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自分の信念をアップデート:ソフトウェアエンジニアが内なる仕様を見直す方法

こんにちは、AICLASS G2(ジーニー)です。

ソフトウェアエンジニアにとって、プログラムの中にバグがあるかどうかを判断するには、そのシステムの仕様を明確に理解していることが必要です。仕様が曖昧であれば、バグを発見することも、何が正しい状態かを判定することも難しくなりますよね。

仕様を知らなければ、バグかどうかも判断できない

同じように、私たち自身の中で「何が大切で、何が不要か?」を見極めるためには、自分の中に確固たる「信念」が必要です。これがスピリチュアルに関わらず言われるところの自分軸ということです。

この信念があることで、私たちはどのような考え方や習慣が自分にとって不要であるかを見つけ、それを取り除くことができます。信念は自分の行動や選択の基準となるものであり、心の中の「仕様書」のようなものです。

あなた心の中にも仕様書があります

私には確固たる信念がない

「わたしには確固たる信念がない」と感じる人にも、実は信念は存在しています。信念とは、別の言い方をすれば「思い込み」や「固定観念」のことです。

たとえば、子どもの頃から「勉強はつまらないものだ」と思い込んでいると、自然と勉強を避ける行動を取ってしまいます。これも一種の信念です。

あるいは、「自分は人前で話すのが苦手だ」という固定観念を持っていると、プレゼンテーションや会議で積極的に発言することを避けるようになります。こうした思い込みも信念の一部であり、私たちの行動に強い影響を与えているのです。

信念を磨く方法

同じ信念を持つならば、自分をより良い方向へ連れて行ってくれる信念を持ちたいものですよね。

そうです、信念は誰にでも持つことができますが、放置したプロジェクトが最悪の結果をもたらすように、健全な信念を持つためには意識的に「磨く」必要があるのです。

では、その信念はどうやって磨くことができるのでしょうか?その答えは「読書」と「アウトプット(言語化)」です。読書を通じてさまざまな知識や考えに触れることで、信念の土台を築き、他者の視点から新たなインスピレーションを得ることができます。

インプットなら動画でもいいじゃないか?と思うかもしれませんが、動画は音が大きすぎるのです。話者のエネルギーで話者の感性のまま伝えられるので、あなたのごくごく小さな心の音がかき消される時があります。

動画は話者の感性に飲まれることがあります

読書の時に、心の中、頭の中で鳴っている音はあなたの音です。同じ本を読んだとしても、人それぞれに感じることが違うのは、本(活字)、だからなのです。

読書は本の中で鳴る様々な音の中から、あなたとシンクロする音、不協和音を奏でる音だけが反応します

そして、それを自分の言葉でアウトプットすることによって、信念はさらに強化されていきます。考えたことを言語化する過程で、自分の考え方が整理され、他の人に伝えることでフィードバックを受け、さらに磨かれていきます。

ソフトウェア開発における例え

これはソフトウェア開発にも通じる部分があります。良質なコードに触れることで、エンジニアとしてのスキルが高まるのと同様に、読書は私たちの信念を深める材料となります。

よく本をたくさん読む人は、人の意見に流される人になるのではないか?という人がいますが、あなたがたくさんのプログラムコードを見てあなたらしさがなくなるのではなくより洗練されていくように、人の「信念」のプログラムコードも洗練されていきます。

良質のコードや本に触れることであなたは洗練されていきます

そして、実際にコードを書いてアウトプットすることが、理解を確かなものにし、技術を磨いていくプロセスとなります。良質なコードを読み、それを自分で実際に書くという行為を繰り返すことで、コードの品質が高まっていくのです。

これは、何かを読んで自分の考えをアウトプットすることです。日記でももちろんいいのですが、極めてパーソナルな内容となるので私のおすすめはブログです。外に向けて書くということは、あなたの内側と外側のバランスを取るとても大切な「信念を磨く」プロセスとなります。

ブログは内と外のバランスを取りながら信念を磨いていきます

信念を磨くブログライティングについては、また別の機会にご紹介しますね。

信念があなたの「仕様」を定める

仕様があってこそ、バグを見つけて修正できるように、信念があることで、自分にとって不要な思考や行動を見つけ出し、修正することができます。

信念は私たちの心の中に存在する「仕様書」です。それを読書とアウトプットで磨き続けることで、より明確で揺るぎない基準を持つことができます。

信念とはあなたというハードウェアに刻まれたファームウェアのようなものです。あなたから生み出される言葉や行動のすべての基準となるものです。だからこそ、ここを磨き上げることには「ソフトウェアを作る」こと以上の大きなか価値があります。

信念とはあなたというハードウェアに刻まれたファームウェア

プロジェクトの窮地に「自分ならできる」という信念を持つ人は乗り越えられますが、以前の私のように常に「最悪なことが起きる」と思っている人は、常に悲観する出来事と向き合うことになります。

ぜひ、日々の中で信念を磨くために、良書に触れ、自分の考えを言葉にしてみてください。これにより、自分にとって本当に必要なものを見極め、より良い方向へと自分を導くことができるでしょう。

皆さんも、自分の信念をどのように磨いているか、ぜひコメントで教えてくださいね!


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