見出し画像

採用担当者が会いたくなる履歴書のつくり方

2019年採用Advent Calenderにお誘いいただき、ずーっと温めていたnoteがついに日の目を浴びることになりました。
お誘いいただいたキャスターさん、ありがとうございます!!
2番手、プレッシャーですが、がんばります・・・!!

2019年採用Advent Calenderに参加される方はこちらからご確認できます。
素敵な方々ばかりで、お声がけをいただきありがたい気持ちと同時にドキドキです・・・・。

自己紹介はこちらのnoteにまとまっていますので、もしお時間ある方は。
さて、本題です。

採用がテーマのアドベントカレンダーということで、私は候補者の方のためのnoteにしようと思います!
(人事のTipsは後半の方がたくさん書いてくださるはず!!)

今回は「採用担当者が会いたくなる履歴書のつくり方」というテーマで書いていきます。

採用担当者にとっての履歴書と候補者にとっての履歴書

採用担当者が毎日見る「履歴書」
たかが履歴書、されど履歴書。

もしかしたら同じ内容でも履歴書の書き方を変えるだけで、採用担当者の目を止めることはできるかもしれないです。

履歴書は採用担当者にとって、その方のご経験を知るためのとても大事な情報です。
面接も履歴書に記載されている情報をもとに進めさせていただくことが多く、文字情報だけでいかに企業が求めるスキルセットかを見極める大切な書類です。

候補者にとっては自分をアピールする最初の場所になるので、ここで差がついてしまう方もいらっしゃいます。
(志望動機欄に他社の志望動機が記載されている等)

今回は私が採用担当として感じたことをお伝えできればと思います。

ダメ!ゼッタイ。誤字脱字!!

一番簡単な、そして一番大事な気をつけてほしいこと。それは「誤字脱字がないこと」。手書きでもデータで作成していても、どちらでもかまいません。

どちらでもいいのですが、誤字脱字がある場合、読みづらいだけではありません。採用担当者はいろんなことを想像してしまいがちです。

細かい作業が苦手なのかな?
文章を読み書きすることが苦手なのかな?
見返しをしないのかな?  等々・・・・・

誤字脱字があるだけでです。とても、もったいなくないですか?
1文字だけ、かもしれないですが、されど1文字なんです。

私も過去、自分の履歴書に誤字があり、それを指摘され恥ずかしい思いをしたことがあります。
作成した翌日に音読してみると、間違えに気付けることもあるので、ぜひ、読み直ししてみてください。

まずは、どんなご経験があるのか知りたい!!

履歴書の中でご経験を事細かに知りたいのですが、まずは概要が知りたいです。いままでのご経験の概要が知りたいです。つまり「サマリー」が欲しいのです。

営業をして、マネージャーを経験して、事業開発を担当しています。
人事を経験ののち、労務(給与計算)を経験し、現在は子会社の管理部長です。

など300文字程度で、冒頭にまとまっていると、その先がとても読みやすいです。

ご経験が確認できるのと同時に、サマリースキルや文章スキルも確認できます。応募者の方が「選考官のご経験がある」という方の中には「応募したポジションに合わせて、サマリーを変えている」という方もよくいらっしゃいます。

では、どのように応募したポジションに合わせて、サマリーを変えればいいのでしょうか。

その答えは、募集要項に全て記載されているはずです。
ぜひ、企業が公式で開示している募集要項を確認してみてください。

私は経歴が複雑なので、冒頭に必ずサマリーを入れるようにしています。
ピースオブケイクに転職する際に提出した職務経歴書冒頭に入れたサマリーはこちら。

プロダンサーとしてDAIGO率いるBREAKERZコンサート振付やEXILEツアーなどに参加しながら、20歳より約4年間自らのダンススクールを運営しておりました。怪我のためダンサーとして現役引退・ダンススクールを閉鎖した後は、通信制短期大学に通いながらダンスインストラクターの経験を生かし、教育研修や中途採用を中心とした人事業務や広報PR業務を行ってまいりました。

今、読み返すと少し修正したい気持ちですが、自分の強みとこんなことをしてきましたを簡単に冒頭に入れていました。

まず、ダンススクールを運営していたので、推進力がありますよ、が伝わるようにしました。
そして、ダンスを長くやっていたので、1つのことに突き進めるタイプですよアピール。
最後に採用や広報、研修など人事領域も幅広く関わってきましたよ、という内容を記載しました。

果たして当時の選考官がそれを見ていたのかは不明ですが、自分なりにストーリーを作ってサマリーを作成しました。

社歴は最新から時系列で見てみたい!!

