2023年の掲載|「ひらめくのは」「通話」他
今年はこまめにnote更新できなかったな……、と思いつつ開いたら、こまめにどころかひとつも更新していませんでした。ちょっと自分で笑った。
ということで、2023年のまとめです。
短歌
「ひらめくのは」25首
「うたとポルスカ」ウェブ(2023年4月4日)に掲載。
25首は個人最多記録(これまで20首だった)で、自分の中では挑戦だった。仕上がってうれしかった。ウェブ記事なのでぜひ読んでほしい。
宝石を透かした影は色付きの光なの この言葉足らず
「一日単位」10首
「短歌人」2023年8月号の20代・30代会員競詠に参加し掲載。
今年で最後の参加でさびしい。好きな企画です。
春に始まるドラマの中の吸血鬼屋敷の玄関に日傘立て
「通話」10首
「砂糖水」vol.4(2023年11月の東京文フリ初売り)に掲載。
東直子さんのカルチャースクールのメンバーが中心となって作っている冊子で、毎号参加させてもらっています。何年振りかわからないくらいに文フリに行ったらすごい人出だった。ひさびさに東先生や教室メンバーの顔を見られてうれしかった。
何度でもかける通話にどの花も静か 夏の音や冬の音
評論・書評
評論「重ね合わせの瞬間」
「短歌人」2023年9月号に掲載。
「自由に書いてください」と言っていただき、ずっと考えていたことをテーマに書くことができた。結社外の方に多く読んでいただいたようで、奥村晃作さんがいちはやく反応してくださったり、大変ありがたかった。https://twitter.com/aidana_t/status/1698319763913732565
書評 尾崎まゆみ歌集『ゴダールの悪夢』/「うた新聞」2023年4月号
評論 「物から覗き見えるもの」/「短歌研究」2023年10月号 特集続続「ここまでやるか。小池光研究」
書評 谷岡亜紀著『歌人の肖像』/「短歌」2024年1月号
そのほか
我妻俊樹・平岡直子著『起きられない朝のための短歌入門』
「繰り返しているように」(文學界2022年5月号)から2首引いていただいた。私の歌のところでの、我妻さんの「短歌自身がしゃべりはじめると」という話がすごくおもしろい。ぜひみなさんに読んでもらいたい一冊。
歌の総数は少ないかもしれないですが、25首連作できて、評論2本も書いて、出力の弱い私にしてはがんばったなと思えた。神保町歌会でもありがとうございました。
来年は歌集のことをそろそろ準備したい。
いい一年になりますように。