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旅先でも人と違う道をいく、それで良い。それが良い。

過去の転職面接でのこと。
面接官の方から「周りのから何と言われるか」という質問があった。

私は「変わってると言われます!」と即答。
公務員試験の最終面接だった。
その後、見事にお祈りメールが届いたことは言うまでもない。

私は周囲から変わっているね、と良く言われる。
気の置けない仲間だと、タガが外れて余計そう思うようだ。

具体的にどのような点が変が尋ねたことはない。
私がそれに興味がないから。
しかし、長い付き合いであればあるほど、そう言われるので、間違いはないらしい。

そんな私は旅先でも、人とは違う道を選んで進んでいた。

中世のヨーロッパの景色が残るエストニアのタリンでも。

どこを切り取っても可愛い

エストニアには、ヘルシンキから豪華客船が出ており片道2時間で行ける。
しかも北欧よりも物価が安いため、お酒を買い込む楽しそうなナイスガイにも出会った。

降り立つとそこは、綺麗に整備された都市で、古き良き時代の建物なんか見当たらない。

この街のどこに世界遺産であるタリン旧市街があるのだろうか…。

船からの景色

あんなにも大きな船から一斉に下船したにも関わらず、人々はそれぞれの目的地へ消えていってしまった。
とりあえず、進み出そう。と、私は港を背にしてまっすぐ歩いてみることにした。

普段、海を目にする機会がないから、潮風が髪を揺らし、カモメがトコトコと歩く姿が、より一層、違う国へ来たんだと言う想いにさせられる。

違和感がすごかった

少し歩くと、ビルの隙間から見えた!
あれがきっと今回の旅の目的地。

人々が脇の道をいく中、私は工事をしている道をそのまま突き進んだ。

公園には何故か巨木が倒れていた

公園を抜けて細い脇道へ。
落書きが結構あって少し悲しい気持ちになったけれど、無事、目的地へ到着。

美しいタリン旧市街の街並み

たまには道を逸れても良い。
人と違うことを恐れない。

それぞれの人生の目的地は違うのだから、比べることなんてしなくて良いんだ。

ただ大切にしたいと思うことは、それぞれの目的地へ向かうその過程で出会った人たち。

様々な思いや考え、背景がある。
それ自体が人間味になる気がする。

きっと意気投合しても、ずっと寄り添うことはなく、通過点として交差して、また離れていくだろうけれど、素敵な人に出会えた、そんな瞬間を大切にして、良い影響を受けながら、私の味も深めて生きていきたい。

行き交う人々

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