大阪堺市 大浜公園にお猿さんを見に行ってきた。
大浜公園(おおはまこうえん)とは
大浜公園は明治12年(1879年)に開園し、堺市営で最も古い公園なんだそう。明治36年(1903年)には大阪で開かれた第5回内国勧業博覧会の会場となり、世界に誇る東洋一の水族館と言われた堺水族館もあったほど。その後、台風の被害や火災に見舞われ臨海工業地帯の埋め立てに伴い今は小規模なプールや体育館、テニスコートなどを残すのみとなっています。(堺市ホームページ「大浜公園」より)
▼堺水族館当時のパンフレット
▼堺水族館内の水槽
なぜ?猿山の歴史
公園の一角にはなぜかお猿さんが飼育されています。それは一体なぜなのでしょう。堺水族館には付属の動物園があったんだそう。しかし1961年9月の第二室戸台風て甚大な被害をうけ、水族館が閉鎖。同時に動物園舎も猿島を残して廃園となってしまいました。その時飼育されていたゾウ・ラクダ・アシカなどは他園に引き取られましたが、猿飼育舎(猿山)だけはそのまま残されました。2009年6月に猿山から完全に檻で覆われた獣舎に建て替えられ今に至ります。(wikiより)
現在は50匹のアカゲザルを飼育している(鑑賞は無料)
飼育されているのは「アカゲザル」と呼ばれる種類のお猿さんです。実はここのお猿さん、見物人の餌やりが原因で激太りしてしまった「メタボ猿」として2008年ごろ微妙に話題になりました。(その事がきっかけで今はゲージ状の檻のなかで飼育されています)
見に行った時は猿山によくあるような大きな鳴き声を出したりする事もなくとてもおとなしくしていました。ベイビーもいました。むっちゃ可愛い。
狙っているのか。隣にある「樺太犬慰霊像」
なぜか猿山の隣には樺太犬慰霊像コーナーが。南極観測第一次越冬隊に参加した樺太犬15頭が悪天候のため帰国できずそのまま残され、その後の奇跡の生還を果たし、映画「南極物語」の主人公となった「タロ」や「ジロ」らの霊を慰める像とのこと。この像が復元されたのは猿山の施設が単独活動を開始してから26年後の昭和62年。樺太犬と堺市、そして猿山の近くに建てられた意図は探しても見つかりませんでした…。
おわりに
いかがでしたか?人気がなくなった公園にぽつんと取り残された猿山と樺太犬像。経済発展目覚しかったあの頃の日本を微妙に思い出させるちょっとノスタルジックなスポットでした。みなさんも機会があれば大浜公園の哀愁たっぷりのお猿さんに会いに行ってみては?
▼所在地
堺市堺区大浜北町4丁3-50
▼アクセス
・徒歩の場合
南海本線 堺駅より西へ800メートル
・車の場合
阪神高速堺線 堺出口より約5分
阪神高速湾岸線 大浜出口すぐ
▼駐車場
P1(北側) 普通車265台 バス3台
P2(南側) 普通車137台
▼料金
普通車 2時間まで 200円(以降1時間毎 100円 1日最大 600円)
中型車以上 1日 1回 1,000円
▼時間
P1(北側) 午前7時から午後10時まで
P2(南側) 午前8時から午後5時30分まで※プール期間中(7月20日から8月31日まで)については午後6時30分まで
▼問い合わせ
駐車場の運営及び管理は、公益財団法人堺市公園協会
電話:072-245-0070