠ったこと
長い間関係が悪化していた相手や疎遠になった友人との修復を試みなかったことを悔やむケースも少なくありません。「仲直りすべきだった」「きちんと話しておけばよかった」という後悔が特に近しい関係に対して見られます。
5. 幸福をもっと追求すべきだったこと
自分の幸せを後回しにし、忙しい生活や義務感に流されて生きたことで、喜びを感じられる時間が少なかったと感じる方も多いです。「もっと楽しいことをやればよかった」「自分のやりたいことに挑戦すべきだった」という後悔がよく語られます。
6. 健康にもっと気を使うべきだったこと
健康を軽視した生活習慣やストレスの多い生活の結果として病を患った方が、「もっと体を大事にすればよかった」と振り返ることも多いです。
緩和病棟では、患者さんが過去を振り返り、特に感情や人間関係、人生の価値観に深く目を向ける傾向があります。これは、自分にとって何が本当に大切だったのかを見つめ直し、安らかに人生を終えたいという願いに繋がっていると思います。
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