今日の俳句を詠んでみる

なぜなら、詠んでみたくなったから。
やってみたら全然文字数が足りなかったので一部短歌です。


今朝


この暗さ 雨音に聞く 今何時 
春寒にして 暁を覚えず

すごく野暮なことをしますね。つまり、解説というか、考えていることを書きます。

雨が降っている朝って、寝覚めが悪い。カーテンの隙間から差し込む明かりはほの暗くて、まだ夜みたい。まだ寝ていて良い時間だと思いたい。まだもう少しだけ、寝かせてほしいけれど、雨音が私にイレギュラーを教え、今日はこの暗さでも起きる時間ですよ よ よ …  と言われている気がするので、は〜……、しょうがねえなー、とため息をつきながら、一応電車が止まっていないか確認して、夢破れて、ぬろっと起き上がる。

この暗さ 雨音に聞く 今何時
春寒にして 暁を覚えず


春眠が暁を覚えないのは春風の心地よさによるものだが、まだ寒くても暁を覚えないパターンもあるよね、という春の一句です。はい。


準備


春浅し タイツにブーツ やり直し

意味はちょっと分かりにくいかもしれないが、古語の終止形と現代語の名詞で韻を踏んでるのがなんか良いので、あえてこれで。やり直しっていうのは、コーデを組み直し、ってことです。
ワンピースにスニーカーを合わせたものの、あんまり寒いので、タイツを履いて、ブーツに変更。

春浅し タイツにブーツ やり直し


日中


同窓会 変わらぬ変人 桜もち
変わる進路も すずめの子


会場のBBQ場に雀が飛び回っていたのと、雀百まで踊り忘れずをかけたくて頑張った一句。みんないままでもこれからも色んな方向に向かっていくけど、同じ教室に通っていた日々はたしかにあって、こうやって会うと、無理に思い出そうなんてしないのに染みついた雰囲気がそこを教室に変えてしまう。でもそれぞれが前に進んでることもちゃんと表したくて、あっさりしたお開きをイメージした体言止め。←なんか、香水の説明みたいになってない?(伝われ)
桜もちは完全にリズムだけで置いたが、独特だけど癖になって、春にだけ出会える、なんとなく幸せな気持ちにさせてくれる桜もちが、全員がちょっとずつ変わっている旧い級友たちをピッタリ比喩してくれているように思う。


ま、今日はこんなところにしといたろかいっ



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