テルミーの道具紹介
テルミーの説明を少しずつしていこうと思います。まずは道具の紹介です。
冷温器
冷温器は外管と内管でできています。冷温器自体の各部位に名前があって、先端細孔、通気孔、テルミー線挿入孔などなど、これらの名前は療術師になるための試験問題に出てきたりします 笑。
テルミーをつくった伊藤金逸先生(医学博士)は冷温器をすごい苦労の末に発明されたそう。香炉鉢からヒントを得てこの形になったようです。ちなみにテルミーが発明されたのは昭和4(1929)年です。もうすぐ100年!
冷温器は2本1セットで使います。なぜ温かいイメージのテルミーの道具に「冷」という字があるんだろう?と思っていたけれど、2本1セットで使用する訳は、"テルミー線によって温められた2本の管とその間の冷えた空間によって「温・冷」双方の刺激を与えるようにするため"だそう(まつもと整骨院さんよりhttps://www.matsumoto-sk.com/menu/ito.html)。
"「‟温”はゴーであり、‟冷”はストップである」と伊藤金逸先生は言いました。つまり温度の高低や圧の強弱など、変化に富んだ温熱刺激が最大の効果を生むということ"だそうです(イトオテルミー親友会よりhttps://www.facebook.com/official.itothermie/posts/)。
シンプルな銀色の器具でかっこいい。
テルミー線を冷温器の内管に挟み、火をつけた後、内管を外管に入れて使います。
テルミー線
テルミー線は杉の葉の粉、もぐさ、タブノキなど7種類以上の薬草を練りこんでつくられています。杉の葉を粉にするには、今も昔ながらの風車で粉にしているそう。見た目は太い線香かなあ。私はお灸が棒状になったものとイメージしています。
植物の力(それも日本に自生している)で自分を癒すことができるのがとても好きです。
短くなったテルミー線や灰も残すことなく使えるので、テルミーかけるの終わったら、せっせと集めています。
テルミースコープ
テルミー線最大5本の火を使って、広範囲を温められる道具です。
わたし的にはお腹にスコープがお気に入り♪ 手の届かない背中や肩などに使いやすいです。また、よもぎ蒸しのように燻蒸することもできます。
一通りのセットはこんな感じです↓
日が当たった中でロウソクの火をつけると、こんなオレンジ色になるんだ!キレイだなあ。。いつもは大体夜に火をつけるから、新しい発見。
また今夜も10分チャレンジ楽しみます♪