Wantedly主催FUZE 2020で、人生で初めてパネラーとして登壇してきたので、振り返ってみる。
Wantedlyの方からお声がけいただき、本日2020年11月4日開催のFUZE 2020 Session B「トップ人事4人が語る、COVID-19と採用トレンドの変化」にてパネラーとして登壇させていただきました。
このnoteでは、個人的な登壇の振り返りと登壇の中でお伝えできなかったことについて書きたいと思います。
登壇の中で伝えきれなかったこと
Q1.Covid-19により求職者の動向はどのように変化していると感じているか
このお題に私は2つのキーワードを書かせていただきました。
リモート勤務とカルチャー採用。
それぞれどんな意図で書いたのか、note株式会社の状況はどうなのか詳しくお話したいと思います。
▼リモート勤務
当社ではコロナ禍になったからリモート勤務を導入した、というよりもコロナ禍になり、よりリモート勤務を推奨した、と言ったほうが正しいかもしれません。
2020年6月に発表したフレキシブル出社制度がまさしくです。
コロナ禍になり、ほぼ全ポジションでリモート勤務が可能か否かの質問をいただくようになりました。
面接は基本的にオファー面談までオンラインで実施できるようにしましたが、それ以外に大きく変えた部分はありません。
登壇の中でもお伝えしたのですが、もともとオンライン面接も一定数行っていたこともあり、面接官向けにオンライン面接研修などは実施したものの、オファー面談までオンラインにしたことによる大きな混乱はありませんでした。
候補者の方からは、リモート勤務がベースとなる働き方に対して「すぐに馴染めるか不安」など、不安要素があるということは選考過程の中でご意見いただきます。
当社では、オンラインランチの実施やMVV共有会などを実施して、なるべく社員同士がFace to Faceでコミュニケーションが取れる場を準備しています。
詳しくは、以前noteに書いているので、ご覧ください。
とはいえ、不安は多いと思います。
入社した方にリモートでのオンボーディングで困ったことがなかったか、実際に入社してみてのGAPがなかったのか聞いているのですが、ほぼ皆さん同じ返答をしてくださいます。
それは、「思った以上にMVVに沿って意思決定していた」「面接官だけでなく、本当にいい人しかいなかった」ということです。
なぜネガティブなGAPが少ないのか、それが次に繋がります。
▼カルチャー採用
当社では社員の約8割が個人のnoteアカウントやSNSのアカウントを持って、それぞれが運用しています。
そして会社では事前確認を必須にしたりはしていません。
あくまでも、運用の大まかなルールだけを定めて、それ以外は個人の判断にお任せしています。
登壇でもお話しましたが、発信することに対して強制やお願いはしておらず、カルチャーとして浸透しているように思います。(私が入社した時からそうでした)
そのような状況のため、個人と会社の情報発信がそれぞれの視点から行われ、求職者の方や社外の方はその情報をもとに、自身でカルチャーにマッチするのか、働きたい環境なのかを判断できるのかなと思います。
今後は、企業だけでなく求職者側もどのような情報発信をしているのかが重要になると個人的には感じています。
note株式会社では、社員の発信をnoteで働くひとびととしてまとめており、求職者の方にはこのURLをご案内しています。
以前インタビューしていただいた記事もぜひご覧ください。
Q2.採用における各社の取り組みとは
このお題にも2つのキーワードを書かせていただきました。
オンライン面接と情報発信の強化。
こちらも詳しくお話したいと思います。
▼オンライン面接と情報発信の強化
全ての選考過程をオンラインで進められるか否かはあまり重要ではないと感じています。
むしろ、オンライン面接になることで候補者側が得られなくなった情報をどのように伝えるのか、逆に面接官側が伝えきれない情報をどのように伝えるのかが重要かなと思っています。
他の登壇者の方も仰っていましたが、リモート勤務がベースとなったことにより言語化が重要で、周りに助けて!が言えるかもさらに注視するようになりました。
それはつまり口頭ではなく、文字でのコミュニケーションが円滑に行えるか、ということにつながるのかなと思うのです。
個人で情報発信していると文字でのコミュニケーションに対して抵抗感がなかったり、適切な伝え方を知っていたりするので、今後ますます重要になると感じています。
