元女性営業マンがぶっちゃけ!女性営業のお悩み解決法と営業職を辞めて感じたこと
こんにちは!
アイドマ・ホールディングスです。
女性の営業職って何かと辛いことが多いですよね。
まだまだ男性社会というイメージの強い営業職ですが、その中でたくましく働きながらもさまざまな悩みを抱えている女性もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では【元女性営業マン】の私が女性営業ならではのお悩みとその解決方法、実際に結婚を機に営業職を辞めてみて感じたことを紹介していきます。
少しでも「営業の仕事が辛い」「会社を辞めたい」「転職しようか悩んでいる」など悩んでいる女性営業マンの方の参考になれば幸いです。
女性営業マンが辛いのはなぜ?お悩み5選と対処法
世間では営業=男性の仕事という概念はもう古い!と言われ、近年女性の営業マンが増えてきています。
かっちりスーツを着てオフィス街を颯爽と歩く女性営業マンの姿はまわりから見たら「カッコイイ」存在でしょう。
しかし、当の本人は日々のハードワークに追われてぐったり...なんてことも多いですよね。
そんな世の中の女性営業マンたちはどんなことで悩んでいるのでしょうか?
元女性営業マンの私やまわりの女性営業仲間が実際に仕事をしていて感じた悩みと、その対処法についてご紹介します。
1.見た目の制限がある
女性営業マンとしてお客様のもとへ行くので、かっちりした服装やビジネススーツを着なければなりません。
人によっては地味なスーツよりも可愛いオフィス制服を着たり、内勤の女性が私服で自由におしゃれを楽しんでいる姿がうらやましく感じるかもしれませんね。
私は内勤から営業職へ異動となったので、それまでの自由な私服からかっちり目の格好をしなければならないのがとてもストレスでした。
服装は職場によって規定があると思いますが、なるべくひとつでも自分がテンションの上がるものを身に付けるようにしましょう。
時計や靴、鞄など毎日身に付けるものがお気に入りだとやる気が出ます。
業界によっては営業でも髪型自由・ネイルがOKという場合もあるので規定の範囲でおしゃれを楽しみましょう!
2.まわりが男性ばかりで相談できる人が少ない
女性営業マンが増えてきたとはいえ、まだまだ男性営業マンばかりという会社も多いです。
そんな環境で働いている女性営業マンはまわりが男性ばかりで「相談できる人がいない」と感じてしまうかもしれません。
3.プレッシャーが大きい
営業といえば目標・ノルマとは切っても切れない関係ですよね。
毎月売り上げの数字に追われたりノルマ達成などプレッシャーが大きいのが悩みと感じる人も多いでしょう。
女性営業でプレッシャーを感じやすい人の特徴として、平日は仕事に追われ休日は疲れて何もできずにダラダラしてしまうという傾向があります。
休日にだらだらし過ぎると仕事のことが頭から離れきれず、リフレッシュできません。
休日は趣味や友人と会ったり好きなことをして仕事と休日オンオフを切り替えて楽しむことが大切です。
4.キャリアと家庭の両立が難しい
女性にとってキャリアと家庭の両立は永遠の課題ですよね。
営業職は特に時間が不規則だったり残業が多いなど家庭との両立が難しいと言われています。
女性営業マンが結婚して仕事をしながら家庭を持つとこんな問題に直面するでしょう。
●残業が多く帰宅時間が遅いので家族のご飯を作れない
●子供の保育園のお迎え時間に間に合わない
●子供の発熱などで急に会社を休むことが難しい
●仕事と家事・育児で体力的にきつい
子供の有無に関わらず、女性営業マンがキャリアを捨てずに家庭を持つのは大変です。
夫の協力が必要不可欠ですが、夫も激務だったり協力が得られない場合は両立させるのは至難の技でしょう。