採用担当者は1日に多くの候補者の方の履歴書に目を通します。
私の場合、多い日は1日40名近くのレジュメに目を通します。

中途採用の場合、即戦力として求めているご経験をお持ちかどうかは、選考スピードにも関わってきます。
選考スピードは自身が転職活動をする上で、他候補者と差別化できるポイントでもあります。

私は意向度の高い企業のスケジュールを最優先に転職活動を行っていました。

実は企業も同じだと思うんです。
どういうことかというと、欲しい情報が記載されていて、見やすい履歴書ほど、早く選考が進む場合があるということです。

もし欲しい情報が一次情報としてない場合は、追加の書類提出依頼をする場合があります。
そこでスピード感にズレが生じてしまいます。

また、最後まで目を通さないと現在のご経験(お仕事内容)がわからない場合や、伝えたいことが多く、履歴書の枚数が多くなってしまう(6枚以上)場合は、書類の確認に時間がかかってしまうことも事実。

それはしっかりご経験を確認したいからなのですが、冒頭に最新のご経験が記載されているとすぐに判断できる場合もありますよね。

確かにご経歴順に記載すると最新のご経歴は一番最後になってしまいます。しかし、企業が一番確認したいのは直近のご経歴の場合が多く、一番上に、かつ時系列になっていると、どんな気持ちでどんなお仕事をされていたのか、どんな状況でどんな企業に転職されたのか、過去のご経歴を順を追って、確認することができます。

ごく稀に、社歴を時系列で記載されていない方がいらっしゃいますが・・・・
とてももったいない!!

ぜひ、最新のご経歴から時系列で記載しててください!!

大項目と中項目と数字が知りたい!!

これ、とても大事です。

どんなご経験があるのかを知りたい!と先ほど書きましたが、お仕事内容を大項目と中項目に分けて記載いただくと、とても見やすいです。

社歴は時系列のほうが見やすいですが、1社の中でのお仕事内容に関しては項目ごとにまとめていただけるとわかりやすいです。

また、数字があるとよりイメージしやすいです。
目標設定でも定量で目標を立てている企業さんも多いですよね?

目標数字や達成率など、具体的にどれくらい自身で担当したのかがわかると同じお仕事内容でも興味がわきます。

私が以前使用したレジュメにはこんな感じで書いていました。(数字は●にしています)

■SNS運用(Twitter/Facebook)
・SNS運用ディレクション
・イベント集客用ツイートの文面作成/投稿時間の選定/投稿曜日の選定
・Twitter有料広告を用いた集客
■候補者への連絡、日程調整
※エントリー総数 約●00名/年
(●拠点の採用を人事担当●名で担当)
・電話面談(MAX●件/1日)
・最終面接調整(MAX●名/1日)
・内定承諾に向けたクロージング(MAX●名/1日)
・選考前面談の実施
・新規求人職種募集に向けた現場との調整

大項目(ここでいう■の部分)と中項目(ここでいう・の部分)に分け、数字情報も入れました。

まとめ

こうしたほうがいいというアドバイスをお持ちの方は、まだまだたくさんいらっしゃると思います。

今回は私が2年以上採用担当をしてきて、履歴書を見てきた中で、見やすい履歴書と本当はいいはずなのに、もったいない・・・・!と思う履歴書があり、その大きな違いはなんだったのか、考えた結果です。

少しでも、これから転職活動を考えている方の参考になればいいな、と思います。

余談

昔、選考を受けていた企業に履歴書を提出したところ、
・なぜ手書きではないのか
・写真はなぜ証明写真を貼らないのか(データだったので)
・それで選考通過すると思った理由は何か
等をご指摘いただいたことがあります。

その時に「あれ?自分に合っていないかも」と感じました。
どんなに履歴書を完璧に作って、面接を自信満々で終えたとしても、ご縁やタイミングもあり、希望が叶わないこともあります。

悲観的にならず、ぜひ前向きに転職活動/就職活動を行っていただきたいです。

明日は、Rasisat(ラシサト)株式会社 代表のもなき(森尚樹)さんです!!
お楽しみに〜!!

いつも読んでいただき、ありがとうございます。 サポートを貯めて大好きなお鮨を1貫追加で頼もうと思います。