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家族に伝える経済シリーズ(48):バブル経済とは何か ー 日本の1980年代を振り返る

バブルとは何か?

投資家――特に有力な投資家たちの思惑によって、経済要素(株価や為替、証券類など)は「適正以上に」上がることがある。
これは金融経済の特徴で、実体経済よりも大きく変動しやすいんやね。
前にも説明したけど、金融経済は「大きく膨らみやすく、大きくしぼみやすい」性質がある。まるで風船みたいなもんや。
風船が大きく膨らんでいくのを見ているだけなら「バブル(泡)」でええかもしれんけど、バブルはいつか弾けてしまう。その後には何も残らない――これが問題なんや。

そもそも経済における「バブル」とは何やろう?
一番有名な例として挙げられるのは、1980年代半ばから後半にかけての「バブル景気」の時代や。
ちょうど長男くんが生まれた頃やから、もう30年以上前になるね。その3年後には長女さん、さらに8年後には次女さんが生まれたから、うちの子どもたちはバブル景気の中で育ったと言えるかな。
ただ、子どもたちが大きくなった頃には、もうバブルは弾けてしまっていた。だから、実際にバブル景気を知らん人が多いかもしれんね。

「バブル」という言葉の始まり

実は、この好景気が「バブル」と呼ばれるようになったのは、バブルが弾けた後のことなんや。
当時はまだ「バブル」なんて言葉は使われていなかった。後になって、「あれはバブルだった」と誰かが言い始めて、それが定着したわけや。
誰が最初に言い出したのかは分からんけど、言い得て妙やと思うな。
流行語大賞の候補に入ったかもしれん(笑)。

バブル景気をどう理解する?

「バブル景気って具体的にはどういうものやったの?」
というのが気になる人もいるやろう。
そういうときは、Googleで検索すると分かりやすい解説がたくさん出てくるで。
次のサイトなんか、分かりやすくてオススメや。

日本がどうやってバブル景気になったのか、その歴史的・社会的背景を知りたい人は、ぜひ見てみてほしい。

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