キャリアと家庭を両立させたいと考えている女性営業マンは夫となる人と結婚後の生活について話し合い、生活が成り立つのかきちんとシミュレーションをしてみることをおすすめします。
5.社内・取引先男性からのセクハラ
女性営業マンは社内・取引先どちらも男性と接する機会が多いです。
営業職は他の職種よりも相手とコミュニケーションをとって近い距離で接する職種なので、どうしてもセクハラ被害を受ける機会が発生してしまうことがあります。
●社内の男性からのセクハラと対処法
仕事について《女性だから》という理由でさまざまなことを言われることも。
「女性だから契約取れたんでしょ」
「ただニコニコしていればいいんだから楽だよね」
こんなことを言われたら頑張って成果をあげても悲しくなるだけですよね。
ですが、このような発言をしてくるのはただの妬みであることがほとんどです。
妬まれるほど営業マンとして成果をあげることができた!とポジティブに捉えましょう。
あまりにしつこく執着される場合は社内の然るべきところへ相談してくださいね。
●取引先の男性からのセクハラと対処法
取引先の人間と接待があったり、仕事をしているうちに個人的に誘われてしまうというのは女性営業マンあるあるかもしれません。
仕事でコミュニケーションをとっているだけのつもりでも、好意があると勘違いされてしまったり仕事を人質に誘われたり・・・(個人的に会うなら契約するよ、など)
私のまわりの女性営業マンたちも同じようなセクハラ経験を一度はしたことがあるそうです。
取引先の人だから邪険にできない気持ちは分かりますが、セクハラに対しては撤退してNOを突きつけましょう!
おすすめの断り文句は以下の通り。
●プライベートの連絡先を教えることは会社の決まりで禁止されている
●取引先の人と会う場合は必ず上司を同席させるよう言われている
●会社携帯をGPSで管理されている
しつこくされた場合は必ず会社に報告しましょう!
会社は社員を守る義務があるので担当を変えてもらうなど何らかの措置をとってくれるはずです。
女性営業マンを辞めたいときはどうする?
これまで紹介したような悩みを抱え、営業を辞めたいと考える女性営業マンは少なくありません。
とはいえ金銭的に余裕がなければ会社をすぐには辞められないし、転職活動も大変ですよね。
ここからは営業の仕事を辞めたいと感じた時におすすめの解決方法をご紹介していきます。
信頼できる上司に相談してみる
職場に信頼できる上司はいますか?
一人でも信頼できると感じる上司がいれば営業の仕事について悩んでいることを相談してみましょう。
「上司が男性であまり仲良くないから相談しにくい」という人もいるかもしれませんが、一人で悩む前に一度勇気を持って相談してみましょう。
上司は会社で多くの経験をして同じように悩む部下をたくさん見てきているかもしれません。
しっかりとした上司であればあなたに合ったアドバイスをくれるでしょう。
期限を決めて頑張ってみる
もう今すぐにでも営業の仕事を辞めたい!というくらい追い詰められている人もいるかもしれませんね。
一時の辞めたいという衝動だけですぐに会社を辞めてしまうのはあまりおすすめしません。
そんな時は期限を決めてその日までは頑張る!と思って続けてみましょう。
「今年いっぱいは頑張ってみる」
「◯月まで続けてみる」
というように悩んだり辛くても期限があると少し心が楽になります。
期限がきてまだ辞めたいという気持ちがあれば本当に辞めるのもいいでしょう。
期限がきた時には心が落ち着いて辞めたい気持ちがなくなっていたというケースもあります。
ライフステージで働き方を見直す
女性は結婚・出産などのライフステージで大きく環境が変わります。
大きな環境の変化を迎えながら同じように営業マンとして働き続けるのは大変ですよね!
