日曜日にカフェで本を読むのは
日曜日、夫と近所のカフェにで出かけた。
自宅から少し歩いた場所にある20人ほどが座れるそのカフェに、私はオードリー若林さんの旅行記エッセイを、夫は社会学をテーマにした文庫本を持ちこんだ。
焙煎されたコーヒーの良い香り、程よい雑音とうるさくない程度のジャズが流れる空間で、何もしなかった週末を少しでも生産的に過ごそうという算段である。
若林さんの本は、独身時代の若林さんが夏休みを利用して行ったキューバ旅行記と、その旅行の中で感じた新自由主義への推考、理想と現実の乖離へ思索をめぐ