平成が終わったので、初めて書きます。
大学卒業時に、祖父の遺骨のあるお寺に祖母と向かった。八王子にひっそりあるお寺の住職は、実は芸能人をよく供養するような割とミーハーなお坊さんである。
誰もいない小さな仏間に、遺骨が二つ置いてあった、片方は知らない名前が書いてあった。
全てを納得して、崩れ落ちた、早かったと思う。
それは生きているはずの、いるはずの、父の遺骨だった。
1990年ごろ、バブル。大きな経済が弾ける瞬間、私は生まれた。私の出生地は港区赤坂。山王病院だ。
ちょどその頃、不動産開発業者でオートポリスオーナ