とはいえ、環境が変わり仕事を続けるのが大変になったからとすぐに辞めるのはもったいないです。
育児中は時短や定時退社をして落ち着いたら元の業務量に戻すなど、ライフステージで働き方が選択できないか会社に相談してみましょう。
部署異動を希望してみる
会社は好きだけど営業という職種が嫌で辞めたいという人もいるでしょう。
そんな時は部署を異動させてもらう希望を出してみましょう。
「うちの会社には社員が異動の希望を出す制度はない」という場合でも、相談したら異動させてもらえたというケースもあります。
会社としても辞められるよりは部署異動をして働き続けてもらうほうがいいので対応してくれる可能性が高いです。
上司との面談などで相談してみてくださいね。
男性と無理に張り合わない
男性営業マンと自分を比べて悩んでいる女性営業マンも少なくありません。
「営業をしているけど、男性のようにバリバリと仕事ができない」
「出世欲があるわけじゃない」
女性営業マンはいわゆるキャリアウーマンとしてバリバリ仕事をしたいタイプとそうでないタイプに分かれます。
後者の場合、男性営業マンと肩を並べて仕事をすることにストレスを感じて辞めたいと考えがちです。
無理に男性営業マンと同じようになろうとせず、マイペースに仕事を楽しむことが大切です。
女性営業マンは男性よりも営業に向いている強みの部分がたくさんあるので、自分らしさを武器に戦いましょう。
女性営業だからできる!男性営業に負けない強み
「自分は営業職に向いていない」と悩む人へ営業に活かせる女性ならではの強みをご紹介します。
女性が本来持っている性質は営業の分野でとても役立つんです。
むしろ男性営業マンにも負けない強みなので、女性営業マンであることに自信を持ってくださいね!
心を開いてもらいやすい
営業マンは商品を売るのが仕事なのでどうしても相手に警戒心を持たれやすいです。
デキる営業マンになるためにはいかに相手の警戒心を解き心を開いてもらえるかが重要と言われています。
販売や接客の仕事に女性が多いように女性の持つ性質で【人と仲良くなりやすい】というものがあります。
コミュニケーション能力が高く、商談の場でもやわらかい雰囲気が出せるため相手に心を開いてもらいやすくなります。
印象に残りやすい
男性営業マンが多い中で女性の営業マンがいると印象に残りやすくなります。
毎日多くの営業マンと会っている顧客との仕事を成功させるためには自分を覚えてもらえるかが重要な問題です。
その点女性営業マンは何もしなくても覚えてもらいやすいということは大きな強みと言えるでしょう。
共感力が高い
女性の持つ【高い協調性】は営業の場で大きな力を発揮します。
顧客の抱える問題や悩みに共感する力があるため話を引き出しやすくなるでしょう。
課題の解決法を提案する営業をしている女性営業マンにとっては嬉しい強みです。
元女性営業マンが会社を辞めて感じたこと
私は結婚を機に退職し、営業を辞めました。
女性営業マンとして働いていたころは毎日悩み、辞めたい、転職したいと考えていましたね...。
そんな悩める元女性営業マンが会社を辞めてどんな気持ちになったのかご紹介します。
プレッシャーからの解放
まず第一に日々のプレッシャーから解放されて本当に気が楽になりました。
退職日には「これでもう来月からの売り上げを気にしなくてもいいんだ」ととても感慨深かったのを覚えています。
時間がたつと物足りなくなってくる
営業職を辞めたことで晴れてプレッシャーから解放されたわけですが、いざ自由の身になると刺激のない日々に飽きてきます。
結局すぐに就職活動を始め、目につくのは結局営業職だったりするんですよね。
まさに【隣の芝生は青い】状態ですが、あんなに悩んでいた女性営業マン時代は今でも良い思い出になっています。
営業職で得られるスキルは無駄じゃない
その後再就職した職種は営業ではありませんでしたが、女性営業マン時代に培ったスキルはとても役立ちました。
●時間管理スキル
●コミュニケーションスキル
●ヒアリング力
●課題発見力
●強いメンタル
よく営業は潰しのきかない職業と言われたりしますが、営業ほど潰しのきく職種はないと思います。
女性営業マンを頑張っていればどこでもやっていける力が身につくのは間違いないですよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まだまだ男性社会と言われる営業の仕事をがむしゃらに頑張っている女性営業マンは少なくありません。
プレッシャーや女性ならではの問題に悩みながら会社を辞めることや転職を考えている人もいるかもしれません。
しかし、営業職は女性の強みを活かせる職業でもあり、営業職で身につくさまざまなスキルは無駄になることはありません。
困ったことがあれば一人で悩まず、まわりに相談して頼りながら自分がどのような女性営業マンになりたいのか見つめ直してみましょう!