面接官が伝えきれない情報や候補者が得られなくなった情報をなるべくコンテンツとして情報発信するようにしています。
これはコロナ禍前から意識していましたが、コロナ禍になり、さらに強く意識したポイントです。
どんなコンテンツがいいのかとご質問いただいていたので、ご紹介します。
最初にお伝えしますが、企業の情報発信に関して気難しく考えないでほしいです。
弊社以外にも、noteで社内の情報を発信している企業アカウントのコンテンツをご紹介します。
社内のGoogle カレンダー活用法を案内したnoteや駅からオフィスまでの歩き方(道順)を案内したnote、新しいオフィスの写真をたくさん掲載したnoteなどどの企業でもすぐに取りかかれそうなコンテンツが多くあります。
まずは情報発信してみるのはいかがでしょうか。
その他、新卒研修のアウトプットの場を企業の情報発信と組み合わせたり、育休の方向けに過去発信した記事をまとめた記事を作成される企業なんかもあります。
やはりこれらは、情報発信を続けているからこそ実現できることなのかなと思います。
コンテンツの作り方ととどけ方については、こちらのnoteに詳しく記載があるので、ぜひご覧ください。
今後の採用におけるキーポイント
最後に今後の採用におけるキーポイント、こちらも2つあげさせていただきました。
現在社員数107名、note株式会社が考えるキーポイントをお話しました。
▼情報発信プラス総力戦
現在note株式会社では48ポジションをOPENしています。
ほぼ全ポジションです。
その全てが拡大のための募集です。
その48ポジションの採用を成功させるためには、現場メンバーとの連携がかかせません。
定期的にJDや選考フローの見直しなどを行い、どれだけ短期でポジションにマッチした方を採用できるかが採用担当としての腕の見せ所だと思っています。
そのためには、ネガポジどちらの情報も発信していく必要があると考えています。
「ここが整備できていないので、ここができるあなたに入社してほしい」「こんなことを考えているけれど、まだできていないので、あなたの経験をいかしてほしい」など、ネガティブな情報が必ずしもネガティブに映らない。
アトラクトに使える、というお話です。
でも会社としてのオフィシャルな情報発信よりも、社員個人の発信のほうがリアリティーがあり、候補者が自分ごととして考えやすいはずなのです。(私はそうでした)
なので、採用は経営陣含めた全員で、総力戦で行う必要がありますし、情報発信も引き続き行っていく、というのがnote株式会社のキーポイントです。
登壇を終えての振り返り
いま、ホッとしています。というのが本音です。
お声がけをいただいた時は嬉しくてワクワク気分だったのですが、当日が近づくにつれ、徐々に緊張が・・・・。
当日はご飯も食べれず、登壇が始まってからもマイクを持つ手がプルプルして内心「きゃーどうしよー」というお祭り状態。
緊張している私がこちらです↓
ファシリテーターを努めてくださったグッドパッチの小山さんに助けられ、初めてのパネラーはあっという間に終ってしまいました。
一緒にパネラーとして登壇したフルカイテンの岸良さん、Sansanの田中さんにも助けられた感がとてもあり一緒に登壇してくださり感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!!
私は自分のことでいっぱいいっぱいで・・・泣
でもとても楽しかったです!!
今度もし、どこかからお声がけいただいたなら、もう少しうまくお話したいと思います。
主語を明確に、話す順序を考えてお話できるようにしたいなと1人で振り返っています。
今回は素敵な機会をいただいたWantedlyのみなさん、本当にありがとうございました!!
最後に登壇者みんなで記念撮影!!
WantedlyのWはクロスさせるのが正解とのこと。(私のせいで撮影し直しました)
私が登壇している間に、同じ人事チームのメンバーがめちゃめちゃ応援してくれていたし、違うチームのメンバーもSlackでスタンプ大量に押してめちゃめちゃ応援してくれていたようで、本当に嬉しかったです!!
社内の反応の中で一番驚いたのは、私が履いていたスカートのブランドを当てた、noteディレクターの三原さんです。
楽しかったので、また機会があれば全力で臨みたいと思います!!
お声がけ、お待ちしています◎