ミニスカ克服荒療治

マキシ丈ならまま着るものの、基本は常にパンツスタイル、スーツのひざ下スカートすらも嫌悪し就活はスラックス一本で乗り切った私だが、
ついに私にもやってきた。ミニスカ履きたい欲が。

というか、始まりはロングブーツだ。
好きなアパレルブランドから、バックル付きのちょっぴりパンクな、でもクラシカルな茶色の編み上げブーツが発売された。
癖ど真ん中。

あまりにもかわいいので、とりあえずポチ。
23年生きているのだから、ロングブーツの一本くらい、持っていてもバチ当たらんだろう。

さあ、ここへきてロングブーツデビューだ。私史ロングブーツ紀元。何に合わせよう。スキニーとかでもいいのかな。でもやっぱり王道なのはミニスカートか。オーバーめのジャケットにミニスカにロングブーツ。よしよし。画は出来た。

ミニスカ買うか

と、思いきや、心理的にハードルの低いGUのスカートパンツを買った。
このパンツが、廃盤になったお気に入りのパンツに形が似ているらしいと小耳に挟んだのだ。一石二鳥、願ったり叶ったりである。

というわけで今日、こいつのスカート単体にロングブーツを合わせてひとり、奈良へ出かけてきた。

ひとりだしいけるか、奈良なんて人いないしいけるか、と思ったのだが、いやいや何が何やら、秋の奈良めちゃ人多かったです。東京くらい人いたわ。(嘘)
そして人の脚をじろじろ見る人の多いこと多いこと！！これ、自意識過剰とかじゃないです。特におっさんとおばさんはありえん無遠慮な目線をかけてきます。そんな変？そんな変ですか？？ねえ！？！？そして私はミニスカの同志を見るたびに安心しどっちの方が短いかなとガン見する始末。お前もかい。

今日何回トイレに駆け込んで全身鏡でチェックしたかわからない。見えてない？見えてないよね！？と………。妖怪か……？

帰宅していま感じるのは、

さすがに短すぎねえかな？

という至極当然な懐疑である。

スカートとパンツが切り離せるので実質3wayというレビューがあったのだが、そう簡単に赤の他人の言うことを信じるものではない。
しかもよくよく読んでみたら「まあ私はできないんですけどね⭐︎」風味のレビューばかりで、おっ、この人は実際にスカートだけで履いてそう、と思ったら「〜19歳」だった。じゃあいいじゃん。〜19歳はそりゃいいじゃん。

家を出る前からこれ短すぎないか？とは思っていたものの、まあ今日は自分とデートだからこれくらいしてもいいよね♡とか浮かれていたけど今日投げられた視線がトラウマでもう一生履けないかもしれない。
でも家を出て数十秒はすごい気分よかったんだよねえ。普段日の目を見ないふとももが風だ！お日さまだ！！と喜んでいたので。

オーバースカートじゃなく、スカートとして生まれてきたもう少し長い子で、なんとかリベンジしたいものである。