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2020年10月3日 | 菌床 と 精油 ( 京北2日目 )

前回記事 2020年10月3日 | 畑 と ピザ生地 ( 京北2日目 ) から20分後、私たちは椎茸をゲットしていた。


: : : はじめて見た 「 菌床 」

幼少期から彼を知る おじさま Sさんの椎茸ハウスへ訪問させてもらいました*
(( 畑のほぼお隣です。また車で移動してるのです。))

そうそう、彼も移住者なのですが、Sさんも移住者さんです。

こちらでは「 菌床栽培 」をされています。

【 13:12 】

はじめて見たよ〜〜
にょきっと生えてる椎茸ちゃん、可愛いなあ

「 菌床 」とは、おがくず に 米ぬか や 麦のぬか と水を加え、ブロック状に成形したもの。

ここに「 種コマ 」というキノコの元がいっぱい詰まったものを打ち込んで、真っ暗な室内で育てるのが「 菌床栽培 」なんだって。なるほどーー

菌床の下からも生えてる。きゅん。

ちょうど収穫後で、椎茸ちゃんたちは まばらだったのですが、ひとつ採らせていただきました◯

そして、「 ひとつ 」ばかりか収穫したての椎茸を「 ひとかご 」いただきました…!ありがとうございます!!

これも関係性なんだろうなあ。それからお野菜との物々交換。田舎では物々交換がたくさん見られます。これ、私のここ数年の理想図なのです。
良いよね。私は何と交換できるかなあ。模索中です。

: : : 杉乃精さんへ

さて、お次は精油づくりをされている「 杉乃精 」さんへ向かいます。

精油づくりに興味があるんだ、という話をしたら、こちらを案内してもらえることになったのです* ありがたや。

じゃんっっ

杉の木から抽出された精油です**
(( 手に一緒に持ってるのは黒文字の枝です ))

素敵でしょう?♡
杉乃精さんって見たことあるなあと思っていたのですが、各地で出店されていました。
京都で昨年から話題のGOOD NATURE STATIONさんでもお取り扱いがあるようです◯

↑の記事に丁寧に紹介されていますが、代表の村山さんから直接お話を聞かせていただけました。

京北の名産品である「 北山杉 」。

この間伐材を使って、杉乃精さんでは 精油をつくられています。( 間伐材は、木の成長過程で密集を避けるために行われる間引きで出た木材 )

私の母方の祖母の父・祖父は、この北山杉に関わる仕事をしていました。
和室の床柱として、シボの付いた杉の木を育てていました。人工でなく天然でシボ入りの苗をつくった事で少しばかり有名なおじいさんでした。

当時はこの床柱1本売れたら1年の生活が成り立つほどだったと祖母から聞いています。が、今や衰退産業。

だからこそ、捨てられるだけのはずだった命に、新しい価値を吹き込んでおられる杉乃精さんの、その活動に強く強く共感しました。

私のときめきポイントって、全分野共通で、こういうところなんですよね。

充分に価値があるのに、見落とされているもの、忘れられたり、知られることなく ひっそりと消えて行ってしまうモノ・コトが、拾い上げられて輝きを増す。皆に知ってもらう。

という過程に、ものすごくときめくんですよ。

春まで力を入れていた、伝統産業に関わる活動の根底にある精神もこれです。

少し脱線しましたが、こんなかんじで、杉乃精・村山さんは、活動もお人柄もとっても魅力的!

北山杉・黒文字・柚子・檜 すべての香りを試させてもらいました◯

こちらは蒸留するための装置。手づくりなのですって!

(( 少し写っている右側の方が村山さん。Tシャツが素敵でした。))

工房のまわりにも、間伐材がたくさん積み上がっていました。
黒文字の枝をひとつ切って、嗅がせてもらいました。驚くほど強くて良い香り。

(( 語彙量が乏しく香りを伝えられないのが悔しい。))

こんなかんじ*

工房の目の前には川が流れていて、木材を渡したシンプルな橋を渡ると屋根付きの休憩スペースが。こちらも間伐材でつくられたとのこと。きっと木もよろこんでる。

村山さん、ありがとうございました**

【 14:09 】
杉乃精さんをあとにして、次なる場所へ。
(( この間にもピザ生地ちゃんはふわふわ発酵中。。。))


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