🐸カエルの季節がやって来ました🐸
こんにちは😄 あいあいわーくです✨
５月も終わりが近づいてきて、もう１週間後には６月に突入します。
そしてこの時期になると、カエルが猛威を振るってきますね。実際に、某うどんチェーン店の新商品やスーパーのサラダにカエルが混入するなんてニュースをよく聞きます。
今回は、そんなカエルの面白い話や豆知識を３つ紹介します。
その１：電池誕生のきっかけを作ったカエル
私たちが普段使っている電池（化学電池）ですが、それが発明されるきっかけにはカエルも絡んでいました。
18世紀末、イタリアの医師ガルバーニは、解剖したカエルの足に2本のメスを近づけるとカエルの足が痙攣したのを見ました。彼は、この出来事から「電気は動物の筋肉から生まれる」という説を立てました。
一方、この説に対して「２本のメスに使われた金属が電気を生み出し、カエルの足を動かしたのでは？」と考えたのがイタリアの物理学者ボルタでした。彼はこの考えをもとに研究や実験を繰り返し、1794年にボルタ電堆（電堆）を開発。さらに６年後の1800年にはそれを改良して世界初の化学電池であるボルタ電池を発明しました。
電池が発明されるきっかけがカエルだったなんて、意外ですね。
その２：日本にも毒を持ったカエルがいる!?
カエルの中には、自分の身を守るために猛毒を持っているものもいます。
とくに有名なのが中南米に生息するヤドクガエルの仲間ですが、実は日本にも毒ガエルがいるって知っていましたか？
日本の毒ガエル、それはなんとヒキガエル（ガマガエル）です。ヒキガエルは、後頭部にある耳腺という器官から強力な毒液を、さらに体中のイボからは白濁した毒の粘液を分泌して外敵や細菌・寄生虫などから身を守ります。
主成分はブフォトキシンと呼ばれる神経毒で、皮膚につくと炎症を起こし、この毒がついた手で目をこすると失明することもあります。
また、耳腺からの毒液には強心作用があるため、漢方では乾燥させて蟾酥（せんそ）という生薬にしています。
ちなみに、江戸時代に使われていた傷薬「ガマの油」はこのヒキガエルの毒液ではなく、植物の方のガマの花粉・ムカデを煮詰めたもの・馬の皮下脂肪から取られた油だったと言われています。
その３：「アマガエルが鳴くと雨」の真実
傷口や目に入ったらいけないので、触ったらすぐに手を洗うことが大事です。
「アマガエルが鳴くと雨」という迷信がありますが、実はこれにはアマガエル（二ホンアマガエル）が持っている特徴が関係しています。
普通、カエルが鳴くのは繁殖期を迎えた春の日の夜で、この時の鳴き声はオスがメスに自分の居場所を教える求愛行動であり「広告音」と呼ばれています。
一方アマガエルは、昼夜を問わず雨雲が近づくと活発に鳴くようになります。これは、アマガエルが肺だけでなく皮膚でも呼吸を行っていることが理由です。皮膚呼吸を行うためには体を湿らせておく必要があるため、湿り気に敏感なアマガエルたちは湿度が高くなる低気圧が近づくとそれに反応して鳴くようになります。これを「レインコール（雨鳴き）」と呼びます。
他にも、春に冬眠から目覚めた時や稲刈りの時期、晩秋（11月頃）になると鳴くこともあるようです。
それとも「ケケケケケケケケ」派ですか？
参考：Wikipedia「電池」「ルイージ・ガルヴァーニ」「ガルバニ電池」
「アレッサンドロ・ボルタ」「ボルタ電池」「キオビヤドクガエル」
「ヤドクガエル科」「ヒキガエル科」「蟾酥」「ガマの油」「耳腺」
「ニホンアマガエル」
はちゅアリウム
「ヒキガエルの毒は強い？ヒキガエルの毒性や生態について紹介！！」
世界の超危険生物データベース
「ヒキガエル（ガマガエル）の毒の成分と対処法！人間も死亡する危険生物？」
気象予報士のぶやんの学習帳
「カエルがなくと雨が降るって天気のことわざは本当？」
まとめ
いかがでしたか？
私たちがよく見かけるカエルにも、こんなに秘密があったんですね♪
この記事を読んでくれた人たちがカエルにもっと興味を持ってくれたら嬉しいです。
それではまた次の記事でお会いしましょう👋
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