バーベンハイマー問題について
現在、SNS上などで物議を醸している「バーベンハイマー問題」について、事の経緯などを記していきます。
まず、背景として現在アメリカでは「バービー」と「オッペンハイマー」という二つの映画が公開されています。
「バービー」はあのバービー人形のキラキラな世界観を実写化した映画で、「オッペンハイマー」は原子爆弾を開発したオッペンハイマーの栄光や苦悩を描いた映画となっています。
この両極端な内容の映画が全米で7月21日に同時公開し、どちらも大ヒットしているということで、二つの作品を掛け合わせたミーム「バーベンハイマー」が誕生しました。
「バーベンハイマー」の内容としては主に原子爆弾を連想させる画像とバービー重ねたファン画像などが多く作成されています。
ここまでなら一部のユーザーの悪ふざけとしてそこまで大きな問題となっていなかったかもしれませんが、映画「バービー」の公式アカウントが「バーベンハイマー」関連の画像に対して「思い出に残る夏になる」と英語で記したメッセージを投稿し、「バーベンハイマー」に対して好意的な反応をしたことで、より大きな騒ぎとなってしまいました。
原子爆弾について、日本と欧米で認識に大きなずれがあることが発端として今回の騒ぎとなったと思うのですが、本来の映画の内容とは全く関係ない所でケチがついてしまって作品の評価が下がってしまうことは映画好きとして非常に残念に